鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

恋の行く末

2016年02月06日 02時51分57秒 | 身の回りの生き物のこと


用水路にこんなにも大きく育った鯉が平然とたむろしていた。
滋賀県のある場所とだけ言っておこう。
元は田んぼばかりだったところに新興住宅地ができて、その中を農業用水路が通っている。
コンクリート用水路とはいえ段差があり少しだけ深みができている場所で、丸太が一本引っかかっているから隠れるところもないではない。
すべて40センチは超えていそうだからこの深みから他所には行けないだろう。
梅雨時とか雨台風の時なら、どこにでも流れて行きそうだけれど、ここをすみかと決めた一団なのかも知れない。
ガードレールから身を乗り出したら、寄ってきて回り出したから、餌付けされている。
この新興住宅地で誰かが餌をやり、何となく大事にされている気配だ。
猫は農業用水路には降りられないだろうし、空からの天敵も住宅地だからやってこないだろうし、悪ガキがエアガンで狙うことも住民の目があり防がれてきたのだろう。
鯉は何十年も生きるそうだが、この鯉たちはこの住宅地と同じ年齢なのか。
津和野の街中の細い用水路に大きい色鯉がたくさんいて名物になっているのを見たことがある。
ここのは普通の昔からの単色の鯉。
ウチの田舎でこういう色合いの鯉をアサヒゴイなんて呼んでいたので、今さらながら検索したが、そんな種類の鯉は見当たらない。
子ども時分だったから、いい加減なことを誰かが言って、それがまことしやかに限定的に流布しただけかも知れない。
これだけ育ってしまったのだからつつがなく健やかな恋の行く末を願わずにいられない。
などと、わざわざ変換間違いのように書いてみる深夜。
コメント (2)
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