一般的に『木の芽』と言えば山椒の若葉を指すけれど、私の故郷ではアケビの新芽のこと。
アケビは蔓性の木であれば、山菜とは言えないのではないか。
そういうことを言い始めると、『たらの芽』も『コシアブラ』も木だけれど山菜にひっくるめられている。
上の画像のキクラゲのようなものはアケビの花。
今回、初めて見た。
おひたしにして食べる木の芽は、下の画像のピンボケ気味の蔓の先20センチくらいの部分。
鰹節を振りかけて、醤油を垂らした生卵にくぐらせて食べるのが美味。
春の苦味を噛みしめると、思わず来し方を振り返ったりもしてしまう。