tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

ならまちに複合施設「鹿の舟」がオープン!

2015年11月20日 | 奈良にこだわる
昨日(11/19)ならまち(奈良市井上町11)に複合施設「鹿の舟」がオープンした。運営するのは有限会社くるみの木である。同社のニュースリリース「奈良市初!食と文化を発信する新複合施設『鹿の舟』 11月19日(木)順次オープン」によると、
※写真は、羽原あき子さんのFacebookから拝借



有限会社くるみの木(所在地:奈良県奈良市、代表:石村 由起子、以下 くるみの木)は、奈良町の南端に位置する井上町に、奈良の魅力を発信する複合施設『鹿の舟』を2015年11月19日(木)にオープンします。

■『鹿の舟』オープンの背景
奈良市井上町にある「ならまち振興館」は、平成7年度から市民の国際文化の向上と奈良町の町並み保全に資することを目的に運営されてきました。元々は大正期に建てられた住宅で、長らく地域の方に親しまれてきましたが、この度さらなる奈良町の振興に役立てようというプロジェクトが発足。奈良市の計画により「奈良町南観光案内所」の『鹿の舟』として生まれ変わることになりました。
伝統的な生活文化が今も色濃く残る奈良町の魅力を、より活かすため、単に観光案内を行うだけでなく、その生活文化に触れ、これからの生活を照らし、考えることをテーマに様々なサービスをお届けします。



■『鹿の舟』について
<観光案内施設 「繭 mayu」>
奈良市からの運営委託を受け、奈良の魅力を「くるみの木」の視点で伝えていきます。従来の案内所に見られるようなカウンター越しのご案内ではなく、お客様とふれ合い、対話しながら、旅の始まりをお手伝いします。
また、生活学校と称して、奈良を中心に各地の伝統的な生活文化を体験し、学びあい、これからの生活を共に考える場を運営します。
施設所有者:奈良市/運営:くるみの木



<食堂&グローサリー 「竈 kamado」>
奈良の魅力の一つとして、“朝”があります。奈良の朝の空気感を、観光客の方に感じていただき、地域住民の皆さまにも見直していただく切っ掛けとして、朝ごはんを提供します。本格的な竈(かまど)を施設中央に設置して、毎朝ご飯を炊き、朝から食事を提供します。おかずには、奈良の伝統野菜や県産の食材を使用し、奈良の旬を味わっていただきます。併設するグローサリーでは、実際に食堂で使用する奈良の食品や道具を販売し、週末には食材のマルシェなどを開催します。
施設所有者:奈良市/運営:くるみの木



■12月中旬には<喫茶室&雑貨店 「囀 saezuri」>もオープン予定
『鹿の舟』では、ハンドドリップのスペシャルティコーヒーや、奈良の食材を使用したドリンクメニュー、フードメニューを提供する“喫茶室&雑貨店”を、12月中旬にオープン予定です。国内外の旅行者や、近隣のお客様が集い、羽を休め、交流する止まり木のような喫茶室を目指しています。
施設所有者:くるみの木/運営:くるみの木

■施設概要
所在地  :奈良県奈良市井上町11
構造   :「繭 mayu」/木造2階建て(2015年10月 改装)
      「竃 kamado」/木造1階建て(2015年10月 新築)
      「囀 saezuri」/木造1階建て(2015年12月 新築)
敷地面積 :1,794平方メートル(543坪)
駐車場  :隣接あり(奈良町南観光駐車場:20台)



■ネーミング・ロゴマークについて
施設全体を大きな舟に例え、訪れる人々を鹿に例えています。訪れた人々は、この場所で様々な物や事柄に触れ、深く知り、学んでいきます。そして、それらを自らの体験として習得し、新たな知識として繋いでいく。そのような、多くの人や物をのせて、次の目的地(段階)へ進んでいく舟のような場所でありたいという思いを込めています。

■プロデュース
総合プロデュース   :石村 由起子(くるみの木)
建築設計       :中村 好文 氏(建築家、家具デザイナー/レミングハウス)
総合デザイン制作・監修:山口 信博 氏(グラフィックデザイナー/山口デザイン事務所)
ロゴマーク制作    :望月 通陽 氏(美術家)



■「くるみの木」について
「くるみの木」は、1984年、オーナーの石村 由起子が奈良市に開業したカフェと雑貨のお店です。店内には、作家や職人の作品からオリジナル品まで、普段の暮らしを大切にするための道具が並んでいます。以後、1994年には2店舗目の「くるみの木 フィールデイズ店」、2004年には雑貨・ホテル・レストランを併設した複合施設「秋篠の森」をオープン。現在は、空間コーディネート・商品企画を手掛ける「奈良生活デザイン室」を設立。国内外の企業や地域・自治体などの夢をかたちにする町づくりなどを展開。一貫して、日々の営みに寄り添う、心地よい空間づくりを続けています。

■企業概要
企業名: 有限会社くるみの木
所在地: 〒631-0006 奈良県奈良市西登美ヶ丘一丁目6-3
代表 : 石村 由起子
URL  : http://www.kuruminoki.co.jp/


ならまちとは言っても、南(「格子の家」のまだ南)の市内循環バスが走る道路のすぐ北、もとの「ならまち振興館」である。羽原あき子さんのFacebookによると「井上町で、エリアでいうと紀寺かなー。松倉病院の西側らへん―わかるかな~」。写真で見ると、ここの竈(かまど)がすごい。造られたのは宇陀の宮奥淳司さんである。こんな若い人が、かまどを造る技術を継承されていたのだ。宮奥さんのFacebookによると、



夏に奈良町で作らせてもらったかまど。今日(11/19)はいよいよ施設のお披露目となりました。このところオーバーワーク気味でバタバタ続きなので招待して頂いたオープニングセレモニーには参加できず。。。でも、先駆けての火入れ式には立ち会わせてもらい初炊きごはんを頂けたのが嬉しい出来事でした。今回の仕事~今の自分に出来る全てを投入してカタチに出来た事は良い経験になりました。

設計~躯体組~土塗りまではお一人様で、残業して日付が変わった事も。仕上げ塗りはいつもお世話になってるSさんとM君にお助け要請。磨きあげにはさらにWさんの手も借りて無事仕上げる事が出来ました。いつもの事ながら自分的には色々課題や反省点もありましたが。。。忙しい中、ワガママ聞いてくれた仲間達に感謝です。お店の人 お客さんも笑顔の1日だったそうです。関係者の皆さん ありがとうございました。

ぜひ、このかまど炊きのご飯をいただきたいものである。「鹿の舟」さん、ご盛況をお祈りいたします!
コメント (4)
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