映画「麒麟の翼」は今年公開された東野圭吾原作のミステリーの映画化だ。
原作は読んでいない。
阿部寛の安定感ある演技がよく、傑作というわけではないが飽きずに見ていられる。
東京・日本橋で男性が殺害される事件が発生。
被害者はカネセキ金属の製造本部長である青柳武明(中井貴一)だった。腹部を刺されたまま歩き続けた後に、日本橋の翼のある麒麟像の下で力尽きていた。
同時に一人の青年を映す。八島冬樹(三浦貴大)は恋人に動揺しながら日本橋付近から電話していた。そんなときに警察から職務質問される。うろたえて現場から逃亡しようとしたところを車に轢かれて意識不明の重体となった。
報せを聞いた八島の恋人、中原香織(新垣結衣)は、彼が殺人事件の容疑者となっていることを知る。そして、無実を訴える。
この難事件の捜査にあたるのは、日本橋署の刑事、加賀恭一郎(阿部寛)だ。
警視庁捜査一課の若手(溝端淳平)の調べで八島は以前殺された青柳の会社で派遣社員として勤めていたことがわかる。しかも、仕事中にけがをしたが労災として処理していないようだ。それ自体が青柳の責任ということになり、殺された青柳に一気に責任が追いかぶさり、事件は労災絡みの殺人ということになりそうだった。しかし、念入りな聞き込みをする加賀刑事は別の線を読んでいたが。。。
当初の30分強で犯人が絞られていく様相となるが、そんな単純にはいかない。伏線を張りながらも被害者、容疑者それぞれの家族関係から話を広げて結論に持っていく。話自体は面白い。
洋画で観客に与える事実を最小限にして途中から誰かの独白で話をあらわにするパターンがある。その場合には途中まで何が何だかよくわからない時もある。ここでは少しづつ事実をあらわにして、丁寧に話を持っていくのでわかりやすい。
阿部寛はいつもながらうまい。昔ただのモデルだったとは誰にも思わせないうまさがある。
阿部の出ている映画にはずれはない。
中井貴一もいい。主役をつとめることもあるが、どちらかというと脇役が多くなった。正統派二枚目だけに逆にその方がいいのかもしれない。だだ単に殺されるだけでない役をうまくこなしたと思う。
原作は読んでいない。
阿部寛の安定感ある演技がよく、傑作というわけではないが飽きずに見ていられる。
東京・日本橋で男性が殺害される事件が発生。
被害者はカネセキ金属の製造本部長である青柳武明(中井貴一)だった。腹部を刺されたまま歩き続けた後に、日本橋の翼のある麒麟像の下で力尽きていた。
同時に一人の青年を映す。八島冬樹(三浦貴大)は恋人に動揺しながら日本橋付近から電話していた。そんなときに警察から職務質問される。うろたえて現場から逃亡しようとしたところを車に轢かれて意識不明の重体となった。
報せを聞いた八島の恋人、中原香織(新垣結衣)は、彼が殺人事件の容疑者となっていることを知る。そして、無実を訴える。
この難事件の捜査にあたるのは、日本橋署の刑事、加賀恭一郎(阿部寛)だ。
警視庁捜査一課の若手(溝端淳平)の調べで八島は以前殺された青柳の会社で派遣社員として勤めていたことがわかる。しかも、仕事中にけがをしたが労災として処理していないようだ。それ自体が青柳の責任ということになり、殺された青柳に一気に責任が追いかぶさり、事件は労災絡みの殺人ということになりそうだった。しかし、念入りな聞き込みをする加賀刑事は別の線を読んでいたが。。。
当初の30分強で犯人が絞られていく様相となるが、そんな単純にはいかない。伏線を張りながらも被害者、容疑者それぞれの家族関係から話を広げて結論に持っていく。話自体は面白い。
洋画で観客に与える事実を最小限にして途中から誰かの独白で話をあらわにするパターンがある。その場合には途中まで何が何だかよくわからない時もある。ここでは少しづつ事実をあらわにして、丁寧に話を持っていくのでわかりやすい。
阿部寛はいつもながらうまい。昔ただのモデルだったとは誰にも思わせないうまさがある。
阿部の出ている映画にはずれはない。
中井貴一もいい。主役をつとめることもあるが、どちらかというと脇役が多くなった。正統派二枚目だけに逆にその方がいいのかもしれない。だだ単に殺されるだけでない役をうまくこなしたと思う。