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天理参考館で「鉄道絵葉書の世界」展、8月12日(日)まで!(2012Topic)

2012年07月15日 | お知らせ
7/8(日)、天理参考館(天理市守目堂町)をお訪ねした。学芸員の乾誠二さんと日野宏さんに、1階から3階まで、「世界の生活文化」と「世界の考古美術」をテーマとした常設展と、3階の企画展をご案内いただいた。常設展はいつ見ても見応えがある。これまで見逃していた、富雄丸山古墳から出土した「三角縁神獣鏡」や「三角縁盤龍鏡」(いずれも重要美術品)、島の山古墳から出土した「石製腕飾り」も、今回じっくり見ることができた。

3階では企画展をやっていた。春の「大布留遺跡展~物部氏の拠点集落を掘る~」は見逃してしまい、とても残念に思っていた。何しろ天理参考館は《所在地に広がる布留遺跡の発掘調査を行う博物館法における博物館相当施設》(Wikipedia)なのである。現在の企画展は、「鉄道絵葉書の世界」である。毎日新聞奈良版(7/14付)「鉄道絵葉書 ファン注目 天理参考館で企画展」によると

第66回企画展「鉄道絵葉書の世界」が天理大付属天理参考館(天理市守目堂町)で開かれている。明治から昭和初期を中心に、鉄道会社が製作した絵葉書など計272点を展示。新幹線が題材の色鮮やかな絵葉書もあり、鉄道ファンらの目を引いている。8月12日まで。企画展では、1902(明治35)年の日本初の官製鉄道絵葉書も展示。万国郵便連合加盟25周年を記念し、逓信省印刷局が製作した。写真ではなく、東海道線静岡付近の水彩画風の絵を製版している。

その他、箕面有馬電気軌道(現阪急)、阪神、南海、京阪など関西私鉄の明治末期の絵葉書、蒸気機関車や市電などモノクロ鉄道写真を使った絵葉書、戦前に鉄道省などが製作したカラーの外国人向け観光絵葉書、ビジネス特急「こだま号」完成記念(58年)絵葉書など貴重な資料が並んでいる。21日午後1時半、乾誠二学芸員によるトーク・サンコーカン「絵葉書に見る鉄道・観光のイメージ」がある。また、鉄道模型走行実演が今月14、27、30日と8月1、3、11日の午前10時と午後2時半に行われる。


これは鉄道ファンのみならず、誰でも興味津々の展示である。白黒写真に手描きで色を塗ったカラー絵葉書や、馬に乗った侍が富士山を見ている絵葉書など、思わず微笑む逸品が勢揃いしているのである。272点の展示品すべて、同館の所蔵品というから驚きである。学芸員の乾さんは「交通文化室学芸員」の肩書きをお持ちで、名刺交換させていただくと、昔の厚紙の切符をかたどった名刺を下さった。これは面白い。

ぜひ、ファミリーでお訪ねいただきたい。乾さん、日野さん、ご案内有難うございました!



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