映画とライフデザイン

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ドキュメンタリー映画「THE RESCUE 奇跡を起こした者たち」

2022-02-17 04:37:39 | 映画(洋画:2022年以降主演男性)
ドキュメンタリー映画「THE RESCUE 奇跡を起こした者たち」を観てきました。


「THE RESCUE 奇跡を起こした者たち」はドキュメンタリー映画だ。タイで洞窟探検をしていた少年たち13 人が大雨で浸水して洞窟内に取り残された話はニュースで見た記憶がある。その事件をドキュメンタリー映画「フリーソロ」でアカデミー賞を受賞したエリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィとジミー・チン監督夫婦が映画にまとめた。


映画の予告編を観ていて、何気なく洞窟で閉じ込められた少年たちを救出するドキュメンタリーが放映されることを知った。予告編映像では洞窟の奥に少年たちがいることをダイバーが突き止めたところまでは出ていた。でも素潜りで水で満ち溢れた洞窟を抜けるなんてこともできないだろうし、どうやって助けられたんだろう。自分の頭で考えても方法は、水を抜いたんだろうか?穴を開けたのか?としか思い浮かばない。とりあえず観てみることにした。

これはすごい。
自分の謎がこんなにすごい脱出劇だったことにひたすら驚く。まるでスパイ映画の脱出の場面がリアルにとり行われたわけだ。想像以上に危機一髪だった。

作品情報の最初だけ引用する。

2018年6月23日、サッカーチーム「ムーパ(イノシシ)」に所属する少年12 人がサッカーの練習後、コーチ同行のもとタイ北部チェンライ県のタムルアン洞窟探検に入った。しかしその日は豪雨により洞窟が浸水し、出入り口が塞がれてしまった。少年たちは帰宅できなくなり、不審に思った家族から行方不明と報告され、捜索作業が始まった。(作品情報 引用)

ここまでは引用したが、その先に作品情報に書いてあることは違う。
現地に捜索隊が大挙して集合して捜索に難航した後に、ダイバーが呼ばれたとなっているが、映画を見る限りでは洞窟に閉じ込められていることがわかった後、早い時期に英国にいる2人のダイバーはタイに来ている。しかも、洞窟のどの辺りに13人の少年たちがいるかはその時点では想像はできても、まったくわかっていない。



タイの現地にいる海軍の特殊部隊をはじめ捜索隊の人たちは洞窟ダイバーの実力を信用していない。邪魔するなと言いたげだ。まずはダイバーたちは潜って、入り口に近いところにいる逃げ遅れた男たちを見つける。かなり難儀しながら、ボンベを口に加えさせて脱出させる。

洞窟の中をダイビングすることの難しさが捜索隊にわかって、すいすいと潜る中年ダイバーたちはここで実力を認められる。そして先頭を切って潜らせてもらえるようになる。

洞窟の地形はわかっている。しかし、奥まで進んでも少年たちはいない。酸素ボンベには容量がある。あまり先まで行ってしまうと、下手をすると戻る前に酸素不足でお陀仏だ。何度かトライした後で、無臭の洞窟で匂いを感じる。洞窟の中は基本的には無臭だそうだ。そして、13人がそこにいるのを発見し、出口に戻る。ここまで9日から10日間かかった。殉死者も出てしまっていた。


世界中に歓喜にあふれたTV映像が映る。やったー!
日本ではここまで騒いでいなかったのでは?CNNとか全米のメジャーTVとかのニュース報道がすごい。さてどうして救出するのか?

捜索隊もあとは救助隊に任せることとなった。ところが、救出案を練ってもうまくまとまらない。洞窟の中の水を出そうとしても、数センチしか水位は下がらない。仏教国だけに偉い僧侶まで来てお祈りする。シャーマンの世界に近い。
結局はダイバー2人と世界中から集められたダイバーに頼らざるを得ないことになった。一体どうなるのかは観てのお楽しみ。

実際には13 人を見つけた後が大変だった。救出途中で呼吸が止まった少年もいた。どうやるのか想像できなかったが、洞窟ダイバーたちはともかく助けねばということで知恵を絞って救出に向かう。ヒントではないが、1人医師のダイバーがいた。だからと言って容易ではないよね。日本だったら無理なんじゃないという気がした。

このダイバーたちは本当にすごい。子供の頃から内気でいじめっ子にいじめられたなんて話まで出てくる。それがなぜかダイバーに共通している。戻ったら母国英国で大騒ぎ、エリザベス女王から勲章を直接もらっている。日本だったら天皇陛下が直接授与するのかな?そんなこと考えていた。


コメント
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