tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

Topic 獨盧庵(どくろあん)を再現!

2010年07月02日 | お知らせ
今朝(7/2)の読売新聞奈良版を見て、驚いた。見出しは《わび茶開祖 茶室再現 「獨廬庵」、ふすまで仕切り 宮跡会場》。《わび茶の開祖で県出身の村田珠光(1423~1502年)が建てたとされる茶室 「獨盧庵(どくろあん)」が1日、平城宮跡会場(奈良市)の交流ホールに原寸大で再現された。3日まで一般公開される》。これはすごい。

《珠光は、称名寺(同市)に11歳で入門し、出家。後に茶道となるわび茶を創出したとされる。4畳半の広さの獨盧庵は、珠光が京都に定住後、同寺に建てたとされ、内部をふすまで仕切ることができる珍しい造りとなっている。15年前から県内の茶室の調査をしている県建築士会女性委員会が「茶文化発祥の地・奈良をPRしよう」と、調査結果に基づき、忠実に再現した》。
※村田珠光ゆかりの称名寺(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/d3865d80662773fee177e93efc5f2f33

《午前9時~午後4時半(3日は午後5時半)。入場無料。問い合わせは同委員会(0742・30・3111)》。記事には、洗練された造りの茶室の写真も出ているが、それはこちらのブログで見ることができる。
※frontdesign blog (生駒市の一級建築士 岩城由里子さんのブログ)
http://favoritey.exblog.jp/10904563/

村田珠光はわび茶の創始者で、「茶礼祖」と仰がれる。珠光の茶は、武野紹鴎に伝承され、千利休に受け継がれた。不思議なほど知られていないが、「茶文化発祥の地は奈良」なのである。
※奈良県建築士会の案内チラシ
http://nara-kenchikushikai.or.jp/news/2010/file/20100524.pdf

今回の展示で、それが広くPRされるのはとても有り難い。公開は明日の土曜日までと短いが、ぜひご覧いただきたいと思う。それにしても、今回の展示のあと、再現された「獨盧庵」はどこへ行くのだろうか。
コメント (5)
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