『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

公演後記① 気持ちをリセット・・・

2011年05月16日 | Weblog

毎年、芝居の公演が終わった翌日は魂が抜けたようになっていた。
今年もそうなるのかな?と思って、休暇をとったのだけれど
何だか、無駄な一日を過ごしているような感覚。

正直な気持ちを言えば、ずっと前に終わったような感じ。
でも、今回の公演は自分にとって凄く大きな事が沢山あった。

去年あたりから、芝居そのものは楽しいのに稽古が苦痛になった。
仕事でも、サッカーでも年齢差がある集団、いわゆる組織で
きちんと自分の意見が言える環境がある。
仕事は自分が親玉だから、若い人にガンガン意見を言うけれど
その分、若い人の考えはきちんと聞いているつもり。
サッカーは年齢に関係なく、意見を言い合う。
試合中に口論になることもあるが、チームワークを壊すような
発言をしない限り、無礼講が基本。
そういう意味では、イーブンな立場なのです。

ところが劇団ではそうなれない。
例えば、台本を貰って本読みが終わる頃には、自分の台詞くらい
頭に入れてきて欲しいと思う。
台本を読んで、自分なりにこんな芝居なんだってイメージも作ってきて欲しい。
台本を読んでなくて、自分の台詞だけ覚えて、
芝居の内容が理解できていない人が凄く多い・・・・

でも、一部の人はそうじゃない。
台本を片手に台詞を読んでいるだけの人が居たり、
芝居でアドリブなんて、基本的にNGのはずなのに
台詞を勝手に変えてしまっても平気な人が居たり・・・

そういうことに対して、文句を言えない自分が居て
ストレスがどんどん溜まる。
遠慮・・・なのかな?
いや、芝居に対しては自分に自信が無いんだと思う。
楽しめない自分に、いつもの自分じゃないって思うと
その空間に居る事が苦痛になってきたり・・・・・

でも、今回の公演直前に若手の子に、その胸の内を話した。
いつも仲の良い姉様にさえ、話と事の無い本音をね・・・・
そうしたら凄く気持ちが楽になって、本番は迷いが無くなった。
そういう状況を理解してくれた若い子に、感謝している。

それと公演後、古い仲間に勇気付けられた。
バンド仲間、中学校の同窓生、会社の女性、気の合う仲間・・・
そんな仲間から『ずっと続けて、元気を配ってくれ』って励まされて、
自分の後ろにこんなに沢山、僕を見ている人が居るんだって・・・
そういうエネルギーを持ち続けてる僕の姿が、羨ましいとも言われた。

同窓生の女性たちは、僕の公演を見に来ることで
年に一回は、集まるきっかけになるし、元気ももらえるって・・・・
来年の公演の日は、スケジュールに入れておくとメールが来た。
そうやって来る人が少しずつ増えるかも知れないとも・・・・
ありがたいです。

僕が芝居を楽しんで弾ける姿を、こんなに沢山の人が期待して待っている。
今回の公演は色々な意味で、芝居を続ける気持ちをリセットした気がします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『人生は一度きり』

2011年05月15日 | Weblog
第20回の公演が終了。
今日は、ここ数年来てくれている中学校の同窓会の中心人物
TAMAと、重ちゃんの二人に、中学時代はとにかく目立ったYAMAGIと、
僕のマドンナだったみっちゃんの二人が、それぞれ初めて来場。
中学同窓会の美女(だった?)軍団で4人が来て、ドキドキしちゃうのかと思ったけど、
舞台からは居場所が判らず終い・・・・かえって、良かった気がした。
それに、3年連続で会社の美女二人も来てくれて、楽しんでくれたようで良かった。
 
昨日までの日記にも書いたけれど、正直な話、
自分の意に沿わないこと、気に入らないこと、
納得できないことが多々あって、嫌になって
稽古の始まった頃から公演直前までは精神的に辛かった。

今回の『人生は一度きり』は、稽古に入った直後に
大好きだったお袋が他界して、それから自分の生き様や
これからの人生をどう楽しく、笑顔で生きて行くか?
そんな事を芝居しながら考えた、内容でもありました。

だから、稽古に復帰した直後は芝居の中で歌う曲の
『人生は一度きり、二度と出来ないドラマ、
思うことを思うままに描いて行けたらそれが最高!』
なんて歌詞の部分になると、お袋の人生を思い出して
涙がこみ上げてきて、とても唄えなかった。
そのたびに、汗を拭く振りして誤魔化して口パクで・・・・

けれど最終的には楽しかった。
僕だけじゃない、メールで話した若い子だって悩みを抱えてる。
もちろん、劇団のみんながそれぞれの人生を歩んで
それなりに苦労や、問題を抱えて舞台へ臨んでいる。
そういう事を抱えていながら、舞台上で元気を振り絞る。
舞台の上で見せるみんなの笑顔は、作り笑いじゃない、本当の笑顔。
芝居を楽しんで、役になりきって・・・・・

それを観た人にパワーを分けて、元気な気持ちで帰ってもらう。
ステージドアって言う劇団の役割は、そういうことだって・・・・
仲間が言っていた
『プロの劇団の芝居では、出来ない芸当』

多分、この先も色々あると思うけれど、
トータルでプラスならいいのかな?
楽しかった♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『元気を与えるための勇気』

2011年05月14日 | Weblog

劇団ステージドア 第20回公演『人生は1度きり』の初日が終わりました。
満員のお客さんの前で、初日から「楽しかったぁ」と思える舞台。
今回で6回目になるけれど、初日からこんな気分になれたのは初めて。
前日まで『今年限りで辞める』って考えていたから、思い切りが良かったのか?
それとも、前の日の若手の子とのやり取りで吹っ切れたのか?
唄もすごくいい感じで唄えたし、芝居全体も気持ちが乗っていた。
何よりも自分たちが、楽しくやれたのは良かった。
お客さんにも、何かが伝えられた気がしました。

今日はバンドの相方Charlieと、以前5人でやっていた頃のドラマー嶋ちゃんが
来てくれて、12年ぶりの再会。
劇場から9時までに退出するように言われていたので、公演終了後に
三人で一杯やりに、出かけることにしてさっさと支度して劇場を出た。

嶋ちゃんの感想は『凄い、素晴らしい、感動したよ』
上手い下手に関係なく、舞台からエネルギーが伝わってきて
元気が湧いてくるような、そんな感想だった。
相方Charlieは、否定も肯定もしない。
彼は、僕が好きでやっていることに口出しはしない。
バンドの練習も、僕の勝手で出来ない日が続いているんだけど
そういった意味では、僕の一番のサポーターです。

芝居はテンポ良く、時間があっという間に過ぎたと言うのも
今回の芝居が好評だった理由かな?
座長が聞いたら喜ぶような批評が沢山もらえました。
一番嬉しかったのは『ゆうちゃん、唄が上手くなったね』と言う言葉。
今回の歌の中で、一番安定していた・・・・って。
何よりも声の出方が昔と全然違うって・・・・、
これは最近、相方からも言われていることなんだけれど、
お腹から声が出るようになったって・・・・・

劇団に入って、演技指導の掘米先生から腹式呼吸を教わって
唄はボイストレーナーの石崎先生には唄に心をこめる方法を教わり
やっぱり、プロの指導と言うのは違うんだね。
とにかく芝居や音楽に辛口の二人から褒められるのは気分がいい。

それで、劇団を辞めるつもりだって話をしたら嶋ちゃんが
辞めずに俺たちにも元気を分けて欲しいって・・・・
この言葉に、僕はちょっと驚いた。
と言うのも劇団と出会ったときの印象が全く同じ印象だったから。
下手糞なんだけど、終わってみたら感動して元気になってるみたいな・・・
その集団に自分が入って、与える側に回ってその感覚を忘れてた。
と言うより、そういう反応をじかに聞いたことが無かった。

前日の一件で、僕は劇団の若手に初めて自分の気持ちを吐露した。
劇団に居ると自分が自分で無くなる。
言いたいことを言い合えるバンドや、サッカーの仲間と違い
劇団では目上の方に遠慮したり、若い演出助手には何処か遠慮してたり
そんな雰囲気の中で我慢してると、ストレスが溜まる。
結局、お金をかけた大人の遊びなのに、なんで立場がイーブンでなく
ストレスが溜まるのを我慢しなくちゃいけないのかって・・・
芝居が楽しくて仕方が無いのに、ここ数年はそのストレスとの闘い。
ちょっとした不満が、ストレスを増幅させて嫌気がさしていた。

でも、昨日若手とメールのやり取りで少し解消されて、
今日は仲間から『勇気』を貰った気がした。
『元気を与えるための勇気』ってところかな・・・・
何だか、もう一年頑張ってみようって気持ちになった。

初日の公演は満員御礼でした。
あと2回の公演は『勇気』をもってお客さんを楽しませたいですね。

今回限りで辞めようと思ってたけど、撤回。
来年もやります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

13日の金曜日

2011年05月13日 | Weblog

今朝は自転車で転倒して、危うく大怪我をするところ。
今日はたまたま、日曜日に行けない試合の道具を
リュックに詰め込んで背負っていた。
自転車のタイヤを取られて、とっさに自転車を放り出し
背中のリュックで着地するように体を捻ったら
運よく思惑通りにいって、怪我ひとつ無かった。
自転車のタイヤは曲がって、真っ直ぐ走らなくなっちゃったけど・・・

あのまま、リュックを背負って無かったら、間違いなく
頭を打って、大怪我になるところだった。
公演の前日に、そんな怪我をしたら大事だからね・・・・

今朝、メールをチェックしたら劇団の子からメールが着ていた。
劇団の批判や、稽古に対する不満などを情け容赦なく書く
僕のブログを、偶然見つけて読んで
ショックで眠れなくなってしまった挙句に、夜中の4時ごろ
気持ちが落ち着かなくて、僕にメールを送ったみたいだった。

要は、僕が稽古で凄くストレスを溜めている原因が
お互いの気持ちのやり取りが不足していたり、
そのた、色々と自分の考えと違うことを殴り書きしているわけで
僕は、それを読んでいる人の気持ちなんか全く無視していた。

その子からすると、僕の書いてあったことが図星だったから
ショックが大きかったらしいのだけれど、そのことを知って
メディアって、本当に怖いなぁって、思った。
言いたいことを歯に衣を着せずに書いてしまう、子供の自分と
自分のおろかさを、思い知ったと言う感じかな?

でも、それでその子にメールで自分の気持ちを伝えた。
僕のブログを読んで頂いている皆さんは、とにかく僕が我がままで
それを直すことが出来ない事は、ご存知かと思います。
それが自分の生き様だって、そう考えるようになって、
色々と嫌な事があった時に、そうすることで気持ちが楽になった。
考えてみれば、皆に甘えていたんですねぇ・・・

その子は、僕の批判で自分の存在意義を考えてしまったらしい。
その子は僕の劇団の中心人物だと思っている。
サッカーで戦術を決めるのは監督だけれど、
実際にチームをまとめるのはキャプテン。
キャプテンは、年齢やテクニックじゃない
『キャプテンシー』と言われる精神力と、周りから認められる人格が
備わっていないと、チームは決して纏まらない。
彼女はそういう存在だって、この劇団はいわば彼女の一座なんだって
僕がそう思って、尊敬し、感謝をしていることを伝えた。

今度の公演で彼女と一緒に歌う『君は一人じゃない』という
ナンバーが、何処かお互いの思いが唄で上手く伝わらなくて
二人とも別の次元で悩んでいたのだけれど、この一件で
相手をとにかく思いやって、一緒にやろうよって言う気持ちが
心の中から湧いてきた。
明日の公演で、その思いが歌に乗ればいいなって思う。

13日の金曜日。悪いことばかりじゃない。
災い転じて福・・・・となりそうな予感がした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『いざ、行かん!劇場へ!』

2011年05月12日 | Weblog
今日で芝居の稽古は終わり。
土曜日の公演まで、体調を崩さぬよう気をつけないと・・・・

今日の通し稽古は、この間の稽古に比べると、全然駄目だった。
なんせ、テンションが低い。
そんな話を、休憩時間にタバコを吸いながら、大先輩としたのだが、案の定座長から終わった後に、怒鳴られてしまった。

可哀想なのは、婆さんのダンスで唄う女性。

『なんで可愛く唄うんだ!』とか、
『あんた達は可愛くないの、婆さんらしく唄え』
これを聞いていた、美術担当の松生さんが
『ステージドアはスバルタになったんですか?』
なんて、場を和ませるコメントをくれて空気がかわったんだけどね。

松生さんが、最後の稽古が終わったフィナーレの処で、1人でしきりに拍手をしてくれて、何だかグッと来ちゃった。

最後に最高齢のお婆ちゃんが、芝居の台詞を叫んで、稽古は全て終了。
あとは本番で弾けるだけです。

『いざ、行かん!劇場へexclamation ×2
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨降り

2011年05月11日 | Weblog

二、三日、雨が続くみたい。
最近は雨が降ると、なんだか放射能が降ってるような
ちょっと嫌な気分になる。

目に見えないっていうのが、とにかく気持ち悪い。
それで、混じっているであろう放射能が、
どれくらい自分の身体に影響を及ぼすのかも
全然判らないから、気持ちが悪いと言うよりも
気味が悪いと言う表現のほうが的確かも知れない。

身体に悪いものって言って、タバコの煙を槍玉に挙げるけど
そういう人たちは、放射能は気にならないのかね?
禁煙や嫌煙を唱える人たちが言うのは『健康被害』
そのくせ、放射能なんて絶対にヤバイって判っているものが
空から降ってきても、『健康被害』なんて言わないんだな。

はっきり『煙いのが嫌い』と言えばいいのに、
会社の総務部だって、やっぱり『受動喫煙』だとか
『健康被害』だとかを理由に、喫煙者を迫害する。
あえてここで『迫害』と言うのは、その対応がヒステリックで
個人的な好き嫌いの延長にあるようなことを
会社の方針と言う免罪符みたいなものをかざしている
卑怯な連中だなって思うのですよ。

会社の喫煙所は雨が降ると、軒下で濡れないように
狭い場所に肩を寄せ合って、本当に惨めな感じです。
でも、喫煙所って独特のコミュニケーションがあって
雑談だけじゃなく、技術的な情報交換の場になっている。
今の会社では、社長も副社長も、会長も一緒になって
タバコを吸って、仕事の話もしているから
非喫煙者は羨ましいんじゃないかな?

その証拠に、かつてタバココミュニケーションと呼ばれた
喫煙所のようなスペースを真似て、本社のフロアに
『コミニュケーションエリア』なるものを作って
技術情報とかの交換場所にしてくれと言っていたけど
その場所は、昼休みの弁当を食う場所にしかなって居ない。

要は、自然発生的な繋がりじゃないから無理。
タバコを吸う後ろめたさや、酷い扱いをされる惨めさを
共有している関係にはなれないのですよ。
酒の場でも、ちょっと違う。
酒は『酒を飲んだ勢いで・・・』とか、言い訳が効くしね・・・

雨に濡れながら、こうして親交は深まるのであります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一日の始まりなんだから・・・・

2011年05月10日 | Weblog

朝の通勤電車。
色んな人が沢山乗っている。
携帯電話に向かっている人が7割。
何だか奇妙な光景です。

それに、ゲームやってる若い男。
どこか、気持ちが悪い連中。
いい大人が、ゲームって言うのがどうにも理解できない。

i.podで音楽聴いてる人も多いかな?
耳が悪くなるんじゃないかって思うけど
そういうこと気にしないのかな?
僕は、イヤホンで音楽を聴いていたら
いつの日か、ギターのチューニングが上手く出来なくなって
それ以来、イヤホンは殆ど使わないようにしたら元に戻った。

最近の人は、少し難聴気味なんじゃないかな?
カラオケとか、僕は五月蝿くて我慢できないんだけれど
結構な音量で、唄ってるし・・・・

電車で一番気になるのは小学生の行儀の悪さ。
ランドセルが当たるのに、騒いでいたり。
電車で通う小学校って、お受験の学校だから
お行儀とか良くする躾が出来てると思ったら大間違い。
なんせ、呆れるほど行儀が悪い。

でも、自分も相当やんちゃだったから
きっと、こんな感じだったのかもね?
ただ、電車とかではどうだったのかな?
子供の頃は、電車で学校なんて無かったからなぁ・・・

少なくとも、他人に迷惑がかからないようにしたいね。
お互いに気分良く。
一日の始まりなんだから・・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

図々しくなったのか?・・・

2011年05月09日 | Weblog

ジジイになったのか?
図々しくなったのか?
若い頃は、何をするにもドキドキしたけれど、
最近はそういう時めきみたいな物がとんと少なくなった。

良い意味で、些細な事に動じなくなったというのかな?
開き直れるようになったというのもあるかも知れない。
逆に悪く言えば図々しくなった、っという事なんだろうか?

例えば顕著な例がサッカー。
高専に入学した時から始めたサッカーは、全国大会へ進んだすえに
決勝まで進んだけれど、僕は結局出番なし。
それでも、ベンチでドキドキしていた。
口から心臓が飛び出そうな、ものすごい緊張感のなかで
いつ来るとも知れない出番に備えて、ずっと緊張していた。

それが今や、試合になっても全然動じない。
経験から来る余裕なのか?
試合中に相手を分析して、自分の考えを試合の中で出して行く。

考えてみれば仕事も同じかな?
今は自分の考えに自信があって、余程の事が無い限り平静心でいる。
若い人はトラブルに遭うと、冷静さを失っちゃうんだけど
僕の場合、未経験のトラブルの方が楽しめたり・・・・

どんな分野、どんな事でも経験値に勝る物は無いと言う事なのだろう。
『百聞は一見にしかず』と、昔の人は判っていたんだろうな・・・

ところが芝居に関しては、まだ経験が足りないのだろう・・・
これだけ練習して、稽古を重ねて、先生や演出から及第点を貰っても
本番どころか、本番前の今頃から精神的に不安になる。
本番の最初の出番なんて、背中に汗が流れ落ちるほど緊張して
手のひらもビショビショになるくらい汗をかいている。

不思議なのは、そんな状況でも幕が上がると吹っ切れる。
この感覚は、サッカーのキックオフに似ているかなぁ・・・
サッカー同様、多少のミスはある。
ミスが無くても、調子が出なかったり・・・・
本当はこれもミスのうちなんだよね。

てな訳で、今週はちょっといつもと違う精神状態です。
良い緊張感って言うのかな?
本番で楽しめるように、稽古や練習で手を抜かず・・・・

やっぱり、図々しくなってるのかもね・・・・
今週末の公演が待ち遠しいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最後の稽古

2011年05月08日 | Weblog
昼過ぎから、振り付けの河岡先生と歌唱指導の『魔女』石崎先生、
それに衣装担当の小林巨和さんが最後のチェックに来てくれた。

本番用の衣装を着けて、通し稽古。
今日は実質、最後の稽古。
まず、皆でオープニングの曲を唄って、ウォーミングアップ。
とにかく、お客さんへ元気なエネルギーを届けるには
最初の楽曲の出だしが肝心。
唄はだいぶ元気が良くなってきた感じ。

芝居も、みんな気合が入っていてテンポもいい。
台詞のトチリは、いつものおばあちゃん。
まぁ、これも折込済みの素人芝居だからいいのかな?

通し稽古が一回終わって、河岡先生の最後のアドバイス。
とにかく元気に自信をもってやることなんだろうな・・・・
ちょっとした修正だけで、今回の芝居はこのまま行くみたい。

石崎先生が唄のチェック。
僕らの唄はだいぶ良くなったのだけれど、何処か引っかかるらしい。
で、目線を少し下げて唄ってみた。
そうしたら、僕らの意識も変わって歌がまたよくなる。

本番は、思い切り笑顔で唄えれば、それでお客さんに伝わるかな?
作り笑いじゃなく、心から楽しんで唄うこと。
多分それが大事なんじゃないかな?

ここまで作曲の大塚先生、振り付けの河岡先生、
そして石崎先生のアドバイスに共通していることは
『歌う側が、一つになって笑顔で唄うこと』だった気がする。

3人がお互いにメッセージを受け渡す。
受け取ったらまた返す・・・・
普段の生活で、『何だよ、元気出せよ』・・・・
『くよくよするなよ』、『一緒にやろうぜ』みたいな
軽くても、本当の優しさが籠もった言葉のような・・・・
そんな歌が披露できたらいいなって思う。

2回目の通し稽古をやるのかと思ったら、座長が止めようと言い出した。
これ以上やって、疲れてテンションが下がるより
今のいい状態を保って、本番を迎えたほうが良いという判断。

稽古は木曜日の通し稽古一回を残して修了。
木曜日は、実質稽古ではなく、おさらいっていう感じ。

早く終わったので、先生と一緒に一杯やりに行った。
河岡先生が振り付けを考えるときの姿を見たいとか
今までの楽曲のオムニバスを作ってみたいとか
居酒屋でいろんな話をして、盛り上がる。
でも翌日は皆、仕事なので早めの解散。
それでも3時間ほど飲んだかな?

今回で最後にしようと思って居るのだが、まだ迷ってる。
こんな素敵な先生たちと関われる時間って、他にないからね。
劇団に対する不満や不信感が、嫌気の原因なんだけれど
こういう時間と、天秤にかける必要があるのかもね・・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稽古も佳境

2011年05月07日 | Weblog

今日は振り付けの河岡先生と音楽担当の大塚先生に来て頂いて
唄と振り付けの最後のチェックに近い稽古。
それと、衣装を着けて通し稽古を一回。
夕方からは、音響の実吉先生が来て、要所要所の録音。

振り付けの方は、細かいところの修正。
本番直前まで、河岡先生は根気強く修正してくれる。
僕らも先生の名前を汚さないように、一生懸命やるだけ。

今回は、衣装がちょっとかみ合わない。
僕がジーンズを穿くと言ったらOKが出たのだけれど、
それよりも革のパンツの方が雰囲気が出るだろうと
派手なシャツに合わせてみたんだけれど、黒は駄目と言う。
ただ、色が黒と言うだけでNGなのがちょっと判らない。
非日常の装いでもなくて、何処か中途半端な印象です。

特に若手中心で踊るナンバーは、僕的にはいまいち。
振り付けの河岡先生も、ちょっと不満そうだけれど、
こればかりは衣装担当の小林巨和(みわ)さんの意向だから仕方が無い。

そして今日は作曲の大塚先生が、直接指導。
僕ら三人で唄う曲も、凄く良くなってメッセージが伝わってくると、
嬉しい感想を頂いた。
でも、もう少し僕らが気持ち良く歌えそうなので、残りの稽古で
もっと三人がひとつになった歌にしたいなって、
稽古の合間に、話し合って良い雰囲気になってきた。

夕方から録音。
実吉先生は、音楽も良く知っているから何度もやり直し。
歌が遅れたり、声が足りなかったり・・・・
色々な問題を直しながら、劇中の12曲中6曲を録音。
基本的には、生唄なんだけれど、ダンスの時はちょっと歌が
手薄になるのを、録音でカバーする程度。
決して、口パクじゃないのですよ。

面白かったのは、拍手喝采の録音。
1分間の録音で、拍手や指笛を入れたんだけれど、
指笛を吹けるのは僕と、Mさんだけ。
それも確実に音が出るとは限らなくて、とりあえずチャレンジ。
幸い、僕の指笛が鳴ったので良かったけれど、
そのほかは歓声や拍手。
1分間って、意外に長いのでちょっと意外だったけれどね。

明日は最後の稽古、
実際には木曜日の夕方に、通し稽古を一回だけやるんだけど
直しが入る稽古は、明日が最後です。
さぁ、いよいよ本番がやってきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日はまた稽古

2011年05月06日 | Weblog

連休明けの出勤日。
でも、会社のシステムが来週明けから新システムになるので
殆ど仕事にならない。
で、今日はメールのチェック。
連休前のメールから120通ほど。
よくもまぁ、こんなにメールをよこすものだ・・・・。

全部に目を通して、必要なものは返事を書いたり、
調べものしたりで、全て見終わってみればすでに7時。
メールって便利なようで、余計な仕事を作ってる気がするな。

週末は最後の稽古。
来週はもう本番だから、最後の仕上げになる。
色々悩みながらも、唄もだいぶ良くなってきたし
芝居もスムーズに進行するようになってきた。

あとは衣装の問題かな?
僕は殆ど普段着。
特に舞台衣装って言う感じのものは無いのだけれど
他人が見ると派手なものみたい・・・・
別に派手な格好して、目立とうっていう気もないんだけれど、
原色系の服が好きなだけなのですよ。

今回の芝居は『人生は一度きり』と言うタイトル。
内容は、老人たちが再び舞台を目指すと言うお話。
女性たちの杖を使ったダンスは、見ていて楽しいです。
それと、これぞミュージカルと言うナンバーもあります。

残念ながら、僕の歌う曲はむしろ今の復興ムードにぴったりの曲
『君は一人じゃない』と言うタイトルの曲なんだけど
凄くメッセージが籠もった、いい曲ですよ。
簡単な、わかり易いメロディー。それだけに、唄うのが難しい。
大塚先生が書いたオリジナル曲は皆、いいですね。

さて、最後の稽古は衣装を着けた「ドレスリハーサル」。
稽古も残り2回だけれど、楽しみながらやりたいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりに原宿

2011年05月05日 | Weblog

今日は連休最終日。芝居の稽古も休みなので
久しぶりに原宿まで、買い物に行ってきた。
毎年、芝居の前になると衣装を見つけに行くんだけれど
もうひとつの目的は、新作のアロハを買うこと。
『パイナップルジュース』という、ハワイ製のアロハの
新作をここ数年、買い続けている。
一昨年は茶色、去年は黄色、今年は明るい緑色。
色が綺麗なので、気に入って買うようになったんだけれど
去年は黄色いアロハを、舞台の衣装で使っちゃった。
かといって、普段でも着られるようなものなんだけどね。

今年も舞台で使いたくなるような色なんです。

で、買っちゃった♪。

その他は、以前から欲しかったチェックのボトム。
7部丈のパンツなんだけど、気に入った柄がやっと見つかった。
これなんか、芝居の衣装イメージ画にそっくりのパンツ。
これも夏に穿きたかったパンツ。

そういう意味では、芝居の衣装を買うというより
買った服が、芝居でも使えそう・・・・って言う感じ。

でも両方とも、ちょっと高かったかな?
アロハは福沢さん一人半。
パンツは福沢さんで大きなコインがおつりで来る値段。
でも、普段は滅多に服を買わないからいいのです。
なんせ、上着は最低でも3年以上着るし、革のジャンパーやジャケットは
30年着続けているから、高くてもいいのですよ。
逆に高価なものは、長く使える。

まぁ、形が古いとか気にする人は無理ですけど
僕の場合、古かろうが気に入ったものが好きなのです。
決してお洒落な男じゃぁないですからねぇ・・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっぱ、魔女だわ・・・劇団ステージドア稽古

2011年05月04日 | Weblog

今日も昨日と同じ「ダイヤビル」での稽古。
昨日に続き、振り付けの河岡先生が熱心な指導をしてくれる。
それと、一番大好きな先生、ボイストレーナーの石崎知穂先生。
先生の言葉は、いつも心に入り込んでくる。
そして、先生は僕らの心の中まで全て読んでいる。
先生の言葉は何だかいつも、その気にさせられてしまう。

例えば、唄の終わりがきちんと出来ていない時の心理状態の分析。
『誰かが唄ってるから、一人ぐらい良いや・・・・って思ってない?』
実際、そう指摘されて個々が意識すると見違えるように唄が変わる。

前日の稽古で、唄を見てもらった。
目の前に壁があるので反響して声が大きく聞こえるので、
いつもに比べて少しだけ声量を落とした。ほんの少しだけ・・・
でも、この先生には、ばれちゃうんだな・・・
『もっと、出ますよね?』って、やんわりと手抜きを指摘される。
しかし、どうして手抜きや心の状態まで、全て判ってしまうのか?
プロのボイストレーナーって、みんなこうなのだろうか?

今日も稽古で、先生に唄を聴いてもらった。
上手く唄おう、格好よく唄って見せよう、ミスの無いようにしよう・・・
こんな意識がどこかにあって、唄ったんだけどそれも見透かされる。
上手く唄おうとしているから、何処か身体に力が入る。
格好よく見せようとするから、顔が何処か引きつる。
ミスが無いようにとするから、身体がリラックスしない。
そして、そういう事全てを先生に見透かされ、指摘される。
『あなたは笑顔が売りなんだから、笑顔で唄わなくちゃ』
考えてみれば、確かにその通り。
笑っていない顔で、優しく唄っても優しさは伝わらないよな・・・

昨日も書いたけど、隣に居るパートナーに伝わらないメッセージを
どうやってお客さんに伝えるの?・・・・
という先生の言葉が、また頭に浮かぶ。
そこで、先生のアドバイス。
『周りが全部アウェイでも、あなたたちが纏まっていれば、お客さんには伝わる』
何だか、この言葉に勇気付けられる。
まるで、魔法にかかったように、その気になってしまうから不思議・・・。

そして、いつも最後に言われるのは、
『皆、自分の生活のなかで、多かれ少なかれ問題を抱えているはずだけど
それでも、お芝居を一生懸命やって、頑張っている所を見せて、
お客さんへ、その元気を分けてあげるのが、この劇団の存在価値』
この言葉を聞くと、いつもジーンと来るんだよな・・・・。
これもきっと魔法に違いない・・・

この先生に指導を受けたら、皆上手くなるんだろうな・・・・って、思う。
音楽学校で魔法にかけられて、先生の授業を受けている人が、
本当にうらやましく思うのです。
何だか、自宅で水晶玉でも使って、生徒や我々の行動を
いつもこっそり、見ているんじゃないかって思う。
はっきり言って石崎先生、多分・・・・『魔女』だわ・・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

劇団ステージドア@ダイヤビル

2011年05月03日 | Weblog
今日から、いよいよダイヤビルの大会議場を借り切っての稽古。
この場所は三菱地所のビルで、劇団員に元社長がいる関係で、
長期間、荷物置場を借りたり、時間に融通が利いたりと
かなり我が儘を聞いてもらっている。

とにかく、借りるスペースが大きいので公演を行う青山円形劇場の
舞台と同じのサイズの広さを確保できる。
先週使った浜離宮にある朝日ホールのリハーサル室でさえ、
フルサイズの稽古は出来ないから、都内に縦横十メートルに柱一本ない、
これだけのスペースを使える数少ない場所と言える。

この劇団が他のアマチュア劇団と違うのは、劇団四季関係の舞台スタッフに始まり、
こういった場所を簡単に借りたり、かなりの贅沢をしている処かな?
難点は料金が高い事くらいかな?それ以外は全く不満のない場所です。
毎年、この場所での稽古が始まると「いよいよ本番」と言う気持ちになる。

今日は振付けをして頂いている河岡先生と、舞台監督と、
照明の塚本先生がいらっしゃって、舞台装置や照明プランの下調べ。
夕方からは、来週の録音の下調べに音響の実吉先生と、お弟子さんが来てくれて、
こちらも本番が近い事を感じさせられた。

さて、肝心の今日の稽古は二回の通し稽古。
芝居の流れはだいぶ良くなって来たけれど、まだまだガヤという、
直接台詞にからまないけれど、ただ突っ立っているだけではない、
細かい芝居の部分が出来ていなくて、芝居が何となく薄っぺら。
そのくせ、要らないところでガヤが多かったり・・・・

僕自身は、台詞は入っているけれど、何処か噛み合わない。
特に相手役のアカリちゃんとのやり取りは上手く行かない。
何だか、芝居をサクサクやろうとしている感じで、
もう少し溜めがあって、しっかりと芝居しても・・・と思うんだけれど、
こればかりは自分からは言い出せないしね。
時間を気にして、芝居が疎かになるって言うのは本末転倒の気がする。

しかし、僕はやっぱり歌がいまいち。
まだまだ、優しさや自分の思いが唄で伝わらない。
隣に居る人に伝わらないものが、お客さんに伝わる訳がないのです。
舞台上の我々が感じないものをどうやって観客に伝えるのか?

もっと練習しなくては駄目だなあ…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生きるという気力

2011年05月01日 | Weblog

今日から五月。

なぜか?日曜日だと言うのに芝居の稽古はお休み。
嫁さんのお母さん、つまり義母が肝臓がんで入院したので
急遽、予定を変更して家族で見舞いに行ってきた。
今は胆のうまで転移してしまい黄疸の症状が出てきて、
いつ意識が無くなってもおかしくないと言う医者の診断。
そんな状態でも、体は動くし痛みも無いらしく、
医者とすれば、治療らしい治療が出来る状態でもないので
一旦、退院して・・・と言うことを言われている。

本人には告知していないのだが、義母の妹が夫を亡くして
痴呆症になってしまったのを見て、自分もそうなってしまうと
思い込んで、いまや病院へ入院した時点で、鬱状態になった。

鬱の人に励ましはいけないと言う話を聞いたことがあるが
僕はあえて『うちの長女の成人式までまず2年頑張りましょう』
って、病気に立ち向かうんだと言う気持ちが出るようにと思ったんだけれど・・・
何を言っても、悪いほうにしか考えない・・・・

ついこの間亡くなった僕のお袋は、逆に医者も信じられないほどの生命力だった。
7年前に手術した時に、もう末期がんで余命3ヶ月と言われた。
お袋の凄いところは、癌の告知をされていたにもかかわらず
生きる目標を立てて、そのために必死に治療に取り組んだ事。

『8人居る孫の成人式が終わるまで死ねない』と言って
担当の主治医に『最後の賭け』と言われる化学療法へ挑んだのだ。
強い薬を投与され、髪の毛が全て抜けてしまうほど、
その上、吐き気とめまいに襲われる辛い治療に耐えながら
とにかく『まだ死ねない』と言って気力を振り絞っていた。

驚いたのは医者。化学療法が予想外に効果を現し始めて、
半年後には癌が小さくなり、その後は誰の世話にもならず一人での生活を始めて
週末に僕が様子を見に行くだけで済むほど回復した。
医師の話では、薬の効果は『生きるんだ』と言う強い気持ちに
後押しされて、驚異的な回復力を見せたのだと言う。

そういう事例を目の当たりにしてきたから、義母にも頑張れと・・・
生きるんだと言う気持ちの強さ。
これは全てのことに繋がるんじゃないかな?
何かをやり遂げようとする気持ち、勝つんだと言う気持ち、
逆にそういう気持ちが無ければその時点で何も起こらない。
義母にも頑張って欲しいと思うとともに、お袋が身を持って示してくれた
諦めない姿勢は、僕の人生に凄く影響を与えてくれたと感謝している。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする