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大垣内立山祭り(広陵町三吉)は、8/24(水)開催!(2011Topic)

2011年08月18日 | お知らせ
北葛城郡広陵町三吉(みつよし)の伝統行事に「大垣内立山祭り(おおがいとたてやままつり)」がある。地蔵盆のお祭りで、広陵町指定文化財である。毎年8/24の夕刻(午後5時~9時)に行われる。昨日(8/17)の産経新聞奈良版に《24日に「大垣内の立山祭」 人形作り急ピッチ》という記事が載っていた。

《その年の話題をテーマにした人形などの「作り物」を飾ることで知られる広陵町三吉の伝統行事「大垣内の立山祭」(町指定文化財)が24日に行われるのを前に、地元の保存会メンバーらが急ピッチで準備を進めている。今年はNHKの大河ドラマ「江(ごう)」にちなんだ人形などが6ヵ所で披露される予定で、訪れた人たちを楽しませそうだ》。

《立山祭は大垣内の専光寺(地蔵堂)で行われる地蔵盆の祭りで、毎年、住民らがさまざまな人形を作って飾る。江戸時代に疫病が流行し、身代わりとして人形を立てたことに由来するという説や、土豪が武者人形を立てたのが始まりとする説もある。住民の高齢化が進んでいるため、保存会を結成し継承に努めている。》。

《当日は公民館なや民家などに作り物計12点が飾られる予定で、1ヵ月ほど前から保存会メンバーらが制作に取り組み、完成が近づいている。華やかな衣装に身を包んだ江姫らの人形のほか、地元で行われた雨乞い行列や九州新幹線などがあり、住民らの間で話題になっている》。

《今年は初めて竹筒を使った明かりも並べて訪れる人たちを迎える。当日は午後5~9時で、夜店も並ぶ。保存会の出井裕久会長(68)は「伝統の祭りを続けていくために盛り上げ、将来に向けた形をつくりたい」と話している》。トップ画像はこの記事の前半部分である。人形に着物を着せている写真が出ているが、関係者によると、ちゃんと長襦袢や半襟から着付けていくのだそうで、さすがは伝統行事である。
※大垣内立山祭りを紹介するブログ「大和の祭り日記」はこちら


※広陵町の広報紙(2010年)

今年の立山は、6ヵ所に立てられる(すべて専光寺周辺)。場所とテーマを紹介すると
1.吉岡俊彦邸(ロイヤルウエディング)
2.村井啓育邸(九州新幹線)
3.新公民館(太郎さんの雨乞い=雨乞い儀式の再現)
4.旧公民館(NHK大河ドラマ「江」)
5.上田俊樹邸(「冥土の飛脚」梅川忠兵衛)
6.吉岡俊明邸宅(竹取物語)

このほか、以下のイベントが新公民館駐車場周辺で行われる。
1.金明太鼓の演奏
午後6時からと7時からの2回、各15分の演奏と周辺パレード
2.銭太鼓の演奏
金明太鼓の演奏の合間に、町婦人会が演奏
3.子供向けビンゴゲーム
午後5時半頃から、5~6回。参加無料

駐車場がないので、公共交通機関をご利用いただきたい。日が決まっているので、なかなか訪れる機会がなかったが、今年は早帰り日の水曜日なので、私もお訪ねする予定である。約300年続く伝統行事、いちどお訪ねいただきたい。
※問合せ先は、広陵町地域振興課(0745-55-1001)。専光寺(広陵町三吉)周辺の地図はこちら
コメント (11)
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