透明タペストリー

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新型コロナウイルス感染拡大

2020-04-05 | D 新聞を読んで

 信濃毎日新聞4月5日付朝刊の一面のトップ記事の見出しは  都内 新たに118人感染 1日で初 3桁確認 
  
この記事のリード文によると、東京都で4日に新たに118人の感染者が確認され、その内の7割近くに当たる81人の感染経路が不明だという。入院が必要な感染者は817人に増加したのに対し、東京都は約900床の病床を確保したとのこと。だが、この数では直ちに満床になることは明らか。

同新聞の7面には新型コロナ感染者受け入れ 独 集中治療病床1万超確保という見出しの記事が掲載されている。記事には**日本集中治療i医学会によると、人口10万人当たりの集中治療病床数はドイツの約30床に対し、日本は約5床。医療スタッフ数などを踏まえると、新型コロナの重症患者を受け入れられるのは千床以下の可能性があり、集中治療体制の崩壊が「非常に早く訪れると予想される」と警告している。**とある。

一昨日(3日)の信濃毎日新聞の2面には布マスク配布「税金の無駄」という見出しの記事が掲載された。全国の約5千万世帯に布マスク2枚ずつ配布するのに数百億円の費用がかかるとのこと。この記事の結びは元三重県知事の北川正恭氏の**「費用対効果が非常に薄い。医療従事者向けのマスクや防護服、人工呼吸器の提供に全力を傾けるべきだ」**というコメント。

布マスク配布が国民に対する感染対策として「国が総力を挙げて練り上げた最優先の対策」だとしたら、悲しい、切ない。我が僻村ではボランティアを募ってマスクを約千枚つくり、小学校と保育園に提供した。マスク配布はこの様な各自治体とか、地域ごとのボランティア対応で良いのでは。

重症患者を救うこと、感染拡大を防ごうと停職している人たちをはじめコロナ禍で日々の生活が困窮している人たちを救うことに最優先で取り組んで欲しい。

全世界的な感染拡大はやがて終息するであろう、それが1年後か2年後なのかは分からないが。その時、各国がこの見えない「敵」に対してどのような対応をしたのか比較し、検証が行われるだろう。台湾はどうであったか、韓国は、中国は、アメリカは、ロシアは、ドイツは、フランスは、イギリスは、イタリアは、スペインは、・・・。

日本の対応はどのように省みられることになるのだろう、将来への備えとして日本が採った対応が各国に共有されるだろうか。参考にしてはならない対応だった、とならないことを切に願う。

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国の対応を云々する前に自分が採るべき対応を考え、実行せよ、と内なる声が・・・、確かに


 


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