透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

1315 辰野町小野山口の火の見櫓

2021-11-03 | A 火の見櫓っておもしろい


1315 辰野町小野山口 「高さかせぎ」4無44型 撮影日021.11.03

 山口は飯沼川沿いの集落で一番奥にあり、牛首峠まで1.6kmほど。さらに進むと木曽路に出る。そう、このルートが初期の中山道。2011年の10月はここまで入ってこなかったので、この火の見櫓を見るのは初めて。



2011年発行の『写真集 辰野の火の見』中谷勝明 に掲載されているこの火の見櫓の写真を見ると、脚元に雑木は無く、もっとすっきりしている。脚元まで行くのをあきらめた。避雷針が曲がっている。


 


辰野町小野中村の火の見櫓

2021-11-03 | A 火の見櫓っておもしろい


(再)辰野町小野中村 4無44型 撮影日2021.11.03


203 撮影日2011.10.09

 この火の見櫓も前稿の火の見櫓(202)と同日に見ている。その時は上掲した全形写真を1枚撮っただけだったが、今回は少し時間をかけて見た。




前回とは逆方向(南側から)見る。




それ程高くはないが、踊り場にも半鐘を吊り下げている。少し高いところに立っているので(*1)、この位置でも半鐘の音は届きやすいと思われる。

踊り場まで外付け梯子を掛けている。そのために櫓内に入る必要がないので開口を設けず、4面とも交叉ブレースを設置している。外付け梯子であってもやはり脚は欲しい。


*1 「高さかせぎ」と名付けた。「道路またぎ」「貫通やぐら」「高さかせぎ」


辰野町小野下村の火の見櫓

2021-11-03 | A 火の見櫓っておもしろい

 初期の中山道は岡谷から小野峠を越えて辰野町の小野宿を通り、飯沼川沿いに西に進み牛首峠を越え木曽路(塩尻市宗賀)に出るルートだった。その後、和田峠から下諏訪を通り、塩尻峠を越えて、塩尻から木曽路へ入るルートに変更された。飯沼川沿いの初期中仙道(県道254号)には下村、中村、山口の三つの集落がある。今日(3日)訪ねてきた。



国道153号の小野下町の交差点脇に旧小野村役場庁舎(1905年(明治38年)建設、登録有形文化財)が立っている。この建物を見学できたら取り上げたい。この交差点から県道254号に入る。


(再)辰野町小野下村 4脚44型 撮影日2021.11.03

小野下村の火の見櫓が見えてきた。この火の見櫓は2011年の10月に見ている。




火の見櫓を見返す。


大きな蕨手付きの屋根


正面のみアーチ状の部材を用いて櫓内に出入りする開口をつくっている。