開運橋(かいうんばし)をご存じだろうか。奈良の「近代化遺産」として『奈良まほろばソムソリエ検定 公式テキストブック』(山と渓谷社刊)に載っている。なお「近代化遺産」とは《江戸時代からおおよそ今から五十年前までに作られた、我が国の近代化を支えた産業、土木などの建築物や構造物、設備、各種機械類のこと》(同書)。
※トップ写真は、バンジージャパンのサイトから拝借
そして開運橋については、ええ古都なら(南都銀行の観光サイト)に詳しい情報が出ている。
開運橋(かいうんばし) 日本最古の珍しい構造をもつ赤い橋
朝護孫子寺の南側、大門池にかかる開運橋は、寺と対岸の商店街とを結ぶ赤い橋。かつて走っていた山上電車の終点・信貴山門駅から、まっすぐに朝護孫子寺へ向かう近道として、昭和6年に架けられた鉄橋だ。全長約106m、幅約4m、橋の上には寅の車止めなどがデザインされ、まさに朝護孫子寺へつづくプロムナードでもある。
実はこの開運橋、日本最古の「カンチレバー」という構造をもつ非常に珍しい橋。カンチレバーとは橋脚の左右でバランスをとりながら少しずつ橋桁(はしげた)を伸ばす工法で、第2次世界大戦前に架けられた橋で現存するのは、開運橋と長野県小諸市の中津橋(昭和7年架橋)の2例だけ。さらに橋を支える橋脚は「トレッスル橋脚」といい、有名なJR山陰線の余部(あまるべ)鉄橋と同じ構造でこちらも全国でも珍しい。これら非常に珍しく貴重な構造をもつ開運橋は、2007年6月、その文化財的価値が認められ、国の登録有形文化財に選定された。
この橋、私は何度も見ているが、これを使ったバンジージャンプを三郷町が企画した。これはすごい! 毎日新聞のサイト(11/18付)「開運バンジー:信貴山参道の橋からジャンプ…奈良・三郷」によると、
奈良県三郷町の国登録有形文化財「開運橋」で今月21日~12月6日、高さ約30メートルからバンジージャンプで飛び降りるイベント「開運バンジー」が開かれる。信貴山参道の開運橋は1931年完成で、現存最古級の「上路式カンチレバー」(片持ち梁(はり))という構造の鉄橋。町制50年を来年に控え、町が歴史遺産を生かそうと群馬県の会社と協力して企画した。
橋から飛べる場所は関西唯一といい、森宏範町長は「町の飛躍にもつながれば」と期待。13歳以上、体重40~90キロが対象で1回7000円。要予約。詳細はホームページ(http://bungyjapan.com)。【矢追健介】
私はとてもチャレンジする勇気はないが、あの橋から飛び降りるスリルは、相当なものだろう。バンジージャパンのサイトには《バンジー初心者に最適な、高さ30メートルの開運橋からのジャンプ、日本で最もホットなアクティビティーで、アドレナリンラッシュを体験してみてはいかがですか? 》とあり、あれでも「初心者」向けなのだとか。町制50周年を控えたプレイベント、勇気のある方は挑戦していただきたい。
※トップ写真は、バンジージャパンのサイトから拝借
そして開運橋については、ええ古都なら(南都銀行の観光サイト)に詳しい情報が出ている。
開運橋(かいうんばし) 日本最古の珍しい構造をもつ赤い橋
朝護孫子寺の南側、大門池にかかる開運橋は、寺と対岸の商店街とを結ぶ赤い橋。かつて走っていた山上電車の終点・信貴山門駅から、まっすぐに朝護孫子寺へ向かう近道として、昭和6年に架けられた鉄橋だ。全長約106m、幅約4m、橋の上には寅の車止めなどがデザインされ、まさに朝護孫子寺へつづくプロムナードでもある。
実はこの開運橋、日本最古の「カンチレバー」という構造をもつ非常に珍しい橋。カンチレバーとは橋脚の左右でバランスをとりながら少しずつ橋桁(はしげた)を伸ばす工法で、第2次世界大戦前に架けられた橋で現存するのは、開運橋と長野県小諸市の中津橋(昭和7年架橋)の2例だけ。さらに橋を支える橋脚は「トレッスル橋脚」といい、有名なJR山陰線の余部(あまるべ)鉄橋と同じ構造でこちらも全国でも珍しい。これら非常に珍しく貴重な構造をもつ開運橋は、2007年6月、その文化財的価値が認められ、国の登録有形文化財に選定された。
この橋、私は何度も見ているが、これを使ったバンジージャンプを三郷町が企画した。これはすごい! 毎日新聞のサイト(11/18付)「開運バンジー:信貴山参道の橋からジャンプ…奈良・三郷」によると、
奈良県三郷町の国登録有形文化財「開運橋」で今月21日~12月6日、高さ約30メートルからバンジージャンプで飛び降りるイベント「開運バンジー」が開かれる。信貴山参道の開運橋は1931年完成で、現存最古級の「上路式カンチレバー」(片持ち梁(はり))という構造の鉄橋。町制50年を来年に控え、町が歴史遺産を生かそうと群馬県の会社と協力して企画した。
橋から飛べる場所は関西唯一といい、森宏範町長は「町の飛躍にもつながれば」と期待。13歳以上、体重40~90キロが対象で1回7000円。要予約。詳細はホームページ(http://bungyjapan.com)。【矢追健介】
私はとてもチャレンジする勇気はないが、あの橋から飛び降りるスリルは、相当なものだろう。バンジージャパンのサイトには《バンジー初心者に最適な、高さ30メートルの開運橋からのジャンプ、日本で最もホットなアクティビティーで、アドレナリンラッシュを体験してみてはいかがですか? 》とあり、あれでも「初心者」向けなのだとか。町制50周年を控えたプレイベント、勇気のある方は挑戦していただきたい。