※毎日新聞奈良版(8/27付。同日追加掲載)
今朝(8/3付)の新聞4紙を見て、驚いた。よく当ブログで紹介させていただいたN先輩こと長岡光彦さんのことが大きく取り上げられていたのだ。毎日新聞奈良版の見出しは「事務局次長に長岡氏を選任 市観光協」。全文を紹介すると
《奈良市観光協会は2日、公募していた事務局次長に元南都銀行員の長岡光彦さん(59)を選んだと発表した。ポスト1300年祭を契機に、奈良観光を売り出す新しい人材を求めて、ポストを新設し全国公募。東は千葉県から西は島根県までの21~73歳の男女76人が応募し、小論文や面接試験など第1~3次選考を経て選ばれた。長岡さんは奈良市出身。南都銀行で柳本支店長や社内誌編集長などを歴任。観光ボランティアの経験があり、今年の奈良まほろばソムリエ検定でソムリエに合格している。「民間で培ったことを観光振興に役立て、ふるさと奈良の奥深さと良さを1人でも多くの方にお伝えしたい」と意気込みを述べた》。
奈良新聞には「公募の次長、長岡さんに」の見出しで《任期は8月1日~平成24年3月31日まで(最長で26年3月31日まで延長)》《長岡さんは「奈良はニュースバリューのあるものが多くある。見せ方や伝え方を工夫することで奈良に注目を集めたい」と抱負を語った》。産経新聞奈良版には《在職中に同行の社内報の編集長も務めた経験を生かし、「伝統的な芸能や行事を取材するなかで奈良の奥深い魅力を再認識し、情報発信に協力したい」と事務局次長ポストに応募した》。
さらに読売新聞奈良版には《昨年の平城遷都1300年祭の秘宝・秘仏特別開帳で寺のガイドなどをする中で、「奈良に愛着が生まれ、奥深さを伝えたい」と感じ、応募したという》《「東大寺のお水取りなど千数百年前のものがタイムカプセルのように残るのが奈良の魅力で、観光振興のお手伝いが出来れば」と話した》とある。
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昨年の天平行列(向かって右から2番目が長岡さん)
長岡さんは、「文化制作ボランティア」のリーダー養成のために開設された「奈良2010年塾」(塾頭:河瀬直美)の卒塾生である。昨年の平城遷都1300年祭では、宮跡会場で「もてなしボランティア」を務めるとともに、南都銀行のOBなどで組織される「ナント・なら応援団」の一員として、多くのお寺などで拝観者をガイド。今春には「奈良まほろばソムリエ検定」(奈良検定)の最上級資格「奈良まほろばソムリエ」に合格され、4月に発足した有志団体「奈良まほろばソムリエ友の会」(メンバー:153人)では、役員を務めている。
「銀行員から観光協会へ」というところが、記者には「異色」と映ったようだが、地域密着を標榜する地方銀行には、地域の産業や観光振興に関心を寄せる人が多い。奈良市生まれの奈良市育ち、もともと歴史好きだった長岡さんが、社内報の編集長を任されるうちに磨きがかかり、そこに奈良検定、1300年祭という刺激があって今回の応募につながったのだろうと、私は思っている。
私の周囲で「定年後、公募して要職に」という例は稀である。長岡さんの「華麗なる転身」は、今後次々に定年を迎える同僚たちの目標となるモデルケースである。
長岡先輩、銀行での激務を全うされ、また市観光協会事務局次長へのご就任、おめでとうございます。慣れない仕事は大変だと思いますが、持ち前の「ポジティブ思考」で、大いにご活躍ください!
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※読売新聞奈良版(8/3付)