1318 諏訪市豊田上野 4脚444型 撮影日2021.11.14
■ 辰野から県道50号で諏訪市に向かう。諏訪市に入って間もなくこの火の見櫓と出会った。
背景に溶け込んでいて火の見櫓の全形が分かりにくい。加えて電柱に電線、防災行政無線柱。末広がりのフォルムは美しい。バランス的に屋根が少し小さいかな、などと勝手なことを書く。
反対方向からだと逆光で上手く撮れない。防災行政無線柱が邪魔をする。撮る方向が定まらなかった。
屋根面のカーブが実に美しい。
蕨手が目立つ。滑車の取り付け方に注目。
踊り場のつるりんちょ(表面が平滑)な半鐘は後から設置したのだろう。ブレースの間から腕を出して叩くことになる。半鐘に架けた小屋根は雪除けではないか、と写真展の会場で指摘を受けたが、機能はともかく、地域の人たちの優しい心のあらわれと捉えたい。
リングの上下でブレースの長さが極端に違う。
脚元。正面のみ脚、残り3面はブレースを設置してある。このような構成の場合、正面から櫓内に入り、梯子を登るようにしてあるものが多いが、この火の見櫓は左側面の外付け梯子を登るようにしてある。なぜ? 梯子を外付けするなら、4面ともブレースを設置して支障ないが・・・。道路から梯子を登るのかな。登りにくいと思うけど。脚がある櫓正面に梯子を設置すればよかったのに、と思う。櫓のユニットを繋ぐとき、向きを間違えて左向きにしてしまったのかな。そんなことはないだろうな・・・。
14日の火の見櫓と道祖神巡りの成果は以上、本稿で終わり。