サークルKサンクスで、「奈良三彩いろどり弁当」(税込み598円)を買った。県認定の「奈良のうまいもの」で、県とサークルKサンクスの包括連携協定の締結により実現した商品だ。
7/27付の読売新聞奈良版に紹介されていた。見出しは「県観光 コンビニから発信 サークルKサンクスと協定 県産食材使用12品発売」、写真には、荒井知事と中村社長が、にっこり並んで写っている。《県とコンビニエンスストア「サークルKサンクス」(中村元彦社長、本部・東京都中央区)は26日、地域活性化を目的に、地産地消や観光情報の発信など12項目で連携する包括協定を締結した。27日から8月17日にかけて、近畿2府4県の888店舗で、県産食材を使った記念商品12品目を順次販売する》。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20100726-OYT8T01000.htm
《県庁で締結式を行い、荒井知事と中村社長が協定書に署名した。荒井知事は「県南部では、コンビニが身近なショッピングセンター。過疎、高齢化が進む中、コンビニと地域がどのようにタイアップできるか、発展の可能性がある」と期待し、中村社長も「地域に根ざしたコンビニとして発展したい」と述べた》。
阪神大震災のとき、被災地でもコンビニはちゃんと営業を続け、商品が供給された。もちろん価格も通常価格だ。これがどれほど被災者を元気づけたことか。コンビニは重要なインフラ(社会生活基盤)になっているのだ。今後、過疎化が進む県南部などでは、お年寄りの暮らしの支えになることが期待される。
《記念商品は、ヤマトポークのしょうが焼き、大和肉鶏のすき焼き風などが入った「奈良三彩いろどり弁当」(598円)、豚しゃぶパスタサラダ(298円)、大和茶ダブルシュークリーム(120円)など。今後は、奈良女子大や帝塚山大、畿央大、近畿大の学生と共同で商品開発にも取り組み、観光情報の発信では、店舗にポスターを張り、パンフレットを置いて協力する》。
同日付の奈良新聞にも記事が出ていて、そこではこんなコメントが紹介されている。《荒井正吾知事は協定について「高齢化が進む地域でタイアップの可能性がある」とし弁当商品を「あっさりしていておいしい。調理の仕方も重要」と評価。中村社長は「地域社会との連携の重要性は高まっており、地域に愛されるコンビニを目指す」と話した》。
さて肝心のお弁当であるが、知事がおっしゃるとおり、あっさりしていて美味しい。県産ヒノヒカリのご飯が3種類も入っている(古代米入り、釜飯風、白米に大和茶塩がけ)のが特徴だ。県の「奈良のうまいもの」の「奈良で食べたいお弁当」(あじわいグランプリ受賞弁当)は15種類あり、私はすべて試食させていただいたが、ご飯ものの美味しいのが特徴の1つになっている。
http://www.pref.nara.jp/norinbu/umaimono/vba-htm/bento.html
もちろん、おかずも良い。ヤマトポークの生姜焼、大和肉鶏のすき焼き風(煮込みうどん付)、県産ナスの田楽、県産小松菜のお浸し、奈良のっぺ(春日若宮おん祭りの日に食べる郷土料理。サトイモ、ダイコン、ニンジン、油揚げなどの煮物)、こんにゃく田楽と豆乳入りのおから、デザートにダンゴ(大和茶餡の白玉ダンゴ、県産イチゴ餡のごまダンゴ)までついている。これだけ入って総カロリーは619kcalと、控えめなのは有り難い。見た目もきれいだし、ちゃんと満腹感もある。
この記事を読まれた若林稔さんから、メールをいただいた。《奈良三彩は唐三彩が日本に渡来して奈良で生まれた独特の緑が映えた陶器で、天平の陶工が、奈良が生んだ傑作の色合いです、奈良三彩弁当にもこの緑を意識されたら食材も映え、物語もできると思いますがどう思いますか、参考までに》。「奈良三彩」という陶器があったとは知らなかった。『大辞林』にも《奈良時代に唐三彩の影響を受けて焼かれた、緑・白・褐の三彩釉陶器。窯跡は不明。正倉院に優品が伝世している》とある。正倉院宝物をイメージしてこの3色をうまく生かせば、地場食材の味に文化の香りがミックスし、もっと楽しいお弁当になりそうだ。
これから8/17にかけて、県産食材を使った記念商品12品が順番に販売される。勤務先の目の前のサークルKサンクス(猿沢の池店)を訪ねるのが楽しみだ。
7/27付の読売新聞奈良版に紹介されていた。見出しは「県観光 コンビニから発信 サークルKサンクスと協定 県産食材使用12品発売」、写真には、荒井知事と中村社長が、にっこり並んで写っている。《県とコンビニエンスストア「サークルKサンクス」(中村元彦社長、本部・東京都中央区)は26日、地域活性化を目的に、地産地消や観光情報の発信など12項目で連携する包括協定を締結した。27日から8月17日にかけて、近畿2府4県の888店舗で、県産食材を使った記念商品12品目を順次販売する》。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20100726-OYT8T01000.htm
《県庁で締結式を行い、荒井知事と中村社長が協定書に署名した。荒井知事は「県南部では、コンビニが身近なショッピングセンター。過疎、高齢化が進む中、コンビニと地域がどのようにタイアップできるか、発展の可能性がある」と期待し、中村社長も「地域に根ざしたコンビニとして発展したい」と述べた》。
阪神大震災のとき、被災地でもコンビニはちゃんと営業を続け、商品が供給された。もちろん価格も通常価格だ。これがどれほど被災者を元気づけたことか。コンビニは重要なインフラ(社会生活基盤)になっているのだ。今後、過疎化が進む県南部などでは、お年寄りの暮らしの支えになることが期待される。
《記念商品は、ヤマトポークのしょうが焼き、大和肉鶏のすき焼き風などが入った「奈良三彩いろどり弁当」(598円)、豚しゃぶパスタサラダ(298円)、大和茶ダブルシュークリーム(120円)など。今後は、奈良女子大や帝塚山大、畿央大、近畿大の学生と共同で商品開発にも取り組み、観光情報の発信では、店舗にポスターを張り、パンフレットを置いて協力する》。
同日付の奈良新聞にも記事が出ていて、そこではこんなコメントが紹介されている。《荒井正吾知事は協定について「高齢化が進む地域でタイアップの可能性がある」とし弁当商品を「あっさりしていておいしい。調理の仕方も重要」と評価。中村社長は「地域社会との連携の重要性は高まっており、地域に愛されるコンビニを目指す」と話した》。
さて肝心のお弁当であるが、知事がおっしゃるとおり、あっさりしていて美味しい。県産ヒノヒカリのご飯が3種類も入っている(古代米入り、釜飯風、白米に大和茶塩がけ)のが特徴だ。県の「奈良のうまいもの」の「奈良で食べたいお弁当」(あじわいグランプリ受賞弁当)は15種類あり、私はすべて試食させていただいたが、ご飯ものの美味しいのが特徴の1つになっている。
http://www.pref.nara.jp/norinbu/umaimono/vba-htm/bento.html
もちろん、おかずも良い。ヤマトポークの生姜焼、大和肉鶏のすき焼き風(煮込みうどん付)、県産ナスの田楽、県産小松菜のお浸し、奈良のっぺ(春日若宮おん祭りの日に食べる郷土料理。サトイモ、ダイコン、ニンジン、油揚げなどの煮物)、こんにゃく田楽と豆乳入りのおから、デザートにダンゴ(大和茶餡の白玉ダンゴ、県産イチゴ餡のごまダンゴ)までついている。これだけ入って総カロリーは619kcalと、控えめなのは有り難い。見た目もきれいだし、ちゃんと満腹感もある。
この記事を読まれた若林稔さんから、メールをいただいた。《奈良三彩は唐三彩が日本に渡来して奈良で生まれた独特の緑が映えた陶器で、天平の陶工が、奈良が生んだ傑作の色合いです、奈良三彩弁当にもこの緑を意識されたら食材も映え、物語もできると思いますがどう思いますか、参考までに》。「奈良三彩」という陶器があったとは知らなかった。『大辞林』にも《奈良時代に唐三彩の影響を受けて焼かれた、緑・白・褐の三彩釉陶器。窯跡は不明。正倉院に優品が伝世している》とある。正倉院宝物をイメージしてこの3色をうまく生かせば、地場食材の味に文化の香りがミックスし、もっと楽しいお弁当になりそうだ。
これから8/17にかけて、県産食材を使った記念商品12品が順番に販売される。勤務先の目の前のサークルKサンクス(猿沢の池店)を訪ねるのが楽しみだ。