透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

塩尻市洗馬の火の見櫓

2021-11-20 | A 火の見櫓っておもしろい


(再)塩尻市洗馬下花見 3無無無(3柱、脚無し屋根無し見張り台無し)撮影日2021.11.20

 2010年5月にこの火の見櫓を見ているが、その時は3基まとめて記事にしていて、それぞれ写真を1枚ずつ載せただけだった(過去ログ)。11年半ぶり再訪。この風景、懐かしい。

火の見櫓を見ている時、近所の方から声をかけられた。
「塗装でも、しなおすんですか?」
「あ、いや写真を撮っているんです」
「趣味で?」
「はい」

3角形の櫓。3つの構面のうち、正面の1面を梯子状に組み、他の2面にはブレースを設置している。構成部材は等辺山形鋼。小さい火の見櫓にあるタイプ。既に洗馬地区でも火の見櫓が何基か撤去されている。この簡易な火の見櫓が消えてなくなる日も近いのかも知れない。


半鐘の小屋根、片側は寄棟。

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柱材と横架材はリベット接合、ブレース(斜材)とは溶接接合。


柱材と梯子桟とはリベット接合。溶接接合とリベット接合をどのように使い分けているんだろう・・・。


 


「神話でたどる日本の神々」

2021-11-20 | A 読書日記

 『神話でたどる日本の神々』平藤喜久子(ちくまプリマー新書2021年)を読み終えた。プリマ―(primer)が「初歩読本、入門書」を意味する通り、この本は中高生を読者に想定して、日本の神話に登場する代表的な神々を親しみやすく紹介している。

観光などで神社を訪れる機会は誰にもあるだろう。その時、神社に祀られている神様(祀神)について知識があればより有意義な参拝になる。神について関心を持ち、神について知るための入門書。

**七福神やお稲荷さんのように全国的に知られている民俗神もいれば、その地域に固有の神もいます。日本には、たくさんの地域の民俗神がいますが、ここでは東北の「おしらさま」を紹介しましょう。**(189頁)このようにいきなり特定の神様にフォーカスするのではなく、できれば「たくさんの民俗神」の総体がわかるような、総論的な記述があれば有難かった。

日本の神々の名前や親子・兄弟などの関係については、覚えることができない・・・。ぼくの劣化脳では無理かも。



またこの本(*1)を読んで復習しよう。繰り返し学習。


*1 21世紀版 少年少女古典文学館 第一巻『古事記』橋本 治(講談社2009年) この本はおすすめです。