金曜日(6/7)の帰途、小西さくら通り商店街で、田舎・出張料理うと・うとの野村由利子さんにバッタリお会いした。「うと・うと」さんには、よく素朴で美味しい料理(おばんざい)を出前していただいている。今年もならまちの「ねこ祭り」(6/1~30)には、たくさんの方が訪れているそうである。それで、このお祭りのことを当ブログで紹介していなかったことを思い出した。産経新聞奈良版(6/1付)によると
江戸時代から大正・昭和時代初期にかけて建設された町家が数多く残る奈良市の旧市街地「奈良町」を会場に、猫をテーマにしたイベント「にゃらまちねこ祭り2013」が1日、開幕する。雑貨店や飲食店など45店が参加し、30日までの期間中、アート作家による猫の作品展やオリジナル猫グッズの販売などを予定している。
猫をテーマにした地域活性化のイベントとして平成16年ごろから始めた。「にゃらまちねこ祭り」の名称で開催するのは3回目。実行委員長の野村修司さん(59)は「猫を通じて、新しさと歴史が入りまじる奈良町を楽しんでほしい」と話している。
毎日新聞奈良版(5/21付)の「なら羅針盤」でも《「にゃらまち(奈良町)」(奈良市)“猫好きの聖地”巡り》として、詳しく紹介されていた。
奈良市中心部の「奈良町」が、猫の愛好家から「にゃらまち」と呼ばれ、親しまれていると聞いた。「趣のある町家が立ち並ぶ場所で、なぜ猫が?」と、その理由が知りたくなり探訪してみた。【宮本翔平】
まずは「にゃらまち」と呼ばれるに至った経緯を知りたい。奈良町で6月1~30日に「にゃらまちねこ祭り」(実行委主催)が開催されるということで、実行委代表で田舎料理店「うと・うと」を経営する野村修司さん(59)を訪ねた。狭い路地が連なる奈良町では、古くは多くの猫が見られたという。誰が言い出したか定かではないが、友人が奈良町を「にゃらまち」と呼んでいるのを聞いた野村さん。「これを生かしてにぎわいを興そう」と、05~10年、猫をテーマにした作品の展示即売会「にゃらまち猫展」を開催した。
当初は知人の現代作家らに猫にちなんだ作品の制作を依頼し、一カ所で販売していたが、「にゃらまち」の浸透で猫カフェや猫にちなんだ雑貨店・ギャラリーなどが増えた。11年からは「にゃらまちねこ祭り」として、各店舗で猫にちなんだ企画にチェンジ。今年の出店数は、昨年より10店多い計45店になり、一段とにぎわいそうだ。他にも手書きの観光案内地図を作ったり、猫の形をした看板をあちこちに設置してきた野村さん。「伝統ある元興寺から、現代的でおしゃれなカフェまで新旧一体となる奈良町。ねこ祭りを機に、いろいろな場所を巡り楽しんでもらいたい」という。
実行委の副代表で、猫カフェ「寧估庵(ねこあん)」を経営する小豆澤ヒロさん(52)は「奈良町に野良猫がたくさんいると思う人は多いが、そうではない」。2000年代前半まで、たくさんの野良猫がいたが、ごみ荒らしや排せつ物が問題となり、複数のボランティア団体や個人が、野良猫を保護したり、去勢して繁殖できないようにしたりした結果、数は激減したという。小豆澤さんは「奈良町も全員が猫を好きなわけではない。一つの命を大切に、飼い主は責任を持って最期まで飼育してほしい」。自身は観光で訪れて街並みを気に入り移住した。「猫好きも、そうでない人にも好かれる場所であってほしい」と話した。
期間中のイベントなどの情報は、「にゃらまち ねこ祭り」の公式HPに紹介されている。野村修司さん(にゃらまちねこ祭り実行委員会代表)は運営事務局ご案内に、次のようなコメントを寄せておられる。
奈良町を中心に広がる猫物を扱う店舗や、猫アート作家が多く集まるこのエリアを総称して言われるようになった「猫好きの聖地にゃらまち」。猫たち達をこよなく愛する店舗オーナーや猫アート作家が一丸となって、「にゃらまち」のエリア情報を全国の愛猫家に向けて発信する広報イベントが、「にゃらまちねこ祭り」です。
猫と言うテーマを通して、今の奈良を再発見していただければ幸いでございます。是非この機会に「猫好きの聖地にゃらまち」にお越し下さいませ。 参加店舗ともども皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
会期は今月末(6/30)まで。猫好きの方も、奈良好きの方も、ぜひ「にゃらまち ねこ祭り」に足をお運びください!
※パンフレットの表はこちら。裏(ガイドマップ)は、こちら
江戸時代から大正・昭和時代初期にかけて建設された町家が数多く残る奈良市の旧市街地「奈良町」を会場に、猫をテーマにしたイベント「にゃらまちねこ祭り2013」が1日、開幕する。雑貨店や飲食店など45店が参加し、30日までの期間中、アート作家による猫の作品展やオリジナル猫グッズの販売などを予定している。
猫をテーマにした地域活性化のイベントとして平成16年ごろから始めた。「にゃらまちねこ祭り」の名称で開催するのは3回目。実行委員長の野村修司さん(59)は「猫を通じて、新しさと歴史が入りまじる奈良町を楽しんでほしい」と話している。
毎日新聞奈良版(5/21付)の「なら羅針盤」でも《「にゃらまち(奈良町)」(奈良市)“猫好きの聖地”巡り》として、詳しく紹介されていた。
奈良市中心部の「奈良町」が、猫の愛好家から「にゃらまち」と呼ばれ、親しまれていると聞いた。「趣のある町家が立ち並ぶ場所で、なぜ猫が?」と、その理由が知りたくなり探訪してみた。【宮本翔平】
まずは「にゃらまち」と呼ばれるに至った経緯を知りたい。奈良町で6月1~30日に「にゃらまちねこ祭り」(実行委主催)が開催されるということで、実行委代表で田舎料理店「うと・うと」を経営する野村修司さん(59)を訪ねた。狭い路地が連なる奈良町では、古くは多くの猫が見られたという。誰が言い出したか定かではないが、友人が奈良町を「にゃらまち」と呼んでいるのを聞いた野村さん。「これを生かしてにぎわいを興そう」と、05~10年、猫をテーマにした作品の展示即売会「にゃらまち猫展」を開催した。
当初は知人の現代作家らに猫にちなんだ作品の制作を依頼し、一カ所で販売していたが、「にゃらまち」の浸透で猫カフェや猫にちなんだ雑貨店・ギャラリーなどが増えた。11年からは「にゃらまちねこ祭り」として、各店舗で猫にちなんだ企画にチェンジ。今年の出店数は、昨年より10店多い計45店になり、一段とにぎわいそうだ。他にも手書きの観光案内地図を作ったり、猫の形をした看板をあちこちに設置してきた野村さん。「伝統ある元興寺から、現代的でおしゃれなカフェまで新旧一体となる奈良町。ねこ祭りを機に、いろいろな場所を巡り楽しんでもらいたい」という。
実行委の副代表で、猫カフェ「寧估庵(ねこあん)」を経営する小豆澤ヒロさん(52)は「奈良町に野良猫がたくさんいると思う人は多いが、そうではない」。2000年代前半まで、たくさんの野良猫がいたが、ごみ荒らしや排せつ物が問題となり、複数のボランティア団体や個人が、野良猫を保護したり、去勢して繁殖できないようにしたりした結果、数は激減したという。小豆澤さんは「奈良町も全員が猫を好きなわけではない。一つの命を大切に、飼い主は責任を持って最期まで飼育してほしい」。自身は観光で訪れて街並みを気に入り移住した。「猫好きも、そうでない人にも好かれる場所であってほしい」と話した。
期間中のイベントなどの情報は、「にゃらまち ねこ祭り」の公式HPに紹介されている。野村修司さん(にゃらまちねこ祭り実行委員会代表)は運営事務局ご案内に、次のようなコメントを寄せておられる。
奈良町を中心に広がる猫物を扱う店舗や、猫アート作家が多く集まるこのエリアを総称して言われるようになった「猫好きの聖地にゃらまち」。猫たち達をこよなく愛する店舗オーナーや猫アート作家が一丸となって、「にゃらまち」のエリア情報を全国の愛猫家に向けて発信する広報イベントが、「にゃらまちねこ祭り」です。
猫と言うテーマを通して、今の奈良を再発見していただければ幸いでございます。是非この機会に「猫好きの聖地にゃらまち」にお越し下さいませ。 参加店舗ともども皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
会期は今月末(6/30)まで。猫好きの方も、奈良好きの方も、ぜひ「にゃらまち ねこ祭り」に足をお運びください!
※パンフレットの表はこちら。裏(ガイドマップ)は、こちら