鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

なまめかしい涅槃仏

2018年04月03日 00時01分44秒 | 散歩は夢中


醍醐寺に行ってから数日経った。
造られてからそれほど経っていないだろうと思われるピカピカの涅槃仏が在り、撮影禁止という触れ書きもなかった。
けれども、どこで撮ったのか定かな記憶がない。
個人的な趣味や生き甲斐の木彫り仏像なら彩色はせずに素朴な状態のままにするだろう。
しかし、お寺に安置される場合は昔からの様式にのっとって彩色するのだろうと思われる。
この涅槃仏は、起き上がりそうなリアリズム(現実感)がある。
誰かに似ている。
そう、あの玉三郎にそっくり。
彼を実際のモデルにしたはずはないだろうけれど、無意識的にでもついつい似せてしまったのかも知れない。
煤けたり欠けたり剥げたりした国宝や重文の仏像ばかりがもてはやされるけれど、これも後の世では『平成(もしかしたら昭和)の涅槃仏』としてありがたがられるだろうか。
それにしても、妖しく魅せられるお姿。
コメント (2)
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