奈良市白毫寺町の白毫寺(びゃくごうじ)は高円山(たかまどやま)の中腹に建つ。境内からは奈良盆地が一望できる。『奈良まほろばソムリエ検定公式テキストブック』(山と渓谷社刊)によると《天智天皇第七皇子である志貴皇子の離宮を前身とする寺院と伝えられ、鎌倉時代には興福寺の良遍や東大寺の円照も一時住した。弘長二年(一二六二)より住持の道照(どうしょう)が中国から持ち帰った「宋版一切経」の転読を開始したことにより、一切経寺とも呼ばれた。室町時代の明応六年(一四九七)に兵火で全焼したが、江戸時代の寛永年間に興福寺の空慶上人によって再建》。
《境内に植わる県天然記念物の五色椿は江戸の寛永年間に興福寺の喜多院から移植されたものといい、東大寺開山堂の「糊こぼし」、伝香寺の「散り椿」とともに三名椿の一つに数えられてきた。関西花の寺第十八番札所であり、ハギの寺としても知られる》。鎌倉時代の閻魔王坐像がお祀りされていて、重要文化財に指定されている。もと閻魔堂のご本尊で、迫力のある険しい表情の像である(トップ画像の向かって右下)。
1月16日と7月16日は、閻魔王の縁日である。Wikipedia「閻魔」には《毎年1月16日と7月16日は、閻魔王の休日である。この日は奉公人も仕事を休んで実家に帰れる藪入りとなった》とある。この両日、白毫寺では「えんまもうで」という行事が営まれる。行事の内容は、こちらに出ている。アクセスは、奈良市観光協会のHPをご覧いただきたい。
県の観光HPに「平成25年(2013年)から休止の予定」とあるので、今回が見納めかも知れない。今年(2012年)の「夏のえんまもうで」は7月16日(月)で、運良く海の日(奈良県では山の日・川の日)として祝日となる。この機会に、ぜひお参りいただきたい。
《境内に植わる県天然記念物の五色椿は江戸の寛永年間に興福寺の喜多院から移植されたものといい、東大寺開山堂の「糊こぼし」、伝香寺の「散り椿」とともに三名椿の一つに数えられてきた。関西花の寺第十八番札所であり、ハギの寺としても知られる》。鎌倉時代の閻魔王坐像がお祀りされていて、重要文化財に指定されている。もと閻魔堂のご本尊で、迫力のある険しい表情の像である(トップ画像の向かって右下)。
1月16日と7月16日は、閻魔王の縁日である。Wikipedia「閻魔」には《毎年1月16日と7月16日は、閻魔王の休日である。この日は奉公人も仕事を休んで実家に帰れる藪入りとなった》とある。この両日、白毫寺では「えんまもうで」という行事が営まれる。行事の内容は、こちらに出ている。アクセスは、奈良市観光協会のHPをご覧いただきたい。
県の観光HPに「平成25年(2013年)から休止の予定」とあるので、今回が見納めかも知れない。今年(2012年)の「夏のえんまもうで」は7月16日(月)で、運良く海の日(奈良県では山の日・川の日)として祝日となる。この機会に、ぜひお参りいただきたい。