tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

萬葉チャリティーウォークが、5/29(日)に開催されます!(Topic)

2011年05月27日 | お知らせ
※注意 台風2号接近のため、
萬葉チャリティーウォークは中止となりました!

南都銀行が主催する「<ナント>萬葉チャリティーウォーク」(第51回)が、5/29(日)に開催されます。今回は「初夏の二上山、當麻の里をウォーキング」です。講師の講話が聞けて、二上山博物館の入館も當麻寺(奥院)の拝観も無料という恒例のウォーキング・ツアー(約9km、6時間)です。申し込み先は、南都銀行の本支店窓口。参加費は無料ですが、弁当、水筒、敷物、雨具などはお忘れなく。私はほぼ毎年参加していますが、今年は同じ日に五條市で「かげろう座」というイベントがありますので、どちらに参加するか、迷っているところです。
※トップ写真は、昨年11/21に開催された第50回ウォークの模様(於:明日香村)

以下、南都銀行のニュースリリースから、引用しておきます。ぜひ、ご参加ください!

南都銀行( 頭取 植野康夫) は、平成2 3 年5 月2 9 日( 日) に『第5 1 回 < ナント> 萬葉チャリティーウォーク』を開催します。

同ウォークは、昭和63年11月のスタート以降、毎年春と秋の2回開催しており、昨年秋には第50回目となる記念大会を開催することができました。

第51回目の今回は、「二上山・葛城」周辺をウォーキングします。
(香芝市役所~二上山博物館~香芝市中央公民館~二上山ふるさと公園~鳥谷口古墳~傘堂~當麻健民運動場~當麻寺奥院~木戸池公園)

「<ナント>萬葉ウォーク」は、当行が創立70周年を迎えた平成16年11月の第38回から「チャリティーウォーク」とし、参加者の人数に応じた金額を当行から「社会福祉法人 奈良県社会福祉協議会」に寄付しています。

万葉集にゆかりの深い二上山麓・當麻の里を、講師によるわかりやすい講話に耳を傾けながらウォーキングしてみませんか。詳細は以下のとおりです。

1.内 容
○開催日 平成23年5月29日(日)午前9時集合〔雨天決行(荒天中止)〕
○コース 二上山・葛城周辺(約9km・約6時間)
 香芝市役所南側(集合) ⇒ 二上山博物館(拝観)⇒ 香芝市中央公民館〔講師講話〕⇒ 二上山ふるさと公園 〔講師講話・昼食〕 ⇒ 鳥谷口古墳〔講師講話〕⇒ 傘堂⇒ 當麻健民運動場〔講師講話〕⇒ 當麻寺奥院〔住職講話・拝観〕 ⇒木戸池公園 (解散)(午後3時30分頃解散予定)
○講 師 奈良女子大学名誉教授 坂本 信幸 氏(万葉学会編集委員、奈良県立万葉文化館評議員等を務めておられます。)

2.申込等
○受 付 <ナント>の本支店窓口
※窓口備え置きの申込書(チラシ兼用)に必要事項をご記入のうえ、窓口にご提出ください。
○締切り 平成23年5月25日(水)
○参加費 無 料
○持ち物 弁当・水筒・敷物・雨具等(各自ご持参ください)
【本件に関するお問い合せ先:営業統括部 萬葉サークル事務局 TEL:0742-27-1554】
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南明寺の夜間特別拝観と蛍鑑賞 @2,500円!(Topic)

2011年05月27日 | お知らせ
南明寺(なんみょうじ)を知る人は少ないだろう。Wikipedia「南明寺」によると《奈良市阪原町にある真言宗御室派の寺院。山号は医王山。 奈良市の中心部から柳生の里へ通じる柳生街道沿いに位置する》。

《創建の事情ははっきりしていない。伝承によれば敏達天皇4年(575年)、百済の僧によってこの地に営まれた「槇山千坊」の一であったという(創建年代については宝亀2年・771年とも)。現本堂は鎌倉時代中頃の建築と推定され、境内からはこの時代をさかのぼる遺構や出土品などが見つかっていないことから、実際の創建は鎌倉時代頃ではないかと推定されている。本尊をはじめとする仏像は堂より古い平安時代の作であり、他所から移されたものと考えられている》。

お寺の重要文化財は《本堂(寄棟造瓦葺、鎌倉時代中期)、木造薬師如来坐像(一木造漆箔、平安時代中期)、木造釈迦如来坐像(一木造漆箔、平安時代中期)、木造阿弥陀如来坐像(一木造漆箔、平安時代中期)》。昨年の平城遷都1300年祭では、本堂が特別公開された。同祭のHPによると、

《重厚なたたずまいの本堂に平安時代の諸尊を安置する古刹 鎌倉時代に建立されたと考えられる本堂(重文)が一般に公開され、堂内に安置されている本尊・薬師如来坐像や釈迦如来坐像、阿弥陀如来坐像の重文諸仏などが特別に開帳。通常は事前予約が必要だが、今回の特別開帳期間中は予約不要で拝観可能》。

昨年の特別公開が終わり、今は事前予約しないと拝観できないが、こんなツアーがあるそうだ。たまたま会社帰りの奈良交通バスの中でバンフレットをみつけた。主催は奈良市市民連携企画実行委員会(奈良市観光振興課内)である。ろうそく作り体験、バス、食事の代金を含んで@2,500円という格安のツアーである。以下、奈良市観光協会のHPから転載する。

『奈良の原風景を訪ねる』ツアー
 南明寺夜間特別拝観と隠れ里での蛍観賞

このツアーは通常にはない『特別プラン』です。まずは今人気のならまちで「ろうそくの手作り体験」。バスに乗り込み、奈良の隠れ里「阪原」へ…

通常でも予約拝観しか受け付けていない南明寺を特別に貸しきり、暗闇のなか、ろうそくの灯だけで仏様を拝観させていただきます。灯明に浮かび上がる仏様のお顔は炎に揺らめきながら表情を変え、心の中に語りかけてきます。

拝観後は地元の人しか知らない内緒のスポットにご案内☆奈良の原風景の中で蛍の灯をお楽しみください。

「日本人のこころのふるさと」奈良の原風景に触れ、こころに「灯火」を灯してみませんか?
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日   時

平成23年6月18日(土)15:30~21:00

集合時間・場所
15:30近鉄奈良駅前行基噴水広場集合

行   程
近鉄奈良駅前(16:00)・・・ならまち(ろうそく手作り体験)
~お食事~南明寺(夜間特別拝観・法話)…蛍観賞~近鉄・JR奈良駅(21:00頃)

参 加 費
おひとり様 2,500円(バス代・体験費・食事代・拝観料含む)
※経費の一部を当実行委員会が負担していますので、特別お得な料金設定となっております。

募集 人 数
48名 ※応募者多数の場合は抽選

申 込 方 法
住所・氏名・年齢・電話番号をご明記の上、往復はがきで下記までお申込下さい。はがき1枚につき2名まで申込可能。
※保険加入の都合上、参加希望者全員の氏名・年齢をご明記下さい
〒630-8580 奈良市二条大路南一丁目1-1 奈良市観光振興課内 
奈良市市民連携企画実行委員会 ホタルHP係宛

申 込 締 切
平成23年6月5日(日)の消印有効

※そ の 他
徒歩移動もございますので、歩きやすいお足元でご参加ください。申込が最少催行人員15名を下回った場合、ツアー中止となりますが、悪しからずご了承ください。

企 画
奈良市市民連携企画実行委員会(奈良市観光振興課内)
TEL(0742)34-5135(ダイヤルイン)


いかがだろう。南明寺は《JR・近鉄奈良駅から 柳生・邑地中村行バス「阪原」下車すぐ》という場所だが、バスは1時間に1本もなく、しかもJR・近鉄奈良駅から約40分もかかる。駐車場もないと聞いているので、お参りするには不便なところだ。しかし、このツアーなら楽々だし、自分の作ったろうそくで仏さまを拝観できるとは、もったいないことである。

人を引きつけるツアーの3要素は「今だけ、ここだけ、あなただけ」だそうだ。このツアーは、ろうそくの手作り体験、食事、特別拝観、蛍鑑賞と、バラエティ豊かなスペシャルメニューを盛り込んだ「着地型旅行」である。締め切りは6/5(日)。残念ながら私はこの日、クラス会の旅行と重なっていて参加できないが、ご希望の向きは、ぜひ早めにお申し込みください!
※トップ写真は、奈良市観光協会のホームページから拝借
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節電所をつくろう!

2011年05月26日 | 環境問題
日本経済新聞(5/19付)の経済教室で、京都大学教授の植田和弘氏がこんな指摘をされていた。見出しは「エネルギー政策再構築(中)電源別コスト検証が必要」「原発の経済性に疑問 節電・自然エネの拡大カギ」。全体の「ポイント」は《●節電により電力をつくりだす発想が必要に ●後処理コストを含めると原発は高価な電源 ●再生可能エネルギーは町づくりと連携容易》だ。

最も興味深かったのが「節電所」のくだりである。《震災を受け、国民的にも企業の間でも節電意識と節電対策への受容性が高まっている。耐乏という感覚ではなく、新しいライフスタイルの提示や、他者を思いやり電力を大切に使う倫理的消費という価値創造と結び付けて、電力負荷平準化(ピーク時需要の削減)に結実させる必要がある。これは追加的な電力供給能力の調達を回避できるという意味で、短期的にも長期的にも経済性を持つ。一種のイノベーションであり、新しいビジネスにも結びつく》。

《節電所の建設に投資するという発想が有効であろう。最初の提唱者エイモリー・ロビンス氏によれば、節電所は省エネ機器を購入することを通じて、消費してしまうはずだった電気を生み出し発電所の代わりになる(ペーター・ヘニッケほか「ネガワット」)。節電により電気をつくりだすのである。省エネ機器だけでなく、電力・エネルギー消費行為(ライフスタイル、ワークライフバランス、オフィス・工場の業務・操業形態など)の変更も多くの電気を生み出す可能性がある。節電・省エネ型消費行為への変更は節電所への投資なのである。節電所の良いところは、発電所のような長い建設期間が不要で、明日からで少量からでも稼働する点である》。



いかがだろう、これは面白い発想ではないか。「節電しよう」というと何だかチマチマした話のように聞こえるが、「節電所をつくろう」という呼びかけは、とても勇ましいし、ポジティブな発想である。この話は、5/21付の同紙のコラム「春秋」でも紹介された。

《「節電所」と聞いてもピンとくる人は少ないだろう。無駄な電気をドンドン削ってくれる電力会社の施設、とかではない。節電にはその分の電気をつくるのと同じ効果がある、という発想から、節電に努める家庭や企業をこう呼ぶのだ。▼おとといの本紙「経済教室」で、京都大学の植田和弘教授がこの考え方を紹介していた。節電といえば我慢だ辛抱だと説かれ気分も沈む。が、これが発電所のかわりになるとは目からウロコだ。省エネ機器導入やライフスタイルの転換は節電所「建設」への投資で、新しいビジネスにも結びつくと植田教授は言う》。

《▼さて、どんな節電所をつくろうか。思案をめぐらせていたら、甲子園の高校野球の記事が目に入った。今夏は電力消費のピーク時間帯にテレビ観戦が重ならないよう、決勝戦は午前中にプレーボール。ほかの日も開始を早めて照明点灯は避けるという。配慮は分かるけれど、もっと踏み込んだ対応があってもいい。▼高校野球のテレビ観戦に費やされる電力は、東京電力のエリアだけで少なくとも数十万キロワットにのぼる。いっそ大会は秋にずらしたら、とも思う。熱闘は夏でなければという声も出そうだが、あの炎天下の試合はそもそも球児にとってずいぶん酷だ。さわやかな秋風の甲子園。これもまた、目からウロコではないか》。



夏の甲子園(全国高校野球選手権大会)は朝日新聞社の主催なので、新聞社同士でよく話し合ってもらいたいが、これは検討に価する名案である。しかし朝日新聞に頼らなくても、もっと身近な節電策がある。資源エネルギー庁がまとめた「家庭の節電対策メニュー」(PDF)である。これはとてもよくできた節電ガイドになっている。しかも3ページ目はチェックシートとして使えるというスグレモノだ。主なメニューを抜き出すと、

○エアコン:設定温度を28度を目安に2度上げる。節電効果11% 代わりに扇風機を使う 節電効果50% すだれ、よしずなどで日差しを緩和 節電効果10%
○冷蔵庫:設定を「強」から「中」へ 節電効果 2%
○照明:日中は消灯、夜間も最小限  節電効果 5%
○テレビ:必要な時以外は消す 節電効果 2% 省エネモード、画面の輝度を下げる 節電効果 2%
○洗浄便座:便座保温、温水をオフ 節電効果 1%未満
○炊飯器:早朝にタイマーで一日分をまとめて炊飯 節電効果 2%
○待機電力:リモコンではなく主電源を切る、または長期間使わない器具はプラグを抜く 節電効果 2%

電気ポットなどは800W(沸騰時)も消費するので、わが家では早くから使うのを止めている。こんな簡単なことの積み重ねで、大きな節電効果が得られるのだ。つまり、大きな節電所がつくれるのである。「資源・エネルギー多消費型社会」といわれ、その見直しが叫ばれている。しかし例えば個人レベルでは、とっくに「カロリー多摂取型食習慣」を反省し、コーヒーに砂糖を入れなかったり、マヨネーズを使わなかったり、魚や野菜など低カロリー食への転換を進めているのではないか。電気で、それができないはずがない。電気代も節約できるのである。

今年はクールビズの前倒しや期間延長で、一層の省エネに取り組む企業などが増えている。「わが家では、大きな節電所ができたぞ」「ウチの節電所はまだまだ。何しろ社長が暑がりで、いまだに設定温度は26℃なんや」などという会話が普通にできるようになると、夏の電力不足を心配せずに済むのであるが…。
※写真はクールビズの様子。いかにも涼しげである(南都銀行登美ヶ丘支店で5/23に撮影)
コメント (4)
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なら・もの・こころ(暮らしの中の奈良ブランド展)、5/31~6/12まで!(Topic)

2011年05月25日 | お知らせ
5月31日(火)から6月12日(日)まで(6/6を除く)、奈良県立図書情報館で、暮らしの中の奈良ブランド展「なら・もの・こころ」が開催される。優れたデザインの「奈良のモノ」の展示や販売、講演会、トークショーも行われる。同展のHPから概要を抜粋する。

図書情報館では、奈良の持つモノづくりの感性と、それによって生み出されたモノの本質と素晴らしさを再発見するために、暮らしの中の奈良ブランド展「なら・もの・こころ」を開催します。

奈良には古代から育まれてきた文化と伝統、そしてそれらが生み出した様々な「モノ」があります。こうした「モノ」には、現代に生きる我々が忘れかけている、自然に向き合う心や、使う人への想いといった日本人の感性がこめられています。この暮らしの中の奈良ブランド展はそうした日本人の感性と、それを受け継ぐ奈良の文化や伝統の良さを奈良の「モノ」を通して、再発見しようという試みです。

期間中、実際の展示品の販売のほか、「なら・もの・こころ」フォーラムと題して、当館館長による記念講演や奈良のモノづくりに携わる方々とのクロストークも行います。ぜひご参加ください。

■ブランド展
期間:5月31日(火)~6月12日(日)(6月6日(月)は休館日)9:00~20:00
会場:2階 メインエントランスホール
運営団体
主催:暮らしの中の奈良ブランド展実行委員会
共催:奈良県立図書情報館
後援:奈良県・奈良新聞・NPO法人奈良元気もんプロジェクト
協賛:奈良県商工会連合会・南都銀行・奈良芸術短期大学・くるみの木・明新社
印刷協力:明新社

■販売
開催日:6月4日(土)・5日(日)・11日(土)・12日(日)
会場:2階 メインエントランスホール

■「なら・もの・こころ」フォーラム
開催日:6月4日(土)
主催:暮らしの中の奈良ブランド展実行委員会

1.記念講演
時間:13:30~14:30(開場・受付12:30~)
会場:1階 交流ホール
講師:千田 稔氏(奈良県立図書情報館館長)
テーマ:「なら・もの・こころ」創造の水脈

2.クロストーク
時間:15:00~17:00
会場:2階 メインエントランス(展示会場)

企画展示商品を前にして石村&北井のそれぞれの奈良のもの作りへの思いを掛け合いながら、時には制作者や観客の皆さんにもご参加いただきながら進行し、奈良のこれからの、ものづくり、日本のものづくりを考えます。

愛おしいものたち―奈良「くるみの木」「秋篠の森」25年
石村 由起子著
ラトルズ

ゲスト:石村 由起子(くるみの木主宰)、北井 勲(暮らしの中の奈良ブランド展実行委員会委員長、デザイナー)、そして制作者、観客の皆さん
定員:200名、先着順、無料


お申込み:申込みフォーム、往復はがき、FAX(0742-34-2777)、メール(koen@library.pref.nara.jp)、電話(0742-34-2111)または来館による申込みもできます。(2階カウンターにて受け付けます。)
※①郵便番号・住所②氏名③連絡先電話番号(FAXでのお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書きください。)を記入し、「奈良ブランドフォーラム申込み」および「参加されるプログラム(講演またはトーク、または両方参加)」と明記してください。また、往復はがきでお申込みの場合は、返信にも送付先の郵便番号、住所、氏名を必ず記入してください。1通に付き、2名までのお申込みとします。(2名お申込みの方は、その旨お書き添えください。)


奈良で「デザイン」を考えてみました。
奈良1300デザイン研究会篇
株式会社エニアックインターナショナル

昨年、『奈良で「デザイン」を考えてみました。』というアート写真集が出た。一般公募した「世界に誇れる奈良のデザイン」を紹介した本で、感性豊かな写真には圧倒された。奈良は、素晴らしいモノやコトであふれているのだ。

皆さん、ぜひ「なら・もの・こころ」展に足をお運びください!
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地域プランナー・コーディネータ養成塾(2011)が受講生を募集中!(Topic)

2011年05月24日 | お知らせ
「地域プランナー・コーディネータ養成塾」をご存知だろうか。ひと口にいうと、地域づくりを支援する人材の養成講座である。一般社団法人「地域づくり支援機構」のHPに趣旨(PDF)が掲載されている。《日本全国各地域において、地域活力の低下が顕著であり、特に奈良の各地域は、長期低迷状況にあります。このような状況から、奈良県各地域においては、Ecological Development に向けての取組みを始めています》。
※トップ写真は、外国人スピリチュアル体験ツアーの様子。吉田遊福さんからいただいた(以下すべて)

なお Ecological Development(エコロジカル・ディベロップメント)とは、《地域が連綿と引き継ぎ育ててきた自然資源・歴史文化資源・生活文化資源・人的資源・伝統技術などのこれまでの地域資源を活かし、地域の主体性と地域資本によって、又、地域の多様な関係者の「共働」と他地域との連携によって、現世代の満足を充たしつつ生きとし生けるものすべての将来世代へ引継ぎ得る地域をつくる》ということである。


吉野 国栖(くず)むらおこしプロジェクト

《しかしながら、各地域のEcological Developmentを指導・支援する地域プランナーや地域コーディネータが、全国的にも奈良県下にも絶対的に不足しており、各地域において、このような地域づくり支援人材とその教育システムが早急に求められているのが現状です》。

《現在、地域づくり支援機構では、この人材教育システムと地域づくり支援に取組み、過去4年間で、計44名の地域プランナー・コーディネータを養成登録、地域づくりの指導・支援に共に活動してきたノウハウと広い分野の専門知識と熱い志しを持つ人達が集まりました。2011年3月、地域づくり支援機構は、一般社団法人とになり、更に本格的に養成講座のカリキュラム内容を充実、全国の先駆けとなる「地域づくりプランナー・コーディネータ養成塾」を開講します》。

以前(08.11.15)、同機構が主催する「奈良の地域づくり―地域プランナー・コーディネータの役割」というシンポジウムを拝聴したことがある。とりわけ野村幸治さん(高取土佐街なみ天の川計画実行委員会代表)の「地域づくり活動もビジネスと同じで、目的を定め、現状分析し、戦略・戦術を立てて実行する。リーダーにはビジネス感覚が必要。正確なデータの把握(来訪者数、天候・気温など)も大切だ。観光客が来ることで、町のお年寄りが活気づいた」というお話は、今でも脳裏に焼きついている。

野村さんのような素晴らしい「地域プランナー・コーディネータ」を奈良県が輩出できれば、必ず「長期低迷状況」から脱することができる。何より奈良県は「自然資源・歴史文化資源・生活文化資源・人的資源・伝統技術」には、どこよりも恵まれているのだから。前置きが長くなったが、以下、募集要領を地域づくり支援機構のサイトから抜粋する。


プレゼンテーションの様子(御杖村チーム)

地域プランナー・コーディネータ養成塾 開講!
地域の未来を拓く人材養成塾


NPOや地域の現場で既に活動されている人に
これから地域活動を始めてみたいという人に
リタイア盛年層の新たな人生のやりがい、生きがいに
新たな出会い、仲間づくりのきっかけに

地域づくりに精通した研究者による地域づくり講座、わかりやすい成功事例、先進事例等が豊富です。奈良県担当職員などによる地域づくりの協働の現状や個々でしか聞けないノウハウ、地域のとっておき情報も。地域づくりの現場で実践に役立つ各分野の専門家による最新のスキルアップワークショップが充実。心理カウンセラーによるトータル的永続的に役立つグループワークのナビゲーションで安心の参加体制。現地実習で、事例を体験的に学び知ることで見る目をさらに養えます。

一般社団法人になり、更に本格化した全国の先駆けとなる「地域づくりプランナー・コーディネータ養成塾」をぜひ受講ください。


地域づくりシンポジウムの様子

1.開催時期
2011年6月5日(日)~2012年2月4日(土) 全12回(土日開催)

2.場所
奈良県立大学(奈良市舟橋町10番地 (JR・近鉄奈良駅から徒歩約10分))または、奈良IBCフォーラム会議室(奈良市内侍原町50番第1ビル2階203号(近鉄奈良駅から徒歩約5分))

3.カリキュラム ワークショップ・講義・グループワーク
【講師】村田武一郎(奈良県立大学教授)、木村衛(地域づくり支援機構副理事長) 野口隆(奈良産業大学教授)、奈良県くらし創造部 ほか

4.参加費
受講費3万9千円(資料代含む)
別途、認定試験料6千円、現地調査費等を各自負担

5.定員
12人(受付後面接、略歴・地域活動歴,目的動機などを提出)

6.申込み
下記問合せ先に電話またはメールで

7.問合せ先
一般社団法人 NAED 地域づくり支援機構事務局 事務局長 大塚 090-6672-2459 Eメール:otk8707@nifty.com
養成塾 吉田 090-3451-1332 Eメール:yufuku2010@gmail.com

8.後援(予定):奈良県、奈良県市長会、奈良県町村会
協力:奈良のむらづくり協議会、工房街道推進協議会


問い合わせ先に、吉田遊福さんのお名前が出ている。吉田さんは養成塾の企画スタッフとして参画されているのだ。今回の募集はまもなく定員に達するそうなので、お申し込みはぜひお早めに。
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