昨日(1/21)「平成27年度第1回 王寺駅周辺活性化研究会」が「王寺町地域交流センター」(リーベル王寺東館5階)で開催された。出席者は王寺町、奈良県立大学、近隣の観光協会(王寺町、三郷町、信貴山)、南都銀行などから総勢約30名。各メンバーの意思表明のあと、南都経済研究所による基調講演「奈良県の観光 現状と課題」が行われた。
まずは王寺町・平井町長の開会挨拶
今回の研究会をアレンジしたのは、南都銀行だ。同行は「まち・ひと・しごと創生総合戦略」への協力など、地域の課題解決や活性化をめざしており、その一環として、王寺町の雇用拡大や地域の活性化に取り組んでいる。
今回の研究会の仕掛人、南都銀行王寺支店・西元支店長による経緯説明
王寺町は面積がわずか7km2と狭く、大規模な企業誘致が困難なことから、地元の資源と資金を結びつけて事業化し、雇用の創出を図る必要に迫られている。そのため周辺地域に点在する聖徳太子ゆかりの観光スポットなどを活用した「観光振興による地域経済の活性化」が課題となっている。
南都銀行公務・地域活力創造部の西副部長
その課題解決のため今回、同行は王寺町および奈良県立大学と「官・学・金」連携を行い、「王寺駅を起点とした観光周遊ルートを策定」し、観光客の増加を図り、地域経済の活性化に努めることになり、それを「王寺駅周辺活性化研究会」の平成27年度のテーマとして取り上げることになった。
県立大学の大和(やまと)准教授。お隣は同・高津准教授
プロジェクトの名称は「聖徳太子ゆかりの地をめぐる広域観光開発プロジェクト」(仮称)。これからプランニングに取り組み、2017年10月からのプラン実施をめざしている。要は、多様な主体が連携し、広域観光の将来的な目標を定め、インバウンド対策も踏まえながら広域観光の課題を解決しつつ「聖徳太子ゆかりの地をめぐる広域観光圏の形成」を図ろう、という壮大な構想なのである。
県立大の学生たち。女子2人は、王寺町出身
参加者からは、県立大学の学生たちの「若くて柔軟な発想」に期待する声がたくさん聞かれたが、観光振興はプロが何年かけて取り組んでも解決困難なテーマ。学生たちに過度に期待を寄せるのではなく、研究会メンバー(多様な主体)がそれぞれの立場から、それぞれの強みを発揮し、会を挙げて「観光振興による地域経済の活性化」に取り組まねばならない。
南都経済研究所の丸尾主席研究員。良い話だった。また機会があれば紹介させていただきたい
王寺町や三郷町周辺には史跡が点在している。ゆかりは聖徳太子や達磨大師だけではなく、中世には松永久秀(信貴山城)も出た。古今集に詠われた三室山もある。かつての国鉄王寺駅の駅弁・柿の葉ずしは、美味しいと評判だった。
観光開発は地元をよく知ることから始まる。地元の観光資源を掘り起こし、それらを線でつなぎ面に広げることにより、魅力ある広域観光圏を作り上げてほしいものである。皆さん、大いに期待していますよ!
まずは王寺町・平井町長の開会挨拶
今回の研究会をアレンジしたのは、南都銀行だ。同行は「まち・ひと・しごと創生総合戦略」への協力など、地域の課題解決や活性化をめざしており、その一環として、王寺町の雇用拡大や地域の活性化に取り組んでいる。
今回の研究会の仕掛人、南都銀行王寺支店・西元支店長による経緯説明
王寺町は面積がわずか7km2と狭く、大規模な企業誘致が困難なことから、地元の資源と資金を結びつけて事業化し、雇用の創出を図る必要に迫られている。そのため周辺地域に点在する聖徳太子ゆかりの観光スポットなどを活用した「観光振興による地域経済の活性化」が課題となっている。
南都銀行公務・地域活力創造部の西副部長
その課題解決のため今回、同行は王寺町および奈良県立大学と「官・学・金」連携を行い、「王寺駅を起点とした観光周遊ルートを策定」し、観光客の増加を図り、地域経済の活性化に努めることになり、それを「王寺駅周辺活性化研究会」の平成27年度のテーマとして取り上げることになった。
県立大学の大和(やまと)准教授。お隣は同・高津准教授
プロジェクトの名称は「聖徳太子ゆかりの地をめぐる広域観光開発プロジェクト」(仮称)。これからプランニングに取り組み、2017年10月からのプラン実施をめざしている。要は、多様な主体が連携し、広域観光の将来的な目標を定め、インバウンド対策も踏まえながら広域観光の課題を解決しつつ「聖徳太子ゆかりの地をめぐる広域観光圏の形成」を図ろう、という壮大な構想なのである。
県立大の学生たち。女子2人は、王寺町出身
参加者からは、県立大学の学生たちの「若くて柔軟な発想」に期待する声がたくさん聞かれたが、観光振興はプロが何年かけて取り組んでも解決困難なテーマ。学生たちに過度に期待を寄せるのではなく、研究会メンバー(多様な主体)がそれぞれの立場から、それぞれの強みを発揮し、会を挙げて「観光振興による地域経済の活性化」に取り組まねばならない。
南都経済研究所の丸尾主席研究員。良い話だった。また機会があれば紹介させていただきたい
王寺町や三郷町周辺には史跡が点在している。ゆかりは聖徳太子や達磨大師だけではなく、中世には松永久秀(信貴山城)も出た。古今集に詠われた三室山もある。かつての国鉄王寺駅の駅弁・柿の葉ずしは、美味しいと評判だった。
観光開発は地元をよく知ることから始まる。地元の観光資源を掘り起こし、それらを線でつなぎ面に広げることにより、魅力ある広域観光圏を作り上げてほしいものである。皆さん、大いに期待していますよ!