葛城市と御所市が、特別編集の「るるぶ 葛城市・御所市版」を無料で配布している。産経新聞奈良版(3/21付)《るるぶ葛城・御所版 きょうから無料配布》によると、
大手旅行会社JTBの子会社「JTBパブリッシング」が発行する観光情報誌「るるぶ」に、葛城、御所両市の観光スポットを紹介する「葛城市・御所市版」が加わり、両市が20日、発表した。全国のJTB主要支店をはじめ、県内や近隣県の宿泊施設などで21日から無料配布する。
両市が発行費計3700万円を負担し、同社に依頼して7万部を作製した。オールカラー刷りで、48ページ。右から開くと26ページ分が葛城市、左から開くと22ページ分が御所市の観光情報を紹介している。

JTB奈良支店の前では、蓮花(れんか)ちゃんが「るるぶ」を配っていた(3/21)
中将姫(ちゅうじょうひめ)伝説で知られる当麻(たいま)寺(葛城市)や、万葉集に登場する阿吽(あうん)寺(御所市)などを紹介。こうした観光スポットをスムーズに巡るルートなども地図で示している。
葛城市の山下和弥市長は「予想以上のものができた。多くの人に手に取ってほしい」、御所市の東川裕市長は「有名な観光情報誌なので、若い人にも読んでもらえるのでは」と効果に期待している。
同日付の奈良新聞《葛城市・御所市「るるぶ」を共同発行 「W表紙」で魅力発信》によると《貴重な観光資源を持ちながら埋もれ気味だった両市への観光客誘致とともに、住民の地域への誇りを育てるツールとして役立てることにしている。国の緊急雇用創出事業を利用。誌面にボリューム感を持たせ、PR効果を上げる目的で、2市が合同で取り組むこととなった》。御所市のHPにも、このニュースが掲載されている。

さらに葛城市のHPには《葛城市紹介ページでは、スマートフォンを使い、その場で「360°AR パノラマビュー」機能を搭載しており、市内の観光情報が満載になっています。ダウンロードができますので、葛城市の観光に是非ご利用ください》とある。アプリをダウンロードし「葛城市」を検索すると、このサービスが受けられるそうだ。
通常の「るるぶ」より薄い48ページながら、両市の情報が読みやすく分かりやすく紹介されている。観光名所だけでなく、グルメやスイーツ情報、イベントガイドなどの情報がたっぷりと掲載されている。さすが「るるぶ」である。これが無料でもらえるとは!
※PDF版も無料でダウンロードできる。ただし、とても重い

昨年秋から今年にかけて、奈良交通のツアー「まほろばソムリエと行く!『古事記』をめぐるバスツアー」で、葛城市や御所市を回った。実は今日もこれから「悲劇の英雄・ヤマトタケルの生涯に迫る」(御所・天理コース)というツアーのガイドをする(3/30にも実施される)。御所市では日本武尊琴弾原白鳥陵(ヤマトタケルことひきはらしらとりりょう)や掖上鑵子塚(わきがみかんすづか)古墳を訪ねるのだが、それらはちゃんと「るるぶ」に載っている。
3700万円で7万部ということは、1部は約530円という計算になる。もっと部数を刷っても用紙代がかかるだけなので、単価は下がる。たぶん10万部刷っても3800万円くらいだろう。すると単価は380円だ。

県下には埋もれた名所旧跡がたくさんある。るるぶ大和郡山市、るるぶ斑鳩町、るるぶ橿原市、るるぶ天理市、るるぶ桜井市、るるぶ宇陀市、るるぶ明日香村、るるぶ吉野町、るるぶ五條市、るるぶ川上村、るるぶ天川村、るるぶ十津川村 などなど、簡単にできそうである。今井町や三輪や吉野山は、そこだけで1冊のるるぶができる。すでに「るるぶ古事記」があるから、「るるぶ万葉の大和路」、「るるぶ天誅組」(五條市、東吉野村、十津川村など)も良い。県下の自治体や観光協会には、ぜひご検討いただきたいものだ。
今年は、葛城市においては、竹内街道1400年、葛城市ゆかりの司馬遼太郎生誕90周年。御所市には、県の「記紀万葉プロジェクト」にゆかりのある場所がたくさんある。ぜひ「るるぶ 葛城市・御所市」をテコに、たくさんの観光客を引きつけていただきたいものである。葛城市さん、御所市さん、期待していますよ!
大手旅行会社JTBの子会社「JTBパブリッシング」が発行する観光情報誌「るるぶ」に、葛城、御所両市の観光スポットを紹介する「葛城市・御所市版」が加わり、両市が20日、発表した。全国のJTB主要支店をはじめ、県内や近隣県の宿泊施設などで21日から無料配布する。
両市が発行費計3700万円を負担し、同社に依頼して7万部を作製した。オールカラー刷りで、48ページ。右から開くと26ページ分が葛城市、左から開くと22ページ分が御所市の観光情報を紹介している。

JTB奈良支店の前では、蓮花(れんか)ちゃんが「るるぶ」を配っていた(3/21)
中将姫(ちゅうじょうひめ)伝説で知られる当麻(たいま)寺(葛城市)や、万葉集に登場する阿吽(あうん)寺(御所市)などを紹介。こうした観光スポットをスムーズに巡るルートなども地図で示している。
葛城市の山下和弥市長は「予想以上のものができた。多くの人に手に取ってほしい」、御所市の東川裕市長は「有名な観光情報誌なので、若い人にも読んでもらえるのでは」と効果に期待している。
同日付の奈良新聞《葛城市・御所市「るるぶ」を共同発行 「W表紙」で魅力発信》によると《貴重な観光資源を持ちながら埋もれ気味だった両市への観光客誘致とともに、住民の地域への誇りを育てるツールとして役立てることにしている。国の緊急雇用創出事業を利用。誌面にボリューム感を持たせ、PR効果を上げる目的で、2市が合同で取り組むこととなった》。御所市のHPにも、このニュースが掲載されている。

さらに葛城市のHPには《葛城市紹介ページでは、スマートフォンを使い、その場で「360°AR パノラマビュー」機能を搭載しており、市内の観光情報が満載になっています。ダウンロードができますので、葛城市の観光に是非ご利用ください》とある。アプリをダウンロードし「葛城市」を検索すると、このサービスが受けられるそうだ。
通常の「るるぶ」より薄い48ページながら、両市の情報が読みやすく分かりやすく紹介されている。観光名所だけでなく、グルメやスイーツ情報、イベントガイドなどの情報がたっぷりと掲載されている。さすが「るるぶ」である。これが無料でもらえるとは!
※PDF版も無料でダウンロードできる。ただし、とても重い

昨年秋から今年にかけて、奈良交通のツアー「まほろばソムリエと行く!『古事記』をめぐるバスツアー」で、葛城市や御所市を回った。実は今日もこれから「悲劇の英雄・ヤマトタケルの生涯に迫る」(御所・天理コース)というツアーのガイドをする(3/30にも実施される)。御所市では日本武尊琴弾原白鳥陵(ヤマトタケルことひきはらしらとりりょう)や掖上鑵子塚(わきがみかんすづか)古墳を訪ねるのだが、それらはちゃんと「るるぶ」に載っている。
3700万円で7万部ということは、1部は約530円という計算になる。もっと部数を刷っても用紙代がかかるだけなので、単価は下がる。たぶん10万部刷っても3800万円くらいだろう。すると単価は380円だ。

県下には埋もれた名所旧跡がたくさんある。るるぶ大和郡山市、るるぶ斑鳩町、るるぶ橿原市、るるぶ天理市、るるぶ桜井市、るるぶ宇陀市、るるぶ明日香村、るるぶ吉野町、るるぶ五條市、るるぶ川上村、るるぶ天川村、るるぶ十津川村 などなど、簡単にできそうである。今井町や三輪や吉野山は、そこだけで1冊のるるぶができる。すでに「るるぶ古事記」があるから、「るるぶ万葉の大和路」、「るるぶ天誅組」(五條市、東吉野村、十津川村など)も良い。県下の自治体や観光協会には、ぜひご検討いただきたいものだ。
今年は、葛城市においては、竹内街道1400年、葛城市ゆかりの司馬遼太郎生誕90周年。御所市には、県の「記紀万葉プロジェクト」にゆかりのある場所がたくさんある。ぜひ「るるぶ 葛城市・御所市」をテコに、たくさんの観光客を引きつけていただきたいものである。葛城市さん、御所市さん、期待していますよ!
