映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

今の中学生と学力低下

2009-02-21 21:08:51 | Weblog
娘は普通の公立中学に通っている。
中学受験勉強は何もしなかった。もちろん塾へも行かなかった。
それはそれでよかったと今でも思っている。

それにしても周りは中学受験話が多い。
でも自分の周りに第一志望に通ったという話を聞かない。
今年は大変だったというのを異句同音に話している。私立の付属が難しかったようだ。2月1日が日曜日だったため、キリスト教系の学校の受験日がずれて受けやすくなったので、倍率が急に高くなったといっていた。青学あたりなのであろうか?

確かに付属に入ってしまえば大丈夫なのであろうが、一部落第する学生もいるだろう。自分が出た学校は高校大学とも「ホッポリ」といって落第が多かった。高校で落第して、入学のときからみんなに「さん」づけで呼ばれている人が割りと多くいた。貫禄があってかっこよくも見えたが、今思うと親不孝なのかな?という気もする。

会社にアルバイトできている主婦が数人いて、誰も皆熱心だ。塾に行く学費のためにアルバイトをしていると言っている。たいへんだなあ。「うちはお金がないから塾は行かないんだよ。」と自分はとぼける。
こっちは親が教える。僕自身はそれが一番自然だと思う。東北大の川島先生の本じゃないが、頭の体操にもなる。世の母親連中には自力で教えられないくせにえらそうなこと言うなと言いたい。

学生時代は塾の講師もしたことがあった。できの悪い生徒はたくさんいた。理解してもらおうと一生懸命だった。個別指導もやった。中学で終わりの生徒が、高校に入って落第して、もう一度見てあげたことがあった。やろうと思えばまだできる気もする。学窓を離れて久しいが、数学というのは大学の抽象的な世界のものでなければ何とかなる。英語も学生時代から比較すると日本語力がついているので何とかなるだろう。あとは気合だ。でも理科がやばい。特に生物系。。。

最近の学生の学力低下が言われるが、私はそうは思わない。
一時期に比べて学校が荒れなくなった。中学受験するお母様方の話を聞くと、近くの中学が荒れているからという人がいるが、最近いわゆる「ツッパリ系」の生徒の姿は学校でまったく見ない。そのせいかどうかわからないが、学校ではみんなまじめに勉強しているようだ。普通にまじめにやっていれば学力はつくと思う。
「今の学生は。。。」というのは昔から言われていたようだ。哲学者三木清も戦前に同じようなこといっている。
駿台予備校に伊藤和夫という英語の名物教師がいた。彼の言葉で忘れられない言葉がある。「今年の学生はダメだということが毎年のようにささやかれていることがあるけれど、自分はそうでないといつも思う。ダメだという人たちは以前の生徒が一年たって成長した姿を見て言っているけど、実際には変わらないんだ」と。。。丸めがねでおなかを突き出しながら独特の口調で話す姿が眼に浮かぶ。
学力低下がささやかれているけれど、そういうほどにはなっていないのでは?
なぜなら最近の中学校の生徒はびっくりするくらいまじめであるから。。。
(大学生の数学力の低下うんぬんの話は別として)
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