史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

鈴鹿 Ⅱ

2020年11月07日 | 三重県

(神戸別院)

 鈴鹿市の神戸別院には、明治十三年(1880)七月十一日、明治天皇が滞在している。今も御座所が保存され、「行在所」と墨書きされた木札や部屋の由緒を記した額が掲げられているという。

 

神戸別院(専修寺)

 

明治天皇神戸行在所

 

明治天皇行在所跡

 

 門前には「明治天皇神戸行在所」「明治天皇神戸行在所」「明治天皇行在所跡」と刻まれた石碑が三基。これでもかといわんばかりに並べられている。

 

(青龍寺)

 近鉄鈴鹿線で伊勢若松駅まで移動。鈴鹿市若松は、大黒屋光太夫の出身地である。ここで名古屋線に乗り換えて二駅目が白子駅である。駅を南側にでると海が近い。旧東海道が海沿いを走っている。白子港は大黒屋光太夫が出港した港である。

 

青龍寺

 

 青龍寺には明治天皇が明治十三年(1880)に巡幸した際の行列明細図や久住三疑家小憩時の間取図などが保存されている。久住三疑(1758~1830)は廻船業を営む当地の大富豪であり、能筆家でもあり儒学にも通じた。

 

(清水屋)

 江島村は、江戸初期まで天領であったが、その後紀州藩旗本の領地となり、享保年中には小笠原肥前守の知行地となり、この地に陣屋を置いた。この陣屋には本居宣長門下の国学者村田橋彦が代官として勤めた。

 

清水屋

 

江島陣屋跡

 

 明治二年(1869)三月十四日、明治天皇が伊勢両宮参拝の帰路、この陣屋で小休止された。清水屋の前に解説板が設置されている。

 

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