2日前、萬福寺で開催された【萬福寺ランタン】というイベントを観にいってきた。
変面ショーがあると聞いて、是非観たいと思った次第。
25年前に制作された『變臉(へんめん)/この櫂に手をそえて』という中国映画を観た時の感動が忘れられない。
瞬時に仮面を変える変面の名手と、性別を勘違いされて引き取られた孤児の少女の生き方がドラマチックなのだった。
ショーの演目は萬福寺縁起という内容の講談、揚琴と二胡の演奏、中国獅子舞と変面演技。
講談はすでに始まっていて少しだけ聞いたのだが、隠元和尚が隠元豆、西瓜、蓮根、孟宗竹の筍などを中国から伝えた事、徳川幕府から故国へと帰らないよう要請され今の萬福寺境内を提供されたという事など。
揚琴と二胡の演奏は、チャイナドレスの魅力的な女性に見惚れ聞き惚れてしまった。
中国獅子舞は長崎、神戸、横浜で演じられるシーンをテレビで観たことが何度もあるので、ふむふむという感じだったが、チャンチャンチャンチャンと叩き合わせるドラがなかなかに耳に快かった。
最後の変面は、仕掛けが推測できる感じで映画の変面とはかなり違っていた。
観客の中には、三脚や自撮り棒などを持って撮り続ける人がかなりいた。
私はそれが予想できなくて持参しなかったのでユーチューバーになり損ねた、残念。
萬福寺に行く前、18時57分に宇宙ステーションが西北西70度の空に現れる、という事で空を見上げた。
スマホの磁石で方角を見定めようとしているうちに、ふと気付けば、あれじゃないかという明るい点が動いていた。
星のように瞬くことはなく、明るい小丸の移動は飛行機より、かなり速い。
タイミング良く反対側から赤点滅の飛行機がやってきたので比較できたのだが、こっちはかなり遅い。
いつもの黄檗運動公園の芝生上は、天体ショーを観るのに良い場所だということも分かった。