フィンランド映画である。負傷して記憶をなくした男がヘルシンキを漂流する姿を描く。無口で表情がない登場人物がたくさん出てくる。この国ってこういう人が多いのかと思ってしまう。個人的趣味ではないが良くできているとは思う。
ヘルシンキに旅立った主人公は、深夜3人の暴漢たちに襲われる。病院に搬送され、一時は脈もなくなるが、生き返る。自分が誰なのかの記憶をなくしていた。包帯したまま街に行き、車上生活者に助けられる。仕事をしようにも、自分の名前が思い出せないので、身分を証明できず仕事に就けない。そんな彼は救世軍に助けられる。その中の無表情な女性に彼は関心を示すようになるが。。。。
美男美女はまったく出てこない。インテリアも街に走る車も妙に古く感じる。日本で言えば昭和40年代にバックデートするみたいだ。職業安定所に行く場面では、パソコンが写っていたから、一時代前の設定ではなさそう。登場人物がやけに表情がない。こういう系は正直苦手である。しかし、脚本は次から次に小さい物語を主人公と救世軍の女性に与える。この小さい物語の一つ一つに味がある。奇妙な恋の物語でもある。
銀行強盗、年寄りのやり手弁護士、救世軍の老歌手、アマチュアロックバンドのメンバーなど不思議な登場人物が次々でてくる。一種ロードムービー的な面白さもある。玄人好みかもしれないが、地味すぎる。
ヘルシンキに旅立った主人公は、深夜3人の暴漢たちに襲われる。病院に搬送され、一時は脈もなくなるが、生き返る。自分が誰なのかの記憶をなくしていた。包帯したまま街に行き、車上生活者に助けられる。仕事をしようにも、自分の名前が思い出せないので、身分を証明できず仕事に就けない。そんな彼は救世軍に助けられる。その中の無表情な女性に彼は関心を示すようになるが。。。。
美男美女はまったく出てこない。インテリアも街に走る車も妙に古く感じる。日本で言えば昭和40年代にバックデートするみたいだ。職業安定所に行く場面では、パソコンが写っていたから、一時代前の設定ではなさそう。登場人物がやけに表情がない。こういう系は正直苦手である。しかし、脚本は次から次に小さい物語を主人公と救世軍の女性に与える。この小さい物語の一つ一つに味がある。奇妙な恋の物語でもある。
銀行強盗、年寄りのやり手弁護士、救世軍の老歌手、アマチュアロックバンドのメンバーなど不思議な登場人物が次々でてくる。一種ロードムービー的な面白さもある。玄人好みかもしれないが、地味すぎる。