紋白蝶がミゾソバ(溝蕎麦)の花に止まって吸蜜をしていた。
その周りを飛ぶ別のもいて、雌と雄に違いない。
飛んでいるのが止まっているのに近づくと、止まっている方は翅を広げて尻を上げた。
受け入れか、あるいは積極的な求愛ポーズなのだろうと思われた。
それにしては周りを飛ぶ方は合体を成功させないでひらひらと舞うばかり。
どちらが雌でどちらが雄か、どちらが消極的なのか積極的なのか、混乱してしまった。
検索してみると、教師向けの『NHK for school』という動画が見つかった。
吸蜜していたのは雌で、尻上げは求愛ポーズではなくて拒否なのだと分かった。
交尾の済んだ雌は、こうして交尾を拒否するというのだが、必要がなくなったのにフェロモンは出ているということだろうか。
それとも雄はフェロモンではなく、目で雌を認識しているのだろうか。
紫外線を当てると、雌の方が白いことが分かるのだそうで、雄はそれを頼りに迫るわけか。
羽化して成虫になった後は2週間の命で、雌は2キロ四方を飛び回っておよそ400個の卵を産みつけるという。
何匹も空中でちらちら舞っている場合は合コンのようなものではなくて、1匹の雌を多数の雄が追いかけているのだという。
拒否のポーズが尻上げだなんて、なんだか腑に落ちない。
交尾したまま飛んでいたりすることもあるけれど、1回1匹との交尾だけで雌は400もの受精がなされるのか。
交尾成功した雄は、また別の雌を追いかけるのか、1回で精魂果てて死んでいくのか。
そのようなことは教えてくれなかった。
3枚目の画像はゲンノショウコ(現の証拠)画像の露出を上げ、切り取ってみたもの。
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