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■『中央本線、全線開通!』中村建治(交通新聞社新書2019年)を読み終え、次に読む新書『知ってるつもり「問題発見力」を高める「知識システム」の作り方』西林克彦(光文社新書2021年)を買い求めた。
**世の中には「知ってるつもり」があふれている。「知っているつもり」はなぜまずいのか?認知科学・認知心理学の知見によると、われわれは手持ちの知識を使うことでしか対象を見ることができない。システム化されていない断片〝知識〟だけでは、きちんとした疑問や推測が起きないのだ。**カバー折り返しに書かれた本書紹介文の前半に書かれた、この文章の下線部を読んで、買って読もうと思った。同じことを拙書『あ、火の見櫓!』に書いたから。
**火の見櫓巡りをするようになってから、どれも同じようなものだと思っていた火の見櫓が実はみんな違っているということが分かるようになりました。火の見櫓に関する知識を得て火の見櫓が見えるようになったのです。**
夏目漱石の『虞美人草』(新潮文庫)も読み進めたい。読了期限があるわけではない。じっくり、のんびり。