後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

ビジネスマンが牧師になって教会を建てました

2012年01月14日 | インポート

Photo (写真は丸山和則牧師)

2009年の12月19日に、 勢いの良いビジネスマンが牧師になってしまったーこの不思議さ! という記事を掲載しました。この記事の抜粋を以下に示します。

=====2009年12月19日の記事の抜粋========

昨日お会いしました日本キリスト教団の小金井教会の牧師さんの丸山和則さんは、以前、大会社のエリートでアメリカへMBAを取るため派遣され、イリノイ州のある大学へ留学したのです。優秀な彼は短期間でめでたくMBAを取得し日本の会社に戻ります。

イリノイへは奥さんと3人の子供さんを同行します。子供さんの幼稚園の縁で奥さんが教会へ通い出していました。奥さんはその教会で洗礼をうけます。

色々な経緯はありましたが、丸山さんは再び同じ大学へ留学し1997年に洗礼を受けました。奥さんが1993年に洗礼をうけた同じ教会でした。そして帰国後に行っていた西荻窪教会の牧師さんに、「伝道者になってみませんか?」と言われるのです。

大会社で出世コースのエスカレーターに乗っている丸山さんがその栄達の道を捨てたのはイエス様の声が聞こえたからと思います。色々迷っていた時期に、牧師になっていた昔からの友人がガンになり天に帰ってしまうのです。偶然、帰国していた丸山さんは昔の友人のお葬式へ行きます。友人が病床のなかで、「伝道の為に生かしてほしい」と神に祈っていたという話を遺族から聞きます。その葬儀の間に友人のためにも洗礼を受ける決心をしたのです。そして自然に、死んだ友人の後を追うように牧師になったのです。

牧師になるためには日本キリスト教団の決めた神学校で勉強し、教団から牧師の資格を頂かなければなりません。たとえ牧師になっても月給は五分の一になってしまいます。子供2人の教育費が心配です。しかしその時、奥さんの言葉で決心したそうです。「何とかなるわよ、”主の山に備えあり”よ」と」という言葉です。そして奥さんはパートで働くのです。

丸山さんの話は理路整然で明快。説得力があります。大会社でも取締役になれるような明晰な頭脳の持ち主です。そのまま会社に残っても良い人生です。しかし牧師になっている人生も良い人生です。どちらでも良いのです。話を聞いていると生き方の転換には無理が感じられません。自然に流れている感じです。丸山さんも奥さんも育ちの良い素直な人のようです。

中年まで会社で働いていて、牧師へ転職されようとお考えになるのも良いことかも知れません。日本キリスト教団は日本一大きなプロテスタントの教会組織です。全国に1700もの教会を有していますが、その500ケ所の教会には常勤の牧師さんが居ないそうです。しかし無理な転職はいけません。まずイエスさまの声を聞いてからにしましょう。この稿では省略しましたが丸山さんの心境の変化の詳細は、日本キリスト教団発行の「信者の友」の2008年12月号pp54-55に掲載してあります。最後に ご多忙のなかインタビューをお受け下さいました、日本キリスト教団小金井教会の丸山和則牧師様へ深甚の感謝の意を表します。====抜粋の終り=========

この後、私は2,3度、丸山牧師にお会いしました。別に長話しをしませんでしたが、新しく鉄筋コンクリートの教会堂を建てる計画を知りました。

プロテスタントの宗派は教会の牧師さんの給料は勿論、全ての運営費、そして教会堂の建設費までその教会の信者の寄付だけで賄うのが原理原則です。

何億円もかかる鉄筋の教会堂を建てるなど不可能と私は思っていました。

昨年暮れのクリスマスの折に丸山牧師様からクリスマスカードを頂きました。

そこで今日、久しぶりに丸山牧師様の教会を見に行きました。

驚きました。教会堂が半分出来あがっていたのです。感動しました。

丸山牧師様の信仰の強さがこの建物を作り上げているのです。イエス様のお力を信じると何億円もかかる教会がいともたやすく出来あがるのです。

私はカトリックなので宗派は違いますが、丸山牧師の信仰の強さで勇気を頂きました。丸山牧師様の建設事業が完成するようにとお祈りしながら写真を撮って来ました。

下のように右手に幼稚園があり、その左に接して大きな教会堂が建設中でした。

数少ない信者からの寄付だけで作り上げた教会です。理想的な宗教のありかたの一例と思いましたので皆様へもご紹介する次第です。お読み頂き有難う御座いました。(終り)

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(5)星空のかなたに住みたまう全知全能の神・・・全ての宗教には優劣が無い

2012年01月14日 | 日記・エッセイ・コラム

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世界中には実に様々な宗教があります。そして宗教に熱心な人々や無関心の人々がいろいろな国々に住んでいます。その上、いろいろな国家の社会がまたいろいろです。共産党独裁の社会体制も自由民主主義の社会も古来のイスラム・アラブ社会がそのまま残っている国々もあります。

私は若い頃から民族文化には絶対に優劣は無いと信じています。

従って、どんな宗教にも優劣がありません。

しかし国家の軍事力の大小は明白にあります。国家の経済力にも大小があります。GDPの世界の順位はアメリカ、中国、日本、、、という具合に明快な序列が存在しています。

しかし国家の文化には優劣はありません。アメリカ人は自由民主主義社会が一番優れていると確信し、そのような社会制度を他国へ押しつけようとしています。

どのような社会が良いかはその国の国民によって決めるべきです。民族自決の原理も尊重したほうが良いと私は思っています。

それと同じように宗教は個人の問題として個人の選択に任せるべきです。経済力や軍事力を利用して特定の宗教を他国の人々へ強要してはいけません。

幸い現在の日本には宗教の自由があります。有難いことです。

どんな宗教にも優劣はありませんが、私はいろいろな行きがかりがあってカトリックというキリスト教の一派の信者になりました。本物の信者ではありませんが、生涯の最後の日までカトリックでいたいと思っています。それは私の節操の問題で、カトリックが一番優れた宗教だと思ったためではありません。自分がいかにいい加減で、節操のない男か自分でよく知っているのです。せめて一つぐらいは節操を守ってみようと思います。

お世話になった塚本金明神父様、ムニ神父様、山本量太郎神父様のことを何時も思い出しています。そしてその向こう側にイエス様が見えます。そしてその向こうの星空のかなたに住みたまう全知全能の神が見えるのです。

私は愚かなので道案内が必要なのです。道案内の組織としてローマ法王傘下のカトリックの教会組織も心強い助けになります。

信者とは常に神を信じているわけではありません。疑って、信じて、また迷っているのです。

そのような真実の心のあり方を書いて、この「星空のかなたに住みたまう全知全能の神」と題する連載記事の終りとさせて頂きます。

いろいろと矛盾したことを書いて各方面の方々にご迷惑をおかけしました。最後に心からのお詫びを申し上げます。お許し下さい。有難う御座いました。(終り)


新種のサクラソウの花を作っている園芸店をご紹介します

2012年01月14日 | 日記・エッセイ・コラム

真冬にみずみずしい花が欲しくなることがあります。車であちこちを回り、大きなガラス張りの温室がある花屋さんを見つけて飛び込みます。

東久留米市の滝山にある石塚園芸はそのような花屋さんです。何度も行って花を買っています。

何時行ってもお店には人が居ません。この花屋さんは花の栽培に熱心ですが、売って儲けることにはあまり関心がありません。店に入ると暖房がしてあり、熱いお茶の出る機械が置いてあり、ご自由にお茶をお飲み下さいと書いてあります。

お茶でも飲んでいると、そのうち店の主人が現れるという寸法です。

温かい温室の中のシクラメンやシンビジュームや胡蝶ランや西洋サクラソウの花々を見て回り、店に帰ってくると60歳前後のご主人が居て、家内の買ったエリカの鉢を包んでいます。仕事が終わってから話しかけました。

「あまり見たことのない色合いの西洋サクラソウが沢山栽培されていますね」と私が言います。すると主人がかすかに微笑んで訥々と話し出しました。

新種のサクラソウを32種作ったそうです。35年間サクラソウの栽培をしています。新しい種類のサクラソウが出来ると農林水産省へ新種の登録をするそうです。そこの専門官が新種と認めたサクラソウが32種あり、それぞれ名前がついています。それがここにある種の袋です。サクラソウは種を買って、自分で育てると楽しいです。なかでも水色の花は珍しく、オランダで4月5日から開かれる「花博」に招待出展されます。その水色のサクラソウは世界初で「湖畔の夢」といいます。(写真は一番下に示します。出典は、http://www.faj.co.jp/blog/?p=40です。)

それだけ言うとまた何処かへ消えてしまいました。サクラソウの種の袋を売りつけようとしません。写真を撮っても良いですかと聞くとご自由にと言っていなくなりました。

とにかく愛想が無い店ですが、楽しい花園です。

似たような温室でシクラメンの新種を作っている花屋さんを先月にご紹介しました。合わせてご覧になると花の栽培に情熱を傾けている男の共通な雰囲気がお分かりになります。あなたへ シクラメンの花を沢山お送りいたします・・・写真だけですが をクリックすると出てきます。

下に昨日撮ったサクラソウの写真をお送りいたします。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。後藤和弘(藤山杜人)

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この石塚園芸はサクラソウだけでなくシクラメンやシンビュームやいろいろな蘭も栽培している楽しい花屋さんです。下にシクラメンの写真を示します。

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