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俯きながらも怒髪天を衝く、そのような風情に見える。
猛烈な怒りに震えながら、なんとか理性を保とうとしているのだ。
前日は辞職した事務次官のことをイジってしまったので、ちょっと忖度してみたい。
録音されていたと聞かされたときのことを考えたら、怒髪天を衝くどころか、顔から屁が出そうなほどに恥ずかしかったのではないか。
無かったことにしたくて、いろいろと考えているうちに、自分の声は頭蓋骨を通して聞いているので、録音されたものが自分の声か分からないという、ある意味正直で真実味のある言い訳を思いついたのだ。
私もテープレコーダーをイジっていて、録音した自分の声を聞いた時には、あまりの意外さと恥ずかしさに赤面即噴火しそうだった。
以来、自分の声が録音されないよう、聞かされないよう、気を使っている。
自分が言ってしまった内容はすぐに思い出して分かった筈なのだけれど、あんな間抜けな言い方の声が自分である筈がないと、本当に恥ずかしかったのだろうと同情を禁じ得ない。
穴があったら入りたいどころか、ひもがあったら即刻しばって欲しかっただろう。