映画とライフデザイン

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映画「零落」 斎藤工&趣里&竹中直人

2023-03-26 07:09:41 | 映画(日本 2022年以降 主演男性)
映画「零落」を映画館で観てきました。


映画「零落」浅野いにおの原作漫画を竹中直人がメガホンを持ち斎藤工主演で映画化した作品である。原作は未読。斎藤工がスランプに陥った漫画家を演じる。MEGUMIや玉城ティナに加えて趣里の女優陣が脇を固める。漫画というより漫画家を題材にした映画って割とおもしろい作品が多い。「パクマン」や昨年の「ハケンアニメ」も良かった。期待して映画館に向かう。

8年にもわたる連載漫画が終了した深澤薫(斎藤工)には、売れっ子漫画家の編集者の妻(MEGUMI)がいる。偏屈な性格の深澤は新作の構想も浮かばず、次第に編集者からも見放されてくる。スタッフを食わすこともできず、妻との関係も徐々に険悪な方向になる。そんな時、気晴らしで呼んだ風俗嬢ちふゆ(趣里)の不思議な魅力に引き寄せられていく話である。



おもしろく観れた。
運気に見放された偏屈な漫画家斎藤工がうまく演じる。連載漫画が終了した後で、スランプに陥る。漫画雑誌の編集者の妻は人気女流漫画家の面倒を見るのに忙しく、いつもすれ違い。ストレスが溜まる。もともと、性格はひねくれている。おもしろいとか売れているという話に反発する。誰にも相手にされていないという感覚で、風俗に癒しを求める。気持ちはわからないことはない。

そんな時現れた風俗嬢ちふゆが妙に魅力的だ。猫のような目をしたショートカットの出立ちでコケティッシュだ。部屋の中でやさしくしてくれる。ついつい通ってしまう。ハマっていく気持ちに共感する。美人ではない。でも魅力的、いったいこの子は誰なんだろう。


エンディングロールで2番目なので、趣里という女の子だとわかる。知らねえなあと調べると、水谷豊と伊藤蘭の娘とわかりビックリだ。前に写真を見て、何この子?と思った記憶がある。良くは見えなかった。今回は髪型がマッチして実にナイスフィットだ。実家に帰るという設定で、さびれた田舎の風景がでてくる。たぶん房総エリアだなということがわかる。ロケハンに成功している。そこでの話の展開も悪くない。

伊藤蘭といえば、仕事絡みで挨拶をしてくれと頼まれ、数年前リアルに会ったことがある。イヤー!きれいだった。昔からファンでしたと言おうと思ったけど、びびって声が出なかったことがある。この映画の趣里には同じようなオーラがあった。


妻役のMEGUMIやアシスタントの女の子の使い方もうまかった。
MEGUMIのダイナミックなブラジャー姿にドキッとしたが、それまでだ。もうすこし女性陣の露出を高めてくれたらもっと良かったのにね。

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