■ 安房の長いトンネルを抜けると凍結道路だった。
今日、所用で高山まで出かけた。車を停めて路上観察したのがこの美しい繰り返し。飛騨高山の民家に見られる繰り返しの美学は既に何回も取り上げたが、しつこく繰り返す。
上の写真:持ち出し梁の下に付けられた力板に施された意匠。構造的にはこの力板は不要かもしれない。だが、職人の美意識がこの力板を必要としたのだろう。
下の写真:ごく最近完成した立派な住宅。伝統的な意匠が引き継がれている。持ち出し梁や垂木の小口を全て白く塗装している。等間隔に繰り返すということにこだわっていることが分かる。
出し桁を勝たせて梁の小口を隠すことも出来るが、それをしていない。窓台の受け梁も小口を出して白く塗っている。職人のこだわりに拍手!