私の趣味は雑木林を眺めることです。従ってこのブログは「山林・杜の人のブログ」と称し、雑木林や山林の写真を数多く掲載しています。その延長で植物園が大好きです。
八丈島で感動したことは大きな島全体が熱帯性の植物で覆われていて、さながら天然の植物園のように見えることでした。この感動をどのように伝えるべきかとしばらく考え写真をすなおに掲載することにしました。
上の3枚の写真は人間の手の入っていない文字通り自然の植物の様子です。
下の3枚は大賀卿町の中心にある公園です。
公園の真中にドライブウエイがあって車で楽しみながら通り抜けられるようになっています。ところどころの林の中に駐車場があり、散歩することも出来ます。素晴らしい所ですが、近所の人が2、3人だけ散歩している、淋しいくらい静かな公園です。子供連れの女の人へ挨拶をして少し立ち話しました。「東京から、公園のそばの実家に里帰りしています」と、楽しそうでした。
人間の手の入った公園と漁港の回りの自然の山々の植物は佇まいが異なります。公園の林は整然としています。自然林は一見荒れたような印象を受けますがよく見ると種々の草木が仲良く繁っています。どちらも美しいと思います
下の写真は東の三原山の観光道路から中央の平野にある昔の大賀郷村と三根村を見降ろした風景です。平野の南端に空港があり羽田から飛行機でも行けます。平野の向こうに見える山が八丈富士で中腹は開けた芝生の牧場になっています。
写真には写っていませんが、左の方にカメラを向けると碧い海の上にポッカリ浮かんだような八丈小富士のある孤島がまじかに見えます。昔は人が住んで居ましたが現在は無人島です。八丈小富士は円錐形の火山で、美しい円錐形です。八丈島のあちこちから見えるので、観光客を楽しませる重要な役目をしています。
八丈島には五つの村がありました。東の三原山の東の麓に末吉村、中之郷村、樫立村、そして島の中央の平野に大賀郷村と三根村です。現在は合併して八丈町となり、総人口は8500人くらいです。1万人以上の時代もありましたが年々高齢化が進み人口が減って行きます。
島全体には幅の広い立派な舗装道路があります。特に末吉地区から三根地区を結ぶ登龍峠を越える自動車道路は観光用の道路です。複雑な地形の中を通っているのでカーブが多く、ゆっくり走らなければなりません。溶岩の上には植物が繁茂していて人間の住めるような所でありません。それだけに自然のままの森が広がっています。
上の3枚の写真はそのような様子を示しています。大きな写真は登龍道路から眺めた西側の八丈富士とその麓にある三根地区の風景です。
これら自然の森の様子と公園内の樹木との違いを楽しんで頂きたいと思い、下に3枚の写真を示します。写真は2009年1月28日から30日にかけて撮りました。
今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。後藤和弘(藤山杜人)