昨日(1/11)、第1回Nara観光コンシェルジュ アワードの最終選考(観光ガイドのロールプレイング)と認定式が奈良県文化会館で開催された。最終選考(日本語ガイドの部)に臨んだ5人は、全員がわがNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」のメンバーである。今朝(1/12)の奈良新聞「奈良ガイド巧みに楽しく 初の観光コンシェルジュアワード 日本語部門 友松さんが最優秀」によると、
※写真はすべて私が1/11に撮影した。トップは最優秀に輝いた友松洋之子(ともまつ・よしこ)さん
奈良まほろばソムリエの会の大西さん(向かって右端)とお仲間による「相撲甚句」で幕開け
外国人来訪者を含め、増え続ける観光客に対し、ガイドとしての技量の高さや、おもてなしの精神あふれる人材を選出し、認定する奈良商工会議所(植野康夫会頭)の第1回Nara観光コンシェルジュ アワードが11日、奈良市登大路町の県文化会館国際ホールで開かれた。
司会のお1人は1/10、奈良検定2級にチャレンジされた旭堂南青さん。満点は逃したが合格された模様
奈良商工会議所・植野会頭による開会挨拶
最終選考はこの5人。左から田原敏明さん、石田一雄さん、雑賀耕三郎さん、柏尾信尚さん、友松さん
「日本語ガイドの部」で最終選考に臨んだ5人がプレゼンテーションを行い、奈良市の友松洋之子(ともまつ・よしこ)さんが最優秀に選ばれるなど、3人が認定された。「外国語ガイドの部」については、県が認定を行った4人の外国語ガイドのうち、奈良商工会議所が2人を認定、認定者は計5人だった。
日本語の部は商工会議所が一般公募を行い、計26人が応募。3次の最終選考に進んだ5人は、古事記や社寺、遺跡などをテーマに、映像や豊富な知識、巧みな話術を駆使してそれぞれ楽しくガイド。各10分間の持ち時間で奈良の持つ魅力を存分に紹介した。
石田さんは春日大社を案内
採点は、奈良商工会議所副会頭の谷口宗男奈良交通社長を委員長とする審査委員会(7人)と、会場の一般参加者20人で実施。最優秀に奈良市の友松さん、優秀賞に柏尾信尚(かしお・のぶひさ)さんと石田一雄さん(奈良市)が選ばれた。
藤原宮跡を案内する雑賀さんの熱演。ジェスチャーも歌もキマッていた
外国語の部は、県認定通訳ガイド4人の中から、最優秀に仲村美香さん(生駒市)、優秀賞に谷本理沙さん(河合町)が認定され、同日発表された。また、「ナニワのカリスマ添乗員」として知られる、日本旅行西日本営業本部の平田進也さんが記念講演も行った。
法隆寺を案内する柏尾さん
日本語ガイドの最終選考は、ガイドの模様の「ロールプレイング」だった。観客を観光客に見立て、わずか10分間にまとめて見どころを話す。5人のうちから3人が最優秀・優秀に選ばれる。私は2次選考で審査員を拝命したが5人の皆さん、その時より格段にレベルが上がり、素晴らしいガイドだ。これなら、誰が認定されても恨みっこなしだ。
友松さんは、秋篠寺と周辺の古墳を案内
たとえて言うと和食、中華、フレンチ、イタリアン、エスニック、それぞれの料理の鉄人たちが、ウデを奮って最高の料理を提供する、そんな格好なのだ。ここから誰を選ぶかは、審査員の「好み」である。各審査員の持ち点は決まっているから、これは単純集計して機械的に選ぶしかない。
永らく、奈良県は「観光ボランティアガイドの数は多いが、質が伴っていない」といわれてきた。2013年の調査でも、奈良県は1,689人と、愛知県、兵庫県に続くベスト3位の多さである。「奈良まほろばソムリエ検定」(奈良検定)が産まれた背景の1つが「奈良のガイドの質を高めて、おもてなしのレベルを上げよう」ということだった。そんな奈良検定の10回目、そして奈良まほろばソムリエの会が産まれて5年目(前身の友の会から5年目、NPO化してから3年目)という節目の年に、こんな素晴らしいガイドを5人も輩出したのである。ミス1つない完璧なロールプレイングを見ていて、不覚にも涙がこぼれた。
ナニワのカリスマ添乗員・平田進也さんのご講演
県下に40あるといわれる観光ボランティアガイド団体の中でも、まほろばソムリエの会は新参者である。長い歴史があり、事務所や事務員を持った先輩団体と違い、当会はまだまだヒヨっ子である。「頭でっかち」とも言われてきた。そんなヒヨっ子の中から、今回「Nara観光コンシェルジュ」が3人、誕生したのである。こんな嬉しいことがあるだろうか。
この仕組みは東京オリンピックが開催される2020年まで続くと聞いている。とすると、あと4回。各回3人として、これから12人の「Nara観光コンシェルジュ」が続々と誕生することになる。
県下でガイドをされている、またこれからガイドしようお考えの皆さん、ぜひ「Nara観光コンシェルジュ アワード」にチャレンジしてください。お互い切磋琢磨してガイドの質を高め、奈良に来られるたくさんの方を温かくおもてなしいたしましょう!
友松さん、柏尾さん、石田さん、おめでとうございました! 雑賀さん、田原さん、来年の再チャレンジを期待しています!
※写真はすべて私が1/11に撮影した。トップは最優秀に輝いた友松洋之子(ともまつ・よしこ)さん
奈良まほろばソムリエの会の大西さん(向かって右端)とお仲間による「相撲甚句」で幕開け
外国人来訪者を含め、増え続ける観光客に対し、ガイドとしての技量の高さや、おもてなしの精神あふれる人材を選出し、認定する奈良商工会議所(植野康夫会頭)の第1回Nara観光コンシェルジュ アワードが11日、奈良市登大路町の県文化会館国際ホールで開かれた。
司会のお1人は1/10、奈良検定2級にチャレンジされた旭堂南青さん。満点は逃したが合格された模様
奈良商工会議所・植野会頭による開会挨拶
最終選考はこの5人。左から田原敏明さん、石田一雄さん、雑賀耕三郎さん、柏尾信尚さん、友松さん
「日本語ガイドの部」で最終選考に臨んだ5人がプレゼンテーションを行い、奈良市の友松洋之子(ともまつ・よしこ)さんが最優秀に選ばれるなど、3人が認定された。「外国語ガイドの部」については、県が認定を行った4人の外国語ガイドのうち、奈良商工会議所が2人を認定、認定者は計5人だった。
トップバッターの田原さん。『古事記』冒頭に登場する神々を紹介しつつ葛城を案内
日本語の部は商工会議所が一般公募を行い、計26人が応募。3次の最終選考に進んだ5人は、古事記や社寺、遺跡などをテーマに、映像や豊富な知識、巧みな話術を駆使してそれぞれ楽しくガイド。各10分間の持ち時間で奈良の持つ魅力を存分に紹介した。
石田さんは春日大社を案内
採点は、奈良商工会議所副会頭の谷口宗男奈良交通社長を委員長とする審査委員会(7人)と、会場の一般参加者20人で実施。最優秀に奈良市の友松さん、優秀賞に柏尾信尚(かしお・のぶひさ)さんと石田一雄さん(奈良市)が選ばれた。
藤原宮跡を案内する雑賀さんの熱演。ジェスチャーも歌もキマッていた
外国語の部は、県認定通訳ガイド4人の中から、最優秀に仲村美香さん(生駒市)、優秀賞に谷本理沙さん(河合町)が認定され、同日発表された。また、「ナニワのカリスマ添乗員」として知られる、日本旅行西日本営業本部の平田進也さんが記念講演も行った。
法隆寺を案内する柏尾さん
日本語ガイドの最終選考は、ガイドの模様の「ロールプレイング」だった。観客を観光客に見立て、わずか10分間にまとめて見どころを話す。5人のうちから3人が最優秀・優秀に選ばれる。私は2次選考で審査員を拝命したが5人の皆さん、その時より格段にレベルが上がり、素晴らしいガイドだ。これなら、誰が認定されても恨みっこなしだ。
友松さんは、秋篠寺と周辺の古墳を案内
たとえて言うと和食、中華、フレンチ、イタリアン、エスニック、それぞれの料理の鉄人たちが、ウデを奮って最高の料理を提供する、そんな格好なのだ。ここから誰を選ぶかは、審査員の「好み」である。各審査員の持ち点は決まっているから、これは単純集計して機械的に選ぶしかない。
永らく、奈良県は「観光ボランティアガイドの数は多いが、質が伴っていない」といわれてきた。2013年の調査でも、奈良県は1,689人と、愛知県、兵庫県に続くベスト3位の多さである。「奈良まほろばソムリエ検定」(奈良検定)が産まれた背景の1つが「奈良のガイドの質を高めて、おもてなしのレベルを上げよう」ということだった。そんな奈良検定の10回目、そして奈良まほろばソムリエの会が産まれて5年目(前身の友の会から5年目、NPO化してから3年目)という節目の年に、こんな素晴らしいガイドを5人も輩出したのである。ミス1つない完璧なロールプレイングを見ていて、不覚にも涙がこぼれた。
ナニワのカリスマ添乗員・平田進也さんのご講演
県下に40あるといわれる観光ボランティアガイド団体の中でも、まほろばソムリエの会は新参者である。長い歴史があり、事務所や事務員を持った先輩団体と違い、当会はまだまだヒヨっ子である。「頭でっかち」とも言われてきた。そんなヒヨっ子の中から、今回「Nara観光コンシェルジュ」が3人、誕生したのである。こんな嬉しいことがあるだろうか。
この仕組みは東京オリンピックが開催される2020年まで続くと聞いている。とすると、あと4回。各回3人として、これから12人の「Nara観光コンシェルジュ」が続々と誕生することになる。
県下でガイドをされている、またこれからガイドしようお考えの皆さん、ぜひ「Nara観光コンシェルジュ アワード」にチャレンジしてください。お互い切磋琢磨してガイドの質を高め、奈良に来られるたくさんの方を温かくおもてなしいたしましょう!
友松さん、柏尾さん、石田さん、おめでとうございました! 雑賀さん、田原さん、来年の再チャレンジを期待しています!