①
右から②③④
■ 「あ、火の見櫓!」写真展で展示した68枚のパネルから4枚選び、自室の壁に張った。
① 上伊那郡辰野町小野の火の見櫓 展示した時の説明文に次のように書いた。**「火の見櫓の美は構造的合理性にある」自然の求めに素直に応じた美しい形です。昭和30年8月の竣工で建設費は15万円でした。(後略)**
② 大町市美麻の木造の火の見櫓で、説明文は次の通り。**私を出口無き火の見櫓の世界に迷い込ませた1基です。大正15年に建てられました。防災のシンボルとして大切にされています。**
③ 諏訪郡原村の火の見櫓 **「貫通やぐら」 シュール! 4本の脚が消防倉庫を貫いています。屋根を貫通し、外壁から外に出ています。**
④ 茅野市金沢の火の見櫓 **「道路またぎ」 生活道路をまたいで立っています。時々軽トラックが下を通っています。なぜわざわざこんな風に立てたのでしょうか?(後略)
人は対象がどんなものであれ美しいものと珍しいものに惹かれる。美しいものには美的感性を刺激され、珍しいものには知的好奇心を刺激される。姿形の美しい火の見櫓の代表として①を選んだ。珍しい火の見櫓のタイプとして「貫通やぐら」と「道路またぎ」をまず挙げたい。その代表として③と④を選んだ。