コロナで2年間中止になっていたという十日町おおまつり初日の山車や神輿や香具師の並びを昨晩観てきた。
祭の中心である諏訪神社の八角神輿は多くの町内を回っていたようで、出会うことができないでしまった。
その代わりに俄という山車の、舞台をぐるぐる回すシーンとか、芸者が演歌に合わせて踊るのを観た。
十日町には踊り手がいなくて、近年は小千谷の芸者に頼んでいたらしいがそれも叶わなくなり、とうとう新潟から呼んでいるそうだ。
年増が踊っている後ろで、ほんの少し若い芸者がスマホを見てぽちぽち打っているのが今風だった。
『白百合』という提灯の神輿は女だけで担いでいて、どうも全体に化粧が濃いような気がしてよく観ると、十日町中心部の夜の女達らしい。
背の高いのも居れば低いのも居るわけで、平均的な背格好は担ぐのに有利で楽そうだ、などと思った。
多少薹が立っていても掛け声は可愛らしくて良いものだなと思いつつ撮ったが、担ぎ手が鮮明に映らなかったのは幸いか。
駅前通りは本町通りまで車の通行止めとなって、両側にたこ焼き焼きそばイカ焼きなど諸々の香具師が一杯で、だいたいがひとつ700円だった。
コロナ前までは500円だったはずだけれど、高くても小麦がどうこうで仕方ないかと、連れの後期高齢者同級生人妻と未亡人が言う。
そうして美味しそうな店はどこも繁盛していて行列ができており、あまり並ばなくても良さそうなところは購買意欲も湧かないわけで、観るだけ。
本町通りで行われた民謡流しという踊りの隊列では、各種団体がそれぞれ揃いの浴衣で踊り練り歩いていた。
農業関連の最大団体の列をしばらく観たけれど、みごとに私達より年配と思われる女性の大団体だったから、見とれるばかりで撮りそこねた。
婆さんの総動員令でも出されたのかと思うほどで圧巻というか呆気(あっけ)にとられるというか、感慨深かった。
日本全国亜熱帯も、4年ぶりの祭りが復興?しているとのニュースが視聴率を示しています。
…やっぱり、頭と心といえば、心が圧縮されたり、爆発したくなったり・・・頭は、大丈夫でしょうかと思う。
こころは…ゆとりがあります。
>こころは…ゆとりがあります。
誰のこころのことなんでしょう。
一般的にこころは、ではないんですよね。
祭をやって楽しむゆとりとか、観て楽しむゆとりとか、ですかねぇ。
とにかく、いろんな人が居て、いろんな楽しみ方をしていて、面白かったです。