後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

今日の晴海埠頭公園の写真をお楽しみ下さい

2012年01月27日 | 写真

今朝、ブログに船の写真を沢山掲載しました。何故か急に海が見たくなり晴海埠頭公園へ行きました。家から26Kmくらいで近いのですが、新宿や日比谷、銀座を通り抜けて勝鬨橋を渡るので1時間30分以上かかりました。首都高速を使わなかったせいもあります。帰りはレインボーブリッジの無料の一般道を渡って芝浦から新橋、溜池、四谷、新宿と抜けたので渋滞には会いませんでした。

それはそれとして晴海埠頭客船ターミナルビルには有料駐車場があります。そこへ車を置いて家内と散歩して来ました。広い海やレインボーブリッジを眺めて気分が晴れました。

皆様も晴れ晴れしたご気分になって頂けば嬉しく思います。

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沈まない船は無い・・色即是空、ですから人間も・・それでも心に太陽を持て!

2012年01月27日 | 日記・エッセイ・コラム

この記事の題目を見れば今日の話の筋はお分かりになって頂けると思います。

下手な文章をお読み頂く前に、まず船の写真をお楽しみ下さい。

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昨年10月に卒業しましたが、26年の間ヨットの趣味をしていました。上のヨットは最後に乗っていた私のヨットです。

船は自分一人で管理して来ました。管理していて一番怖いことは、船を係留している間に水漏れで沈んでいないかという心配です。船底に6本のパイプが貫通していて船内と水の出し入れが出来るようになっています。そのパイプの付け根から水漏れの可能性があるのです。

幸い沈むほどの水漏れはありませんでしたが、スクリューの軸の隙間からエンジンルームへ時々水漏れがあって肝を潰すことがありました。

水がキャビンの半分くらい多量に漏れば、船が沈む。これが船の宿命です。

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上の写真は隅田川を上り下りしている観光船です。船が好きで何度も乗りました。

この観光船の弱点は舷側が低くて、チョットでも衝突事故を起こすと壊れた舷側から多量の水が入って来る可能性がある事です。衝突の衝撃があれば、すぐに飛び出す心の準備をしながら隅田川の上り下りを楽しみました。

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上の船は八丈島通いの「さるびあ丸」です。5000トンもある貨客船です。乗ったときは船室にある救命胴衣を見つけて着てみました。更に緊急脱出ルートを確認しました。救命ボートや救命筏のある場所を覚えてから客室で寛ぎます。

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これは豪華客船の日本丸です。横濱の大桟橋で乗り込むところです。昨年、一昼夜かかて岩国港まで乗った船です。

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横濱港を出る頃、夕日が射していました。すっかり暗くなってから救命胴衣を着て、自分の乗るべき救命ボートのある所まで迅速に集合する訓練がありました。間違った救命ボートの所に行ったら厳しく叱られたことが印象深かったです。

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先日、座礁して横倒しになった11万トンの豪華客船のコスタ・コンコルディア号です。手間に写っている救命ボートの活躍で4200人の乗員・乗客が助け出されました。犠牲者は30人位と言われています。

この事故で幸運だったことは浅瀬で座礁したので船が完全に沈没しなかったことです。救命ボートに乗り遅れた人も横転した後でも助けることが出来たことです。深い海で横転すれば、即座に浸水し、海底へ沈んでしまいます。座礁したのはまったくお粗末な船長の失敗でしたが、浅瀬で横転したことは文字通り不幸中の幸いでした。

船はどんなに頑丈に作っても事故を起こせば大海原の一片のゴミになって深い海底に沈んでしまいます。大航海時代から無数の帆船や汽船や軍艦が海底に沈んでいるのです。

人間の創ったもので壊れないものは無いのです。

爆弾を落としても大丈夫だと言われて来た原子炉の圧力容器と格納容器が電源喪失でいとも簡単に爆発してしまったのです。それも4基もの原発装置が一挙に爆発してしまったのです。

更に大津波は東日本の海岸沿いに築かれた街々を流し去ったのです。あの白く輝く美しい街々を流し去ったのです。2万人余の人々と共に流し去ったのです。

昨年の一年間、多くの日本人が「色即是空」という言葉を何度も噛み沁みていました。

形のあるものは何時かは壊れるのです。壊れて空となるのです。無常です。

人間そのものも形あるものの例外ではありません。みんなが順番に消えて行くのです。

昨年の一年間はそんな思いで日本中が沈んでいました。

年明けから野田総理がさかんに「今年は日本の出直しの年。財政健全化の第一歩の年だ」だと繰り返し言っています。何ごとも決めない政治から脱却して、決める政治にするとも言っています。今年は少し明るい年になりそうです。

この世がどんなに儚くても、無常でも、心に太陽をもって明るく生きることが大切です。明るい、温かい希望の灯をいつも心の中に燃やしていましょう。それこそがどんな境遇でも幸せになるための鉄則なのですから。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)