スパイシーな娘の料理 それよりも ショートパンツが大胆すぎる
(『小島ゆかり歌集』砂子屋書房)最近、NHK教育テレビのNHK短歌を見ている。実家で母親が見ているのを横目で見ていて「これは面白い」と思い、それ以来、録画して毎週見ている。サラリーマン川柳のような「トホホ」な川柳もいいが、日常生活の断面を鮮やかに切り取った短歌作品は、「うーん、こう来るかぁ」といつも感心している。
冒頭の作品は投稿ではなく、毎月第1週の選者である小島ゆかりさん(歌人)の作品で、6月2日放送分の最後に紹介された。上の句と下の句をつなぐ「それよりも」が、絶妙である。美人のお母さんの娘さんは、さぞ脚のきれいな美人なのだろう。
東向商店街(奈良市)を歩いていると、ショートパンツ姿の女性をよく目にする。なかには「大胆すぎる」ショートパンツの女性もいるが、たいていは韓国人のようである(たまには中国人もいる)。発音が韓流ドラマで耳にする発音に似ているので、おそらく間違いない。さすがに「KARA」や「少女時代」を輩出した国だ。皆さん脚がきれいなので、「大胆すぎる」格好も板についている。
ネットで検索していると、韓国に美脚の女性が多い理由(美脚になれる効果的な方法)という商用サイトがヒットした。それによると、
韓国の女性は美脚の方が多いですよね。長くて細くてまっすぐで。同じアジア人なのに、何かが違う…。韓国人特有の美脚の理由があるのでは? 日本人とは遺伝子が違うのか? それとも、みなさん、ものすごく努力しているのか? ずっと、気になっていたんですね。韓国に詳しい方の話を聞いて、ようやくわかりました。
韓国の女性の足がきれいな理由は、赤ちゃんのときからの習慣にあったんです。女の子が生まれると、お母さんやおばあさんが赤ちゃんの足をマッサージするそうなんです。まっすぐで細くてきれいな足になれるように。そんな願いをこめて。赤ちゃん特有のガニマタの足を、まっすぐ伸ばすようにしながら。既に赤ちゃんのときから美脚を意識しているとは! 差が出るはずですね。
さらに、韓国では日本と違って正座の習慣がありません。韓国ドラマを見ていても、あぐらをかいているか、立てひざをついていますよね。日本だと、女性があぐらや立てひざで座るのはお行儀が悪いということになっていますが、韓国では、これが普通。正座をすると足が太くなる? で書いたように、美脚のためには正座はしないほうがいいんですね。
韓国の女性たちの美脚の秘訣は、赤ちゃんのころからのマッサージと正座をしないことでした。
正座は確かに脚には良くないだろう。全体重が脚にかかるからだ。以前、韓国や中国からの留学生(女性)を畳の部屋に案内して、驚いた。全員、イキナリあぐらをかいたり、立て膝で座ったからである。これは正座の習慣がないということなのだろう。しかし「赤ちゃんのころからのマッサージ」は初耳だ。すると日本人も、「マッサージと正座をしないこと」で美脚になれるということだ。どなたか、お試しになりますか?