tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

結崎ネブカの鍋焼きうどん(by 手づくりうどん 美ノ吉)

2011年01月27日 | グルメガイド
1/23に紹介したばかりの「手づくりうどん 美ノ吉」を昨夜、再訪した。午後7時前に近鉄結崎駅に降り立つと、周囲は真っ暗だった。かつての駅前は、もっと人通りが多かったと地元の人に聞いた。駅前のとある自転車駐輪場では、駐輪台数がピーク時の1/3になったという(しかも、周囲で何軒か閉店した)。つまり、通勤客がどんどん定年を迎えているのである。

Wikipedia「川西町(奈良県)」を見ても、国勢調査での人口ピークは1995年(平成7年)の9,847人。しかし2010年11月1日の推計人口では、8,743人(△11%)と、15年で1割以上減っている。人口構成も、国の平均より高齢化が進んでいる。「デフレの正体」にあったように、ここでも人口流入の減少と高齢化は、深刻な問題なのだ。そんな中にあって、駅前で長年のれんを守り続けている「手づくりうどん 美ノ吉」は、貴重な存在である。



今回は夜だったので、まずは生ビール(中)500円と鶏の照り焼き420円を注文した。照り焼きのタレは、うどんダシと同じく、昆布と削り節がよく利いていて、とても美味しい。次に、本日のメイン・鍋焼きうどん795円に、結崎ネブカを追加トッピング。それがトップ写真である。運ばれてきたときは、もうもうと湯気が立っていて、食欲をそそる。ダシの利いた薄口のツユ。具のネブカやエビ天、鶏肉などにもっちりした手打ちうどんがからみ、贅沢な鍋焼きうどんに仕上がっている。これはうまい。

1/25に紹介した「結崎ネブカだより」(創刊号)に、ご店主の木田勝裕さんのお話が出ている。《特徴である「甘み」「やわらかさ」を活かすため、長さ7cmほどに切った『結崎ネブカ』を化学調味料を一切使わない天然にこだわった“だし”と軽く炊き込むことで、甘みが増しシャキシャキ感を損なわず歯ごたえを楽しむことができます》。

《他にも『結崎ネブカどんぶり』や『ネブカカレーうどん』などの商品をメニュー化。まだまだ、『結崎ネブカ』の奥深さを追求し新たなメニュー開発を研究しています》《「この時期しか食べられない」メニューだからこそ、本当のおいしさ、生産者の思いを表現してお客さんにご提供しています》。まさに「この時期しか食べられない」結崎ネブカ、皆さん、ぜひいちどその醍醐味を味わってみて下さい。
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする