tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

長岡光彦さんが、奈良市観光協会 事務局次長に就任!

2011年08月03日 | 奈良にこだわる
※毎日新聞奈良版(8/27付。同日追加掲載)

今朝(8/3付)の新聞4紙を見て、驚いた。よく当ブログで紹介させていただいたN先輩こと長岡光彦さんのことが大きく取り上げられていたのだ。毎日新聞奈良版の見出しは「事務局次長に長岡氏を選任 市観光協」。全文を紹介すると

《奈良市観光協会は2日、公募していた事務局次長に元南都銀行員の長岡光彦さん(59)を選んだと発表した。ポスト1300年祭を契機に、奈良観光を売り出す新しい人材を求めて、ポストを新設し全国公募。東は千葉県から西は島根県までの21~73歳の男女76人が応募し、小論文や面接試験など第1~3次選考を経て選ばれた。長岡さんは奈良市出身。南都銀行で柳本支店長や社内誌編集長などを歴任。観光ボランティアの経験があり、今年の奈良まほろばソムリエ検定でソムリエに合格している。「民間で培ったことを観光振興に役立て、ふるさと奈良の奥深さと良さを1人でも多くの方にお伝えしたい」と意気込みを述べた》。

奈良新聞には「公募の次長、長岡さんに」の見出しで《任期は8月1日~平成24年3月31日まで(最長で26年3月31日まで延長)》《長岡さんは「奈良はニュースバリューのあるものが多くある。見せ方や伝え方を工夫することで奈良に注目を集めたい」と抱負を語った》。産経新聞奈良版には《在職中に同行の社内報の編集長も務めた経験を生かし、「伝統的な芸能や行事を取材するなかで奈良の奥深い魅力を再認識し、情報発信に協力したい」と事務局次長ポストに応募した》。

さらに読売新聞奈良版には《昨年の平城遷都1300年祭の秘宝・秘仏特別開帳で寺のガイドなどをする中で、「奈良に愛着が生まれ、奥深さを伝えたい」と感じ、応募したという》《「東大寺のお水取りなど千数百年前のものがタイムカプセルのように残るのが奈良の魅力で、観光振興のお手伝いが出来れば」と話した》とある。

昨年の天平行列(向かって右から2番目が長岡さん)

長岡さんは、「文化制作ボランティア」のリーダー養成のために開設された「奈良2010年塾」(塾頭:河瀬直美)の卒塾生である。昨年の平城遷都1300年祭では、宮跡会場で「もてなしボランティア」を務めるとともに、南都銀行のOBなどで組織される「ナント・なら応援団」の一員として、多くのお寺などで拝観者をガイド。今春には「奈良まほろばソムリエ検定」(奈良検定)の最上級資格「奈良まほろばソムリエ」に合格され、4月に発足した有志団体「奈良まほろばソムリエ友の会」(メンバー:153人)では、役員を務めている。

「銀行員から観光協会へ」というところが、記者には「異色」と映ったようだが、地域密着を標榜する地方銀行には、地域の産業や観光振興に関心を寄せる人が多い。奈良市生まれの奈良市育ち、もともと歴史好きだった長岡さんが、社内報の編集長を任されるうちに磨きがかかり、そこに奈良検定、1300年祭という刺激があって今回の応募につながったのだろうと、私は思っている。

私の周囲で「定年後、公募して要職に」という例は稀である。長岡さんの「華麗なる転身」は、今後次々に定年を迎える同僚たちの目標となるモデルケースである。

長岡先輩、銀行での激務を全うされ、また市観光協会事務局次長へのご就任、おめでとうございます。慣れない仕事は大変だと思いますが、持ち前の「ポジティブ思考」で、大いにご活躍ください!




※読売新聞奈良版(8/3付)
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奈良発!新・うまいものづくり研修会、8/5(金)スタート!(Topic)

2011年08月03日 | お知らせ
※パンフレットの全体(拡大版=PDFデータ)はこちら

7/30付の毎日新聞奈良版に「奈良発!うまいものづくり 橿原で研修会」という記事が載っていた。《「奈良にうまいものなし」というイメージを一掃し、地域産品にこだわった「うまいもの」を生み出すことを目指す「奈良発!新・うまいものづくり研修会」が8月5日から、橿原市畝傍町の県立橿原公苑本館で開かれる。豊富な経験や知識を持つシニア世代が中心になって活動している「地域づくり支援機構」(理事長、村田武一郎・県立大教授)が主催する》。

《8月5、26日、9月2、9、16日の午後2~4時。初回は「思いとアイデアを形にするために」と題し、近鉄奈良駅(奈良市)近くの古奈都庵(こなとあん)で大仏さまの形をしたたい焼き「ののさま焼き」を販売して、人気を集める兼村美徳さんと、近鉄大和八木駅(橿原市)前の「やさい菓子工房 cocoai」オーナーで野菜ソムリエの原田知里さんが話す。その後も、マーケティングや販売戦略などについて、専門家の講義を予定している。参加費は各回1000円。定員30人で、事前の申し込みが必要。問い合わせは同機構(0742・24・2251)》。

「ののさま焼き」は、以前毎日新聞夕刊(5/31付)で紹介されていた。見出しは「ぱくぱく 手みやげにいかが? 古奈都庵のののさま焼き」だ。《「手軽でおいしい新名物を」と生まれたのが大仏さまの形をしたありがたい「ののさま焼き」。ののさまとは、奈良の子どもたちが呼ぶ大仏さまの愛称とか。ざっくばらんに言えば大仏形のたい焼きだが、東大寺の大仏がモデルの形は驚くほどリアル。古奈都庵(こなとあん)の兼村美徳オーナーは「大切な存在だからこそ生半可に表現したくなかった」と話す》。

《店名の古奈都庵は「粉と餡(あん)」から名付けた。パリッとした皮の中は、あんこと豆乳クリームの2種類。どちらも甘さ控えめ。あんこには豆粒の大きい奈良県産の大和大納言小豆を使用。1個180円》《古奈都庵 奈良市東向北町30の2の商店街振興会ビル1階(近鉄奈良駅すぐ)。午前10時~午後7時、無休。電話0742・22・5715》。東向北通ではなく、大宮通沿いである。近鉄奈良駅の向かい側(北側)を、県庁の方に少し上がったところにある。

「やさい菓子工房 cocoai」は、Webサイト(ホームページ)のほか、Facebookページも開設されている。「基本データ」には《野菜を使った身体にやさしいケーキのお店》《心に愛を持って作るお菓子だから 届けたいものは真心。そんな想いを持って「やさい菓子工房 cocoai」をつくりました。奈良の大和八木の駅前に 足を踏み入れると ワクワクがあふれる小さなお店。口に運べば優しい甘さで幸せになれるケーキは 野菜の栄養の相乗効果を考えた配合でお作りし、原材料にこだわり、野菜、果物、牛乳、卵などの農産物は 可能な限りすべて、奈良県産を使っています。野菜ソムリエとパティシエが 心をこめて作るこだわりの野菜スイーツの店 ココアイ》。

《ミッション 人を幸せにできるお菓子を作ること。それによって、地域を元気にすること。そして、スタッフがみんな幸せであること》《商品・サービス 人気ナンバー1は、「お芋とおいものロール」。ナンバー2は「ガトーおから大根」。ナンバー3は、「牛蒡とくるみのキャラメルタルト」》。なるほど、これは面白い。よく考えたものだ。

こういう方が講師をされるのなら、きっと「新・うまいもの」のアイデアも湧いてこようというものだ。定員は30人。ぜひたくさんの方にご参加いただき、「新・うまいもの」をどんどん産み出していただきたいと思う。
コメント (3)
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