いよいよ2月1日(月)、今回で5回目(年2回開催)となる「観光力創造塾」(南都銀行主催)を橿原神宮会館(橿原神宮境内)で開催します。定員は150名ですが、まだ残席があります。
※トップ写真は講師の中村元さん。講演「バリアフリー観光で集客力アップ」(四日市市 11/20)で撮影
今回のテーマは「バリアフリー観光」です。これまで観光業界がターゲットとしてこなかった観光困難者(高齢者や身障者)にも旅行をしてもらおう、という趣旨で、いわば「新たな旅行者マーケットを開拓しよう」という話です。概要を同行のニュースリリースから抜粋しますと、
【第5回観光力創造塾の概要】
・日 時 : 平成28年2月1日(月) 14:00~16:20(受付開始 13:30)
・会 場 : 橿原神宮会館(近鉄橿原神宮前駅中央出口より徒歩8分)
・参 加 料 : 無 料
お申込方法は、このチラシ(3頁目)裏面の参加申込書に必須事項をご記入のうえ、南都銀行本支店窓口にご提出いただくか、公務・地域活力創造部宛 FAX でお送りください。お電話(0743-70-8830 公務・地域活力創造部)によるお申し込みでも結構です。
講師は中村元さん(なかむら・はじめ 特定非営利活動法人日本バリアフリー観光推進機構理事長)。第2部では、山下育代さん(古都の宿むさし野女将)、恵良容子さん(農家民宿 ゆるりや・とまりゃんせ女将)、本郷英作さん(ホテル杉の湯支配人)の3人が聞き手になって、中村さんに疑問点をぶつけていただきます。
バリアフリー観光の市場を、高齢者を例に試算してみます(国土交通省の資料より)。年代別で最もよく旅行をするのは、60代(人口約1,800万人)で、年間に1.62回、国内宿泊旅行をしています。しかし70歳以上(人口約2,300万人)になると、平均1.13回に激減します。
もし70歳以上の高齢者が60代並みに旅行されれば、年間旅行回数は約1,000万回増加し、旅行消費拡大効果は約5,000億円(平均旅行単価=約5万円)、これは旅行消費額全体の5%に相当します。しかし通常、70歳以上高齢者は一人旅ではなく家族が付き添いますから、この数字は2倍にも3倍にも膨れ上がり、大きな消費拡大が見込めます。つまり、それほど大きな「潜在マーケット」があるということなのです。
「バリアフリー」というと「設備の改修にはカネがかかるので…」という話になりがちですが、そうではなく、あらかじめ自店の「バリアあり情報」をお知らせしておくとか、「段差があるところでは従業員が車椅子を持ち上げて通ってもらう」「テーブルの足の下に台を置いて高くし、車椅子のまま食事してもらう」ということも立派な「バリアフリー」です。講師の中村さんは、そんな話を分かりやすく語ってくださいます。
しかも今年(2016年)の4月から、「障害者差別解消法」(障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律)が施行されます。この法律では、障がい者に対して「不当な差別的扱い」をすることや、障がい者に対して「合理的な配慮をしないこと」が禁止されます。この法律に対処するためにも、バリアフリーへの対応を考えておかなければなりません。
新たな旅行者マーケットが開拓できるバリアフリー観光の話、たくさんのご参加をお待ちしています!
※トップ写真は講師の中村元さん。講演「バリアフリー観光で集客力アップ」(四日市市 11/20)で撮影
今回のテーマは「バリアフリー観光」です。これまで観光業界がターゲットとしてこなかった観光困難者(高齢者や身障者)にも旅行をしてもらおう、という趣旨で、いわば「新たな旅行者マーケットを開拓しよう」という話です。概要を同行のニュースリリースから抜粋しますと、
【第5回観光力創造塾の概要】
・日 時 : 平成28年2月1日(月) 14:00~16:20(受付開始 13:30)
・会 場 : 橿原神宮会館(近鉄橿原神宮前駅中央出口より徒歩8分)
・参 加 料 : 無 料
お申込方法は、このチラシ(3頁目)裏面の参加申込書に必須事項をご記入のうえ、南都銀行本支店窓口にご提出いただくか、公務・地域活力創造部宛 FAX でお送りください。お電話(0743-70-8830 公務・地域活力創造部)によるお申し込みでも結構です。
講師は中村元さん(なかむら・はじめ 特定非営利活動法人日本バリアフリー観光推進機構理事長)。第2部では、山下育代さん(古都の宿むさし野女将)、恵良容子さん(農家民宿 ゆるりや・とまりゃんせ女将)、本郷英作さん(ホテル杉の湯支配人)の3人が聞き手になって、中村さんに疑問点をぶつけていただきます。
バリアフリー観光の市場を、高齢者を例に試算してみます(国土交通省の資料より)。年代別で最もよく旅行をするのは、60代(人口約1,800万人)で、年間に1.62回、国内宿泊旅行をしています。しかし70歳以上(人口約2,300万人)になると、平均1.13回に激減します。
もし70歳以上の高齢者が60代並みに旅行されれば、年間旅行回数は約1,000万回増加し、旅行消費拡大効果は約5,000億円(平均旅行単価=約5万円)、これは旅行消費額全体の5%に相当します。しかし通常、70歳以上高齢者は一人旅ではなく家族が付き添いますから、この数字は2倍にも3倍にも膨れ上がり、大きな消費拡大が見込めます。つまり、それほど大きな「潜在マーケット」があるということなのです。
「バリアフリー」というと「設備の改修にはカネがかかるので…」という話になりがちですが、そうではなく、あらかじめ自店の「バリアあり情報」をお知らせしておくとか、「段差があるところでは従業員が車椅子を持ち上げて通ってもらう」「テーブルの足の下に台を置いて高くし、車椅子のまま食事してもらう」ということも立派な「バリアフリー」です。講師の中村さんは、そんな話を分かりやすく語ってくださいます。
しかも今年(2016年)の4月から、「障害者差別解消法」(障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律)が施行されます。この法律では、障がい者に対して「不当な差別的扱い」をすることや、障がい者に対して「合理的な配慮をしないこと」が禁止されます。この法律に対処するためにも、バリアフリーへの対応を考えておかなければなりません。
新たな旅行者マーケットが開拓できるバリアフリー観光の話、たくさんのご参加をお待ちしています!