日野市西平山の火の見櫓
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■ 中央線の八王子駅と豊田駅のほぼ中間に火の見櫓が立っている。そう、都内にもまだ火の見櫓があるのだ。電車から見えるので以前から気がついていた。先週の土曜日(19日)にようやく訪ねることができた。豊田駅で途中下車して雨の中を歩くことおよそ30分で火の見櫓に着いた。
三角形の櫓に、六角形の屋根と見張り台。屋根の上の避雷針に飾りは付いているし、櫓のブレースにはリング式ターンバックルが使われている。オーソドックスな形で各部バランスのよい火の見櫓だ。
屋根の下に半鐘が吊るされているが、見張り台の床の開口は塞がれているから上ることができない。従って半鐘が叩かれることはなく、火の見櫓は既に引退していると判断できる。隣には後継の防災無線柱が立っている。
トラス材の曲線がなかなか美しい。
火の見櫓の隣の詰所の表示板 撮影111119