tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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奈良県のK-POPへの2.7億円支出問題(続報)

2025年01月10日 | 日々是雑感
以前にも当ブログで紹介したK-POP問題、毎日新聞奈良版「奈良の風に吹かれて」(2025.1.9 付)に、西山厚さんがご意見を書かれていた。その部分を引用すると、
※トップ写真は、奈良公園で撮影(2024.12.3)

「奈良ちとせ祝(ほ)ぐ寿(ほ)く祭り」を、奈良県は、お金がかかるという理由で一方的に廃止してしまった。ところが、それをはるかに上回るお金を投入して、今年の秋に、奈良公園で、1日だけのK-POPの無料コンサートをおこなうそうだ。私たちはどこへ向かっているのだろう。





なお山下知事はご自身のX(旧ツイッター)に〈奈良県は以前にシルクロード博というものを開催しており、その収益金を基金に積み立てています。この基金は国際交流等の目的にしか使えないため、これを取り崩して本イベントの資金にします。なので、財源には税金ではない事業収益金が主として当てられます〉。お書きである。

これについて「ミヤネ屋」(2024.12.13 放送)で元官僚の岸博幸さんは、〈知事は「この基金は、国際交流等の目的にしか使えない」とおっしゃるが、それは条例を変えれば用途変更できる〉と一蹴されていた。しかもシルク博は、もともと多額の「税金」を投入して運営されたものだ。

なお1/9付の朝日新聞奈良版には〈K-POP経費減を 知事、韓国側に協力要請〉という見出しの記事が出ていた。同記事のサイトから全文を引用すると、

県が友好提携を結ぶ韓国・忠清南道と今年10月に企画している文化交流イベントで、山下真知事は7日に忠清南道の金泰欽(キムテフム)知事とオンラインで会談し、経費節減の協力を求めたことを明らかにした。8日の定例会見で報道陣の質問に答えた。

イベントをめぐっては、県が奈良公園でK―POPアーティストが出演する9千人規模のコンサートを企画していることについて、県議会で意見が割れていた。会場設営費など約2億7千万円の事業費の一部を盛り込んだ補正予算案は昨年12月の定例議会で可決されたが、最大会派「自民党・無所属の会」の賛否が割れたうえ、賛成した県議・会派からも山下知事に対して事業費削減を求める申入書が手渡されていた。

山下知事は申し入れを受け、金知事とオンライン会談の場を設けた。「県の厳しい立場を伝え、経費節減の協力をお願い」したうえで、「申入書の内容を実現していくために、双方知恵を出し合って協力していく」ことで合意。金知事は県の意向に理解を示し、「できる協力はしていきたい」と答えたという。


「できる協力はしていきたい」という頼りない回答で、果たして、先方の譲歩が、引き出せるのか、はなはだ疑問である。皆さんは、ドー思いますか?

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