透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

580 登録有形文化財の火の見櫓

2015-10-27 | A 火の見櫓っておもしろい

京都旅行4

 24日の朝5時半頃ホテルを出て(早起き出来たのは前夜が健全だった証拠)、京都駅から近鉄線で伏見に向かった。伏見駅5時47分着、徒歩で伏見区竹田の火の見櫓へ。この火の見櫓は旅行の数日前に所在地を確認しておいたので、すんなり行くことができた。


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公園の一角に移設された火の見櫓は周囲を柵で囲ってあった。平面が台形の櫓に4角形の緩勾配屋根と見張り台。





方形(4角錘)の屋根下地は木造ということだ。一般的には頂部に芯束を入れて4本の隅木を受ける、という納め方をすると思うのだが、この小屋組みには芯束がない。金物も露出していないようなので、どのように納めているのかよく分からない・・・。



櫓の平面が台形の火の見櫓は奈良でも見たし、長野県内では立科町でも見た。過去ログ  台形の上辺を梯子にしているが、他の火の見櫓も同じ。

脚元に有形文化財の説明板が設置してあった。大正12年の建設で、高さ12メートルの火の見櫓。錆止めにコールタールを塗ってあるとかで、塗膜がひび割れていて間近で見るとこんな様子。