先の冬は少雪だったので、わが農事の師は何回も『今年は水不足が心配だのー』と言う。
周りの田んぼはそれぞれ水を入れていて、今のところ不足の様子はない。
夕方、気になるので、高台にある農業用水地へ熊よけ鈴を鳴らしながら行ってみた。
当地は被害こそ聞かないものの目撃情報は度々有り、朝夕は熊の行動が活発になるので特に気をつけるようにとのこと。
皆が一斉に田に水を張ったからなのか、池の水は確かに少ない。
まだ五月だから、普通に降雪があったなら、まだ雪解け水がどんどん流れ込んでいても良いくらいなのだろう。
そうなると最近作った私のビオトープ(溜池)は、昨夏のような日照りが続いたら力を発揮することになりそうだ。
農業用の水道設備はあるのだが、それを完全に止めても、元々が周りより低い位置にあり、じめじめじくじくと水が湧いている。
粘土質の硬盤層があるので水が抜ける事はなく、流れ出るのを防ぎさえすれば溜まったままになる。
池からの帰りは、タニウツギ(谷空木)が日の当たる斜面にたくさん自生しているのに気づいた。
当地ではカジバナ(火事花)と嫌うけれど、タウエバナ(田植え花)と呼ぶ地方もあるそうだ。
確かに農業用水池から見下ろす段々田んぼは全て田植えが済んだ状態。
うちの庭にあるオオナルコユリ(大鳴子百合)に似た花を付けた背丈の低いのを見つけたので『大』の付かないナルコユリ(鳴子百合)に違いないと確かめたら、アマドコロ(甘野老)だった。
初めて見る、と言うより、初めて違いが分かり、それと認識したアマドコロ。
都会にある甘味処の看板に、さりげなくアマドコロの絵が描いてあったらナイス。
西陽を受けてタニウツギもアマドコロも妙な写り方になったのが残念だ。
海水を真水にするのにどれくらいのコストがかかるんでしょうね。
太陽光を使って、水を得る装置も大規模なものはできないんでしょうか・・
太陽光発電パネルに遮られた影は何か利用できないのだろうか・・
などと考えるけれど、なかなか知恵は湧いてきません。
渇水と洪水、世界のニュースは極端を視聴率に乗せて報道しますが、わが国も同じだろか?
裏金が効果を表した時代は、終わって欲しい。
・・・沖縄の基地も、お金が民意を左右する・・・
トンボが蛍が飛び交う、自然がこれからも、観られますように・・・祈る!