(メンタテどかーん@越後田中~津南間)
河岸段丘の森の中を行く友情の列車。あんまりこういう構図で撮るのは好みではないが、キハ110系と言うのはこうして見ると案外小田急顔である。小田急顔から裾絞りを抜いて全体的にカクカクさせたような感じ?前照灯が貫通扉の上にあって腰回りにはないところとかもそんな感じがする。昔々のその昔、御殿場線が電化される前は新宿から御殿場の間で気動車準急を運転していた事もある小田急、今も御殿場線の非電化が続いていたとしたら、こんな顔のキハがあさぎり号の代わりに走っていたかもしれない(笑)。
ブナ林を抜けて。この辺り、津南町から旧松之山町にかけては丘陵地帯にブナ林の豊かな森が広がっています。ブナの美林が続く美人林に、丘陵地に水を張った棚田が緑を映す星峠の棚田や儀明の棚田、芝峠の雲海などなどこの辺り古くからネイチャー系のカメラ屋さんの聖地とも言える場所でした。「美人林 画像」でググってみれば、あまたの先人が残した四季の姿を見る事が出来ますが、それこそこの時期雪に覆われた美人林がブナの根っこの部分からまあるく雪融けして行く写真とか結構有名じゃないっすかね。まあそれだけ魅力的な地域ですよ。北信妻有は。
秋山郷への最寄り駅である津南を出ると、ずーっと右に見て来た信濃川を越後鹿渡の先で渡り、東頸城と魚沼の丘陵地に挟まれた穀倉地帯を走って行きます。屋敷森を抜け、羽根川の築堤を往く123Dは沿線最大の都市十日町へ。水田に水が張られていたらと思ったのだが時期尚早でした。123Dは十日町で上りの1122Dと交換のため30分以上のインターバルを取り、改めて181Dとして越後川口へ向かいます。
結構なバカ停ですが、飯山線自体が豊野から越後川口まで6つの交換駅しかない(替佐・飯山・戸狩・桑名川・森宮野原・十日町)上に、特に森宮から十日町とか25km以上交換駅ありませんのでね。普通列車で40分の区間が1閉塞でも問題ない程度の列車密度と言う事か。