透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「青嵐の坂」

2021-11-24 | A 読書日記

















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 葉室 麟の作品では直木賞受賞作の『蜩ノ記』を最初に読んだ。2012年6月のことだった。登場人物の凛とした生き様に惹かれ、それ以降何作か読んできた(上掲写真、過去ログ)。先日書店で『青嵐の坂』(角川文庫2021年)を買い求め、読み始めた。

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今日(24日)は朝カフェで読んだ。**悪に屈せず、信念を貫いた武士を描く、清廉極まる時代小説**とカバー裏面の作品紹介文に書かれている。「清廉」は葉室 麟の作品に共通するキーワードだろう。ストーリーの展開がおもしろいということも共通する。久しぶりに小説を読む楽しさを味わっている。