公園には必ず藤棚を設けなくてはいけないという決まりでもあるのか、散歩範囲のどの公園にも藤のよじれた蔓。
それなのに、藤の花が見事だなぁなどと、その下で休憩をしたことがない。
どこの藤も見事に成長した古株といった様相だが、名所のように長く垂らして咲かせるのは、それなりの手入れと技術が要るに違いない。
藤は蔓のはずなのに、よじれよじれて立ち上がるのがすごいと感心するけれど、なぜだろう。
我が故郷の里山にもいくらでも藤蔓は見られるが、他の樹々に巻きついて登るのがほとんどで、自立しているのは見ない気がする。
藤棚用の藤は何年も掛けて人為的に作る植木屋の技なのだろうと思われる。
新興住宅地に点在するどこの小さな公園にもある藤が枯れているのを見たことはない。
たぶん公園緑地課がせっかくの藤を綺麗に咲かせて欲しいとまでは発注していないのではないかと思われて・・ざんねん。
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