
■ 夕佳亭(せっかてい)。このところ何枚か茅葺の写真を載せています。で、ふとこの茶室を思い出しました。そういえば金閣寺の境内にも茅葺があったな、と。
今年の2月、中年オジサン仲間で京都旅行をしたときにこの茶室もチラっと見学したのです。
夕暮れ時、ここから眺める金閣が夕日に映えて美しいことから、夕日に佳い茶室という意味の夕佳亭と名付けられたそうです。確かに茶室にしては随分開放的です。
寄棟屋根の棟は雪割と呼ばれる竹とからすと呼ばれる藁束、からす押えと呼ばれる竹によって構成されています。京都方面に見られる棟納めです。残念ながら、このときは建築観察など二の次でしたから、棟の詳細が分かる写真は撮っていません。
まあ、この1枚を撮っていただけで可としておきます。