(夜明けの貨車駅@信濃平駅前)
いつもクルマで長野方面に行く場合は上信越道を利用するんだけど、今回は関越道の湯沢からR353津南回り。飯山線を撮るのも久し振りなんで、ロケハンを兼ねてという意味合いもありました。まあ当たり前なんだけど真夜中にロケハンしたところで景色が見えないから何がわかる訳でもないですが、道とか距離感覚は掴めました。追っ掛けの場合は撮影ポイント間の所要時間とか、安全にクルマを止められる場所の確認とか結構重要なのでね…R117をロケハンしながら道の駅千曲川に到着したのは午前4時。1時間ばっかしクルマの中で休憩して、今回の撮影は道の駅からほど近い信濃平の駅から。時刻は朝5時、明け始めた空に高社山の姿が。
信濃平の駅は待合室が貨車(たぶん車掌車)で作られていて、このタイプは北海道には多いと思ったのだが甲信越では珍しいのではないだろうか。国鉄が貨物合理化のために車掌車の連結を原則廃止したのが1985年、その後不要となった車掌車はこのように駅の待合室に変わったり民間に売られて物置になったりと色々な第二の人生を送っていますが、北海道の貨車駅なんかは荒れ放題に荒れているものも多いと聞きます。ひきかえここは待合室の管理状況もとても良く、極めてまっとうな使われ方をしていると思いますねえ。
駅は飯山の小盆地に開けた平野の真ん中にあり、駅の両サイドは田園が開けてまして、なるほど信濃「平」であるなあと一人納得。駅前にクルマをデポして北側の田園地帯で始発列車を待ちます。まだ明け切らない飯山の空の下を戸狩始発の長野行き120D。早くもお目当ての飯山色が真ん中に挟まれている。所定では2連のスジだと聞いたのだが、変運用らしい。つかさっきR117を流して来る時に戸狩の駅に寄って運用を確認したんで、今日は3連って知ってたんだけどねw
事前情報では「120Dはケツに飯山色がぶら下がる」運用で、そのため後追い構図しか考えていなかったのでこんな構図に。分かってはいたけどアンコじゃ意味ねーじゃんよー。飯山色は3人トリオで言えば堂々のセンターに位置し、前後を標準色のキハ110に挟まれて護衛体制は完璧。今の流行りで言うならば、何となくブルゾンちえみっぽい立ち位置でもある。みんながチヤホヤしてくれるんで、「ああ、飯山色に塗られて、良かった!」って感じか(笑)。こういうコト書くと一年後くらいに読み返した時サムいよねw
信濃平の駅を発車して行く120D。
長総(長野総合車両センター)がもったい付けて来たので、ファーストショットは不完全燃焼(笑)。
もうちっと信濃平で粘ります。