tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

ラ テラス イリゼ

2011年08月30日 | グルメガイド
先月(7/15)、近鉄菖蒲池駅前に4月にオープンしたばかりのフレンチレストラン「ラ テラス イリゼ」(奈良市あやめ池北1丁目34-7)にお邪魔した。お店のサイトには《経験豊かなシェフが織り成す独創的な本格フレンチを菖蒲池のほとりで、季節を感じながらご堪能ください》とある。





お店は商業施設「HANA」の1階にある。この施設には、結婚式場の「イリスウォーターテラスあやめ池」と「パティスリー ラ テラスあやめ池店」が同居する。池に面し、夕暮れ時などは雰囲気抜群のお店である。先月、あるグループの会合がここで開かれたので、参加してきた。





入口に当日のメニューが張り出されていた。前菜は「新鮮な野菜のテリーヌ(パテ)仕立て オリーヴの香りとなめらかな卵のムース」、本日のスープ、魚料理は「イトヨリのロースト 麦と根菜のリゾット スパイシーなラタトゥイユのジュ(野菜煮込みのソース)」、肉料理は「和牛ほほ肉のブレゼ(蒸し煮) クルミ風味の人参とオレンジの香るソースで」、そして「本日のデザート、コーヒー」である。





シェフの福井淳介さんの紹介文が、同店のサイト載っていた。《ザ・リッツカールトン大阪メインダイニング、ラ・ベにて2年間務める。その後、アメリカのリッツ・カールトン(アトランタ・バックヘッド)にてブルノ・メナール氏に約2年間師事し、シェフ・ド・パルティエ(部門シェフ)に就任》。







《帰国後は、ヒルトップテラス奈良のオープニングメンバーとしてラ・テラスのスー・シェフ(副料理長)に就任。7年間、総料理長の秋吉(博国)と共に日々研鑽を重ね、満を持してラ・テラス“イリゼ”のシェフに就任。料理へのストイックな思いを表現し、皆様におとどけします》。




新鮮な野菜のテリーヌ(パテ)仕立て オリーヴの香りとなめらかな卵のムース

料理研究家のおぜんさんはすでに5月、ランチタイムにお訪ねになり、ご自身のブログで紹介されていた。《あやめ池遊園地の跡地で、近鉄菖蒲池の駅前。便利なところです》《こちらの、イリゼは、とにかく便利。駅前だし、渋滞もそんなに心配しなくてもいいんじゃないかしら》。


野菜のうま味が凝縮したコンソメスープ


イトヨリのロースト 麦と根菜のリゾット スパイシーなラタトゥイユのジュ(野菜
煮込みのソース)。イトヨリの下にリゾットが隠れていた。トップ写真とも

《お店は池に面していて、店内はそれほど広くはないですが、窓が広く、外の眺めがきれいです。緑も多い。バルコニーもあり、食後のお茶を外でいただいてる方もおいででした。季節が良くなってくると、お外もいいですね》。


和牛ほほ肉のブレゼ(蒸し煮) クルミ風味の人参とオレンジの香るソースで



《パンはパンドキュイソンさんです。1つずつ、違う種類をサーブしてくださいます。イリゼ特注品。少しやわらか系ですが、お料理にもよく合います。フルコースでしたが、一皿一皿が軽めなので、全て美味しくいただけました。盛り付けも美しく、お料理も優しいです》。


パンドキュイソン製のパン(イリゼの特注品)


本日のデザート

おぜんさんと一緒にこの店に行かれた奈良の食のナビゲーター・大掛さんも、ご自身のブログで紹介されている。《何といっても盛り付けが美しい。プレゼンテーションが楽しいですね。目の前に池が広がっていて、シチュエーションも素晴らしい。デートにもってこい。問題は相手か……。ちなみに、パティスリーも併設しているので、お土産を買って帰ることもできます》。


コーヒーに小菓子がつく

ご覧のとおり雰囲気抜群で、お店が目の前に迫ってくるとドキドキする。私が訪ねたのは夕暮れどきだったので、夕日が店内に射して、とてもロマンチックだ。「問題は相手か……」という大掛さんの感想には、納得する。料理は美味しいだけではなく、本当にきれいに仕上がっている。量的には多くないのだが、何しろこのビジュアルなので、見ているうちにお腹も膨らんでくる。接客も素晴らしいので、大切なお客さまをお迎えするにも安心だ。

近鉄菖蒲池駅のまん前に、こんなおしゃれな店ができたとは、とても有り難いことである。大切な方と、大切な日に、ぜひお訪ねいただきたい。
コメント (2)
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